子犬におやつをあげていいのはいつから?子犬用おやつを選ぶポイントとおすすめのおやつ

子犬はころころとかわいらしくて、誰もが夢中になってしまいますよね。
でも、甘やかしたい反面、お世話やしつけにはとても気を遣います。
「色々なおやつを食べさせてあげたい!」「しつけのためのトリーツを探している!」
そんな子犬の飼い主さんへ、子犬のおやつ選びのポイントと、おすすめのおやつをピックアップしました。
いつからおやつをあげてもよいの?
まずは、子犬のおやつを与える時期について目安を考えてみましょう。
離乳食や柔らかいものを食べている時期は、消化器官も未熟なためおやつは必要ありません。
6か月を過ぎたあたりから、おやつが食べられるようになります。
固いおやつをあげてもいい?
ちょうど6か月のころは、歯が生え変わるタイミングでかゆがって色々なものを噛んだりお口で遊ぶことが増えるようです。
そのため、この時期から固いおやつを探したり、かじれるおもちゃを探す飼い主さんが増えます。
噛む=ガムやボーンなどの固いおやつを買い求める方が多いのですが、じつはあまりおすすめではありません。
牛皮でできている犬用のガムは適度な硬さがあり、お値段もお手頃なので人気があります。
しかし、牛皮は基本的には消化できますが、内臓の発達が未成熟な子犬は消化不良を起こすことが多くあります。
また、夢中になって噛んでいるうちに飲み込んでおなかの中で詰まってしまう事故も起きています。
子犬にあげるおやつ選びの注意点
子犬へあげるおやつは、以下の点に注意してください。
・どのくらいのサイズのものが食べることができるのか
・どのくらいの硬さのものを食べることができるのか
・アレルギーはないか
サイズや硬さは、食べさせているドライフードの粒の大きさと硬さを参考にしてください。
食事の際に、飲み込んでいるか、よく噛んでいるかも観察してみましょう。
急いで飲み込む癖があるようなら、おやつも丸呑みしてしまう可能性が高いです。
丸呑みしても大丈夫な、小さくカットしたものや消化に良いものを選ぶようにしましょう。
子犬にあげてもよいおやつ
選ぶポイントはチェックできたけど、実際どんなものをあげたらよい?と思われた飼い主さんへ、子犬にあげることのできるおすすめのおやつをピックアップします。
フリーズドライのおやつ
まずおすすめしたいのがフリーズドライのおやつです。
成型などで固めるための添加物や、風味を良くしたり色をよくする人工甘味料が使用されていません。
消化にも良く、素材の味がそのままで食いつきもよいです。
おやつとしてはもちろん、ドライフードなどのご飯を食べてくれないときに手でぽろぽろとパウダー状にしてふりかけにも使えます。
お肉や果物のほか、豆腐などユニークなものもあります。
好みのものを見つけてあげてください。
サツマイモのおやつ
サツマイモなど、風味や甘みの強い自然素材のおやつはぜひ検討してみてください。
なるべく添加物が少なく素材そのままのものがよいでしょう。
もちろん、飼い主さんがふかしたサツマイモでも問題ありません。
子犬が好き、という点以外にも、食べさせてほしい理由があります。
もし、お薬が必要になったとき、薬をうまく食べてくれない子が多くいます。
甘みや風味の強いおやつを日ごろやら親しんでいれば、お薬とばれないようにおやつと一緒に食べさせることができます。
ドッグフードに混ぜたとき、苦いからいや!と吐き出したり残してしまう子も、甘いおやつと一緒なら気づかずに食べてくれることが多くあります。
手作りのおやつをあげてもよい?
子犬のおやつを手作りする飼い主さんも多くいらっしゃると思います。
手作りのメリットは、使っている材料がわかることや、新鮮なうちに与えることができる点などです。
1点注意していただきたいのが、カロリーです。
例えば、生後4か月未満の5kgの必要カロリーの目安は約660kcalです。
生後4ヵ月~1年では約440kcal、成犬になると約396kcalです。
子犬の時期は、十分な栄養を摂って体を内側から作っていく必要があります。
やせてしまうと、体や内臓が十分に発達しない、免疫力が下がるなどトラブルが起きます。
しかし、ご飯以外のおやつ、し好品を多くあげてしまうと栄養バランスが崩れ、カロリー過多になってしまうので注意しましょう。
おうちでのおやつは、ゆでた野菜や小さくカットした果物でも十分です。
本格的にクッキーなどにチャレンジし小麦や卵、はちみつ、チーズなどを利用すると、思っている以上にカロリーが高くなっていきます。
甘みや風味を加えたい場合は、ハーブやドライフルーツなどを工夫しながら取り入れ、カロリーを抑えて作ってあげるのがおすすめです。
まとめ
子犬の時期は、成犬と違い気を遣うことが多くあります。
元気に生長している姿を見ていると、ついついいろいろなおやつを試してみたくなってしまいます。
しかし、子犬は体や内臓が十分に成熟していません。
安全に配慮して、ふさわしいおやつを選んであげましょう。