【猫初心者必見】猫との遊び方教えます!猫が喜ぶコツや「道具なし」の方法も
猫は、鋭い反射神経と高い運動能力を持つ生き物です。
初めて猫を飼うときには「どんな遊び方をすれば猫が喜んでくれるのだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
今回は、猫との遊び方やおすすめのおもちゃをご紹介します。
初心者の猫飼いさんはもちろん、ベテランさんもぜひご参考にしてくださいね。
猫と上手に遊ぶコツ
動きを取り入れる
猫は狩猟本能が残っているため、動き・音・振動に敏感です。遊びにも動きを取り入れてあげると、より好奇心を刺激できるでしょう。
一定の動きだけではなく、ランダムな動きも取り入れるとさらに反応がよくなります。
空間の安全性を確保する
猫は身体能力が高いため、飼い主さんが予想しない動きをすることもあります。
遊ぶときは十分な広さを確保して、猫が怪我をしない空間をつくりましょう。
特に段差や家具の角、ドアなどは怪我をしやすいため要注意です。
遊びのスタートは人間が主体
猫に遊びに誘われると、忙しいときでも応えたくなるかもしれません。
しかし、遊びをスタートするタイミングは飼い主さんが主体となって決めましょう。
猫の誘いにのみ従っていると、「遊びたいときにいつでも遊べる」と思われてしまい、お互いにストレスを溜めることになります。
遊びの最中は猫のペースを尊重する
遊びの開始と終了のタイミングは飼い主さんがコントロールするべきですが、遊んでいる最中は猫のペースを尊重しましょう。
猫の遊びは狩りの延長にあるため、終始アクティブに遊ぶ犬と違って「駆け引き」をします。
おもちゃに手を出さなくなったからとすぐに止めず、しばらく動かし続けましょう。数十秒後、数分後にまた反応する場合もあります。
ごはんの前に遊ぶ
猫は本来、自分で獲物を狩る生き物です。
そのため、空腹時には狩猟本能が強まる傾向にあります。ごはんの前に遊び時間を設けることで、よりアクティブに反応するでしょう。
また、食前のほうが運動後に吐いてしまう可能性も低いです。
用意しておくと喜ばれる!猫が好みやすいおもちゃ
シンプルな猫じゃらし
シンプルな猫じゃらしは、猫飼いさんなら一つは用意しておきたいおもちゃです。一緒に遊べて一人遊びもしてくれる万能おもちゃといえるでしょう。
100円ショップでも購入できる安いもので構いませんが、誤飲防止のためある程度の強度があるものを選びましょう。
紐が付いたタイプの猫じゃらし
先端に長い紐が付いたタイプの猫じゃらしは、シンプルな猫じゃらしよりもランダムに動き好奇心を刺激します。
飼い主さんの動きが少なくても猫の運動量を確保しやすいのも魅力です。
絡まり事故防止のため、一人遊びはさせないようにしましょう。
ボールのように転がるおもちゃ
コロコロと転がる球状のおもちゃを好む猫は多く、お留守番用のおもちゃにもおすすめです。
中に鈴が入っているタイプもあり、動きと音の両方で好奇心を満たしてくれます。
プラスチックや毛玉タイプなど、素材もさまざまです。
電池で動くおもちゃ
維持費はかかりますが、電池で動くおもちゃは人気があります。音や動き、ランダム性が揃っているため、熱中して遊んでくれるでしょう。
飼い主さんが家事やリモートワークで忙しいときでも、電池式おもちゃがあれば一匹で楽しんでくれます。
お留守番用の知育おもちゃ
忙しいときはもちろん、お留守番時にも大活躍するのが知育おもちゃです。
本体に簡単な仕掛けがあるものが多く、おもちゃの中にフードやおやつを入れて使用します。
猫にとって絶妙な難易度があるため、好奇心や狩猟本能が満たせるだけではなく認知症予防にも期待できるでしょう。
レーザーのおもちゃ
ペット用のレーザーおもちゃは、主に暗い部屋で壁に照射して使用します。
レーザーポインターが壁に投影する光は、猫にとって恰好の狩猟対象になります。
壁に多少の爪痕がついても構わない方や、爪痕対策をしている方には特におすすめです。
多くの商品にはレーザー光線より安全なLEDライトが使用されていますが、猫の目の安全のために一番弱い光で使用することが推奨されています。
爪がとげるタイプのおもちゃ
猫にとって、爪とぎはライフスタイルの一環です。
毛糸や麻など爪に引っかかる素材でできているおもちゃは好まれやすく、遊びながら爪ケアもできます。
特に抱きかかえられるぬいぐるみタイプのおもちゃは、前後の足で爪ケアができるためおすすめです。
【おまけ】マタタビの粉
おもちゃを新しく用意する際は、マタタビの粉もぜひ一緒に購入してください。
初めて見るおもちゃを警戒する猫もいますが、マタタビの香りがすると近づいてくるかもしれません。
また、遊び飽きてしまったおもちゃへ振りかけると興味が復活する場合もあります。
【道具あり編】猫との遊び方
おもちゃを使ってランダムな動きを演出する
猫との遊び方の基本は、「動く→止める→動く」の繰り返しです。
猫の狩猟本能を刺激するためにも、「まるでリアルな動物のような動き」を意識してください。
