犬の耳の形にはどんな種類がある?犬の耳の形16種類を紹介!
一言で「犬」と言っても、本当に多くの犬種が存在します。
犬種による性格の傾向や気質も異なれば、見た目も全く異なります。
そんな犬の見た目の違いの中から、今回は犬の耳の形について注目しました。
みなさんは犬の耳の種類は何種類くらいあると思いますか?
実は犬の耳の形の種類は思った以上に細かく分類されています。
今回は、犬の耳の形の種類を16種類、ご紹介します。
犬の耳の形のルーツ
犬はもともと、オオカミ同様に「立ち耳」がルーツだと言われています。
外敵から身を守るため、また獲物を探す際に、遠くのわずかな音でも良く聞こえるように立ち耳が適していたようです。
垂れ耳の犬が存在してきたのは諸説あるようですが、犬が人と生活を共にするようになり、獲物を自ら捕獲する必要性や外敵や他の犬との縄張り争いをする必要性が薄れていったことによりアドレナリンの分泌量も減り、その影響とも言われています。
また、人間が改良を加えて様々な犬の耳の形の種類が誕生したとも言われています。
犬の耳の形の種類
立ち耳(プリックイヤー)
耳がピン直立して立っている耳です。
プリックイヤー(Prick ear)とも言います。
身の回りでも立ち耳の犬を目にする機会も多いのではないでしょうか。
代表的な例として柴犬や北海道犬などの日本犬、ジャーマン・シェーパード、シベリアン・ハスキー、ポメラニアンなどが挙げられます。
たれ耳(ドロップイヤー)
頭の両脇に垂れ下がっている耳の形をたれ耳と言います。
ドロップイヤー(Drop ear)とも言います。
こちらも多くの犬種が当てはまるので、目にする機会が多いのではないでしょうか。
ゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバー、トイ・プードルなども、たれ耳の犬種です。
コウモリ耳(バットイヤー)
名前の通りコウモリの耳の様な形の耳の種類を指します。
バットイヤー(Bat ear)とも呼ばれています。
頭のサイズに対しての耳の面積の比率が、立ち耳の中でも大きく、耳は前を向いています。
付け根は広く耳先に向かって細くなっています。
ペットとしても人気のウェルシュ・コーギーやフレンチ・ブルドッグなどもコウモリ耳です。
バタフライイヤー
何ともお洒落な名前ですよね。
ご存知の方も多いと思いますが「バタフライ」とは日本語で「蝶」を表します。ちょうちょのような耳の形のことです。
パピヨンはバタフライイヤーです。
フォールデドイヤー
耳が垂れていて、耳の根元が少し立ち上がっていて外側に向かって広がっている形の耳です。
アメリカン・コッカー・スパニエルやキャバリア・キング・チャールズスパニエルがフォールデドイヤーです。
半立ち耳
立ち耳の中でも、耳の先端部分が少しだけ前に折れている形の耳を半立ち耳と言います。
シェットランド・シープドッグやコリーなどが半立ち耳です。
ボタン耳
耳の付け根部分は立っていて、耳の先端が前にV字型に折れて垂れている形の耳です。
半立ち耳に比べて折れて垂れている面積が広いのが特徴です。
ジャック・ラッセル・テリアやフォークス・テリアなどが例として挙げられます。
ろうそく耳
立ち耳の中でもローソクの炎のような形をした耳のことです。
ミニチュア・ピンシャーやトイ・マンチェスター・テリアはろうそく耳です。
ローズイヤー
垂れ下がった耳が後ろに向いている形の耳をローズイヤーと呼びます。
代表的な例としてパグやブルドッグ、ウィペットなどの犬種が挙げられます。
ペンダント耳
付け根から耳全体が垂れ下がっていて、大きな耳です。
バセット・ハウンドやブラッド・ハウンドなどの犬種が挙げられます。
チューリップイヤー
名前の通り、耳の付け根から耳がまっすぐに立ち、左右の耳の位置が近いのが特徴です。
ブルテリアがチューリップイヤーです。
フーデッドイヤー
立ち耳の中でも小さめの耳で、内側に向かってカーブしている形の耳です。
ブラントティップイヤー
立ち耳の中でも耳の先端が丸い形の耳です。
V字型耳(Vシェイプイヤー)
V字型になっている垂れ耳、又は立ち耳です。
ワイマラナーやブルマスティフ、ヴィズラなどの犬種が挙げられます。
ハシバミ型耳
主にイギリス原産の犬種であるベドリントン・テリアの耳な形をハシバミ型耳と呼びます。
耳の先端にある飾毛は「タッセル」と呼ばれています。
断耳
ドーベルマンなどのように、自然な状態では垂れている耳を切って直立させた立ち耳のことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の耳の形の種類の多さに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
みなさんは今回ご紹介した犬の耳の形の種類でご存知のものはいくつありましたか?
犬の耳の形の種類を知ることで、何気なく普段犬を見るよりも、「あっあのワンちゃんの耳は○○イヤーだ!」などと興味が湧いてきますよね。