犬用知育玩具を家にあるもので手作り~簡単楽しい知育玩具の作り方~
私は犬を飼うまでは、犬用の玩具は2、3個あればいいだろう…と思っていました。
2、3個の玩具を犬はズーッと使い続けると思っていたからです。
しかし新米飼い主の私は、最近気づいたことがあります。
それは、「犬も飽きる」ということ。
玩具に飽きずに毎日楽しく遊んでもらうには、新しい玩具を多種類集める必要があることに気づいたのです。
また、新しい玩具を買い与えても、犬の顎の力はとても強く、私の愛犬である柴犬は次々に玩具を壊していきました。
高価な玩具を与えても、1日で壊されたこともあります。
壊される度に、新しい玩具を買い与えることは経済的に大変です。
特に、犬の頭の体操にもなる「知育玩具」は、高価な物が多く次々に買い与えることはできません。
そこで私は「家にある物で犬用の知育玩具を作れないか」と思うようになりました。
今回は「手作り知育玩具」の中でも、新米飼い主の私でも簡単に作れて、愛犬に上手く遊んでもらえたものをいくつか紹介していきたいと思います。
古びたフェイスタオルで作る知育玩具
どのご家庭でもある、古びたフェイスタオルを再利用して、犬用の知育玩具を作ることができます。
フェイスタオルを結ぶだけ
フェイスタオルを広げて、その中心におやつを仕込みます。
おやつが出ないように包み込み、あとはタオルを結ぶだけです。
一番手っ取り早くて、簡単で、経済的にも助かります。
愛犬もタオルの中に入っているおやつを獲得しようと、鼻でつついたり、噛み付いたり、振り回したり…とっても楽しそうに遊んでくれます。
固く結び過ぎると愛犬はおやつにたどり着くまでに諦めてしまう可能性がありますので、結び目は緩くすることがコツです!
緩く結んだ状態で、愛犬がおやつを獲得することに慣れれば、徐々に固く結んでも大丈夫かもしれません。
フェイスタオルを三つ編みにする
フェイスタオルで結ぶだけの知育玩具で、すぐにおやつを獲得できるようになったら、少し難易度をあげてみましょう。
フェイスタオルを三つ又に切って、三つ編みにします。
すると三つ編みの隙間に、おやつを仕込むことができます。
多くのおやつを仕込むことができるので、長時間遊んでくれました。
ペットボトルを使った知育玩具
ペットボトルを好きな犬は、大変多いようです。
ペコペコとなる音が楽しいみたいで、ペットボトルだけを渡しても楽しく遊んでくれますが、知育玩具にもなります。
ペットボトルをそのまま利用
まずはペットボトルの蓋やセーフティーリング(蓋下のリング)などを、誤飲防止のため外します。
そしてペットボトルの中に、おやつを仕込ませます。造り的には「コング」と似たような感じですね。
そのペットボトルを愛犬に渡すと、愛犬はペットボトルを転がしたり、口で加えて噛んでみたり、前足で攻撃してみたり…体全体を使って遊び出してくれました。
おやつを獲得できた頃には、ハァハァと息をあげていい運動にもなっているようです。
ペットボトルの知育玩具はコロコロと転がるので、愛犬の運動量も地味に稼いでくれる優れものなのです!
ペットボトルに穴を開ける
シンプルなペットボトル遊びに慣れてきたら、次はペットボトルにひと工夫してみましょう。
ペットボトルに、おやつが通るほどの穴を開けます。
穴を開けたペットボトルに、おやつを入れて蓋をすれば出来上がり!
コロコロと転がすと穴からおやつ出てきて、愛犬は夢中になってくれました。
注意点は開けた穴の切口の部分には、鼻や口元などを切らないように保護をすることです。
テープなどを貼ると、安全に使用できます。
蓋も誤飲の可能性があるので、飼い主さんが目の届く範囲で遊ばせてあげると安心です。
ぬいぐるみを活用した知育玩具
家に大量のぬいぐるみがあるというお宅は多いのではないでしょうか。
そんな大量のぬいぐるみを利用して、愛犬が楽しめる知育玩具にしてしまいましょう。
チャック付きのぬいぐるみ
チャック付きのぬいぐるみは、愛犬の知育玩具にピッタリです!
使用方法はチャック以外の装飾物を取り除いてから、ぬいぐるみの中におやつを仕込みます。
まずは、チャックをせずに愛犬に渡します。最初はそれだけでも苦戦するかもしれません。
しかし次第に、おやつを獲得する速度があがるでしょう。
そうなればチャックを半分占めてみてください。少しだけ難易度が高くなり、集中力をアップさせて遊んでくれます。
注意点はチャックの部分を噛みだした場合は、すぐに取り上げることです。
うちの愛犬はチャックを噛み出すことがあるので、誤飲防止のためにすぐに取り上げるようにしています。
大量のぬいぐるみを袋に入れる
犬が鞄の中を漁るというのは、犬が良くするイタズラではないでしょうか。
犬に鞄を漁られると、中身がグチャグチャになりとても困りますよね。
しかし逆に漁ってもいい鞄を用意しておくのはどうだう…と考えました。
まずはお弁当箱が入るサイズの手提げ袋に、愛犬が誤飲しない程度の大きさのぬいぐるみを数種類入れておきます。
その袋の中に、少し大きめのおやつを仕込みます。
その袋を愛犬に渡すと、愛犬はぬいぐるみの中を漁りながら一生懸命おやつを探していました。
少々部屋の中が散らかりますが、宝探しみたいで見ているこちらも楽しい知育玩具の出来上がりです。
手作り知育玩具の注意点
手作りということで、元々は「犬用」に作られていない物を利用しています。
そのため、誤飲や事故などに充分に気をつける必要があります。
私も一度ペットボトルのリンクを付けたまま愛犬に渡して、噛み砕かれてびっくりしたことがあります。
すぐに取り上げて誤飲は防げましたが、手作り知育玩具を与えているときは、絶対に目を離してはいけないな…ということを学びました。
誤飲や事故に繋がりそうなことは、全て排除することが大切です。
それでも想像しない誤飲や事故があるかもしれないので、飼い主さんの目の届く所で遊ばせてあげる必要だと思います。
まとめ
家にあるもので犬用の知育玩具を作ってみると、工作に夢中になって飼い主の方が楽しむことができました。
市販の知育玩具で愛犬が楽しんでくるのも嬉しいですが、自分で作ったもので愛犬が遊んでくれる姿を見るのも嬉しくて誇らしいものです。
また、今まではただのゴミだった物も、「愛犬の玩具になるかもしれない!」という観点で見てみると、毎日が少し楽しくなります。
飼い主も楽しみながら、愛犬も楽しめて、そして経済的にも助かる…そんな手作り知育玩具を一度試してみてはどうでしょうか?
飼い主の方がハマってしまうかもしれません。
公開日:2018/08/27 最終更新日:2020/02/21