初心者でも飼いやすい鳥「キンカチョウ」の特徴と、おすすめ飼育グッズ
ペットにできる鳥と聞いて、みなさんはどのような鳥を思い浮かべますか?
インコ、オウム、文鳥、カナリア、九官鳥……ぱっと思い付くのはこのくらいでしょうか。
キンカチョウという鳥が思い浮かんだ方は少ないと思います。
名前を聞いても姿が想像できませんよね。
実は今、キンカチョウは初心者でも飼いやすい鳥として注目されているのです!
今回はキンカチョウの生態や飼育方法についてご紹介します。
キンカチョウってどんな鳥?
キンカチョウは漢字で書くと「錦華鳥」で、オーストラリア原産の鳥です。
カエデチョウ科に分類されていて、同じ分類に文鳥がいます。
大きさ
文鳥に見た目は似ていますが、大きさはキンカチョウの方が小さく、体長は10cm程、体重は12~15gです。
文鳥やインコの大きさを想像していると、その小ささに驚くかもしれません。
オスとメスの見分けがつきやすい
オスは頬にオレンジ色の丸い模様があり、胸元には白黒の縞模様が入っています。
メスにはそれがありません。
オスの方がくちばしや足の色が濃いのも特徴です。
鳥はオスのほうが鮮やかなデザインをしていますよね。
小さい鳥ですが、目を引く明るい色合いでとても美しいんですよ。
カラーバリエーションが豊か
ノーマルな品種の他にも、キンカチョウは約50品種ものバリエーションがあると言われています。
羽毛が全体的に白く白文鳥にそっくりの見た目の子や、ブラックチークと呼ばれる頬が黒い子、頭から背中にかけて黒く、その他は白いことからペンギンという名前を持つ子など、個性豊かです。
値段と寿命
値段は、種類により異なります。3,000円~4,000円程度ですが、珍しいものは1万円前後します。
寿命は5年程と言われていますが、飼育されている子はもっと長生きすることもあるようです。
鳴き声が独特
そして、キンカチョウは鳴き声がとても特徴的!「エーッエーッ」といった鳴き方で、声だけ聞くと鳥とは思えません。
猫の鳴き声に似ていると感じる人もいるようです。
臆病なので人に慣れにくい
キンカチョウは臆病なため、あまり人に慣れないと言われています。
文鳥のように手のひらや肩に乗せてふれあいを楽しむ、というのは難しいですが、美しい姿やユニークな声を見聞きして楽しむことはできます。
雛のうちから育てると手乗りになる子もいるようなので、お世話するための知識や時間がある方は挑戦してみるのも良いかもしれません。
キンカチョウの飼育に必要なもの
キンカチョウをお迎えする前に、「ケージ」「エサ入れ¥「水入れ」「水浴び用の容器」「止まり木」「ヒーター」は準備しておきましょう。
ケージ
こちらのケージには、エサ入れと水入れ、止まり木、ブランコが付いてくるのでおすすめです。
掃除しやすいように床に新聞紙を敷いておくと良いですよ。
ヒーター
キンカチョウは寒さに弱いため、冬は特にこまめな温度チェックが必要です。
キンカチョウにとって丁度良い温度は20℃~25℃と言われているので、ケージの近くに温度計を置いて調節しましょう。
部屋の温度はエアコンで調節できますが、それでも温度が低いようならケージにヒーターを取り付けると良いです。
こちらの商品はケージに引っ掛けられるパネル式で、小鳥向けなのでおすすめです。
餌
キンカチョウの餌は文鳥と同じで、混合シードかペレットを主食として与えます。
混合シードはヒエやアワなど数種類の穀物がブレンドされたもので、キンカチョウが喜んで食べる餌です。
これだけだと栄養バランスが偏ってしまうので、副食として牡蠣の殻を細かくしたボレー粉や野菜を与えると良いでしょう。
こちらの商品はボレー粉がブレンドされているので便利ですね。
レタスや白菜などは水分が多く下痢をしてしまうことがあるので、与える量に注意してください。
また、ほうれん草やキャベツ、カブ、カリフラワーやネギ類などはキンカチョウの健康を害するので与えないでください。
野菜をあげる時に、これあげても大丈夫かな?と気になったら、必ず調べてから与えるようにしてくださいね。
ペレットは鳥の栄養バランスを考えて作られた人工の餌で、これだけ与えれば良いのでお手軽と言えます。
しかしキンカチョウがあまり食べてくれない、ということがあるようなので、少しずつ慣れさせる必要があります。
混合シードと混ぜて食べやすくすることもできますね。
こちらの商品はキンカチョウが喜んで食べた!という口コミありなのでおすすめです。
まとめ
キンカチョウは様々な色合いの美しい羽毛や特徴的な声、小さく可憐な姿など、たくさんの魅力があります。
ケージ越しに眺めているだけで癒やされると思いますよ。
臆病なキンカチョウにストレスを与えないようにして、日々愛情を込めてお世話してあげてください。
愛らしい姿をたくさん見せてくれることでしょう。