たとえば、猫じゃらしで遊ぶときも、同じリズムで動かすのではなく素早く動かしたらピタッと止め、毛虫のようにズルズルとゆっくり動き、猫が近づいてきたら少し速度を速め、ピョンピョンと細かくジャンプさせ……のように不規則性を持たせると、積極的に追いかけてきてくれます。
また、遊ぶときは「たまに猫につかまえさせてあげる」のがコツです。ずっと追いかけさせるのではなく適度に花を持たせて挑戦意欲を刺激すると、おもちゃへの食いつきが高まることが期待できます。
爪とぎ器に誘導すると躾にもなる
猫のお気に入りのおもちゃを使って、爪とぎ器に誘導してみましょう。
特に家に来たばかりの猫にとっては、爪とぎ器は「未知のもの」です。一度でも触ってみないことには、とぎ心地もわかりません。
少し触るだけでも爪が引っかかるため、自然ととぐようになる猫が多いでしょう。
爪とぎの躾への第一歩として、ぜひ試してくださいね。
据え置きキャットタワーでも遊べる
部屋の空間に余裕があれば、ぜひキャットタワーを用意しましょう。
サイズやカラー、仕掛けなど、商品によって個性はさまざまです。
段差だけではなく、爪とぎ器・ボール遊び・ハンモック・ベッド・坂道など、猫の好奇心を満足させる要素がたっぷり詰まっています。
人形遊びで噛み癖対策になる
ゲームセンターで取れるような小さな人形を使い、不規則に動かして猫の興味を引きましょう。
抱きかかえながら噛んだり両手足で蹴ったりすると、ストレスの発散にもなります。
人を噛むことがある猫に「噛み応えがあるおもちゃ」を用意することで、噛み癖対策にもなるでしょう。
また、人形を使用する際は、誤飲防止のためタグや紐、ボタンなどは事前に取りのぞくことをおすすめします。
【道具なし編】猫との遊び方
洋服の袖でじゃらす
もし猫じゃらしがなければ、洋服の袖をプラプラと揺らすだけでも猫にとっては楽しいおもちゃになります。
飼い主さんの手が傷つかないように、袖をギュッと伸ばした状態で遊んであげましょう。
猫の爪が引っかかっても構わない「外行きではない服」を使ってくださいね。
近づいてくる猫と追いかけっこ
引用元:BBコロン
猫の追いかけっこは、「獲物を追いかけて狩る」本能と相性がよい遊びです。
猫が飼い主さんから走って離れた後に、ジーッとこちらの様子を伺っていたら、ジリジリと近づいてみてください。
猫が追いかけてきたら、今度は飼い主さんが逃げると楽しい時間になります。
狭い場所では、足音が大きく響いたり家具やドアにぶつかって大きな音が出たりするため、猫を驚かせてしまう可能性があります。広さを確保した上で安全に楽しんでくださいね。
おうちの中でかくれんぼ
引用元:もちまる日記
家の中で猫が隠れていたら、ぜひ「探すふり」をしてあげましょう。
名前を呼びながら「よくいる場所」を探し、猫の居場所がわかっても見て見ぬふりをしてあげてください。
すると猫は喜んで隠れ続けたり、わざと目の前を走りぬけてからかってきたりと、表情豊かなリアクションをしてくれます。
動画も撮りたい!だるまさんがころんだ
引用元:モアクリ
飼い主さんが柱や家具に隠れて「だるまさんがころんだ」で遊んでみましょう。
猫の性格や機嫌にもよりますが、まるで人間の子供のようにしっかり止まってくれる子も少なくありません。
「だるまさんがころんだ」の台詞は必ずしも必要ではなく、無言のまま「隠れる→顔を出す」を繰りかえすだけで遊べます。
スマートフォンで撮影をすると、SNSで自慢をしたくなるような動画が残せますよ!
猫が遊びたいときのサイン
自分からおもちゃを持ってくる
猫が遊びたいときは、自分からおもちゃを咥えて持ってくることがあります。飼い主さんの目の前におもちゃをポトリと落として、ジーッと見つめてくる場合もあるでしょう。
まるで犬のような健気さにキュンとしてしまいますよね。
お腹が空いていないのにニャーニャーと鳴く
猫が催促をするようにニャーニャーと鳴いたら、遊びに誘っている可能性があります。
特に食後やおやつの後など、空腹ではないのに甘えてきたら遊びのサインです。おもちゃを手に取って反応を見てみましょう。
尻尾を立ててすり寄ってくる
猫が尻尾をピンと立てて近づいてきたときは、嬉しい気持ちや幸せな気持ちになっている合図です。
飼い主さんへ甘えたい感情が高まっているため、遊びを交えたスキンシップを取ってあげてくださいね。
前脚だけちょこんと乗せてくる
飼い主さんが座っているときや寝ているときに、猫が前脚だけちょこんと乗せてきた場合は、遊び(特に追いかけっこやかくれんぼ)に誘っている合図かもしません。
触ろうとしたときに猫がサッと逃げ、少し遠目の場所からこちらの様子をうかがっている場合は、ぜひ誘いに応えてあげましょう。
まとめ
今回は、猫との遊び方やおもちゃをご紹介しました。
猫の性格は、人間と同じようにさまざまです。
一つのおもちゃに限定せず、まずはさまざまなタイプのおもちゃを与えて反応を見ることをおすすめします。
好みや運動能力に合わせて、猫にとってストレスのない遊び方を見つけてあげましょう。