ソアホックは予防と早期発見が大事!足裏を守るために床材を見直そう

遠くを見つめるうさぎ
ウサギ

ソアホックはどんなうさぎもかかる可能性がある、足の裏の皮膚病です。

すぐに命にかかわる病気ではありませんが、痛くて歩けなくなったり食欲不振になったりすることで、二次的に病気を引き起こすこともあり、早めの治療が望まれます。

ソアホックは進行すると治りにくくなるため、予防と早期発見が重要です。

今回は、ソアホックに気づくポイントや予防法をまとめました。

ソアホックの症状

ソアホックは段階的に進行します。

足の裏の被毛が薄くなる(超初期段階)

足の裏の皮膚が硬く、白っぽくなる

炎症を起こすと赤みを帯びたり、ただれたりする

ひどくなると潰瘍になり、骨にまで達する場合もある

段階を踏んで悪化していくソアホックですが、炎症が起こると痛みを伴うので、うさぎの行動に異変が見られるようになります。

足を引きずって歩いたり、ジーっとしていることが増えたり、痛みが原因で食欲が落ちたりすることもあるようです。

ソアホックに気づくポイント

まずは、飼っているうさぎさんがソアホックになりやすいかどうかを知っておくことが大切です。

ソアホックになりやすいうさぎは下記の通りです。

・肥満体型
・高齢
・生まれつき足の裏の毛が薄い
・大型の品種・レッキス・ミニレッキス など

肥満体型のうさぎは自身の体重が足の裏に負担となるため、高齢うさぎはジーっとして同じ姿勢でいることが増えるため、ソアホックの発症リスクが上がります。

早期発見するには、だっこしたときに足の裏をチェックすることを習慣にしてみてください。

ただ見るだけでなく、足の裏の毛をかき分けるようにすると異常を発見しやすいです。

後ろ足に起こりやすいですが、前足も合わせてチェックしておくと安心ですよ。

ソアホックの原因と5つの予防方法

うさぎ

うさぎがソアホックになりやすい原因は、足の裏に肉球がないことです。

足の裏への衝撃や摩擦を和らげるものがないため、足の裏にダイレクトに負担をかけることになってしまうのです。

そんなソアホックを予防する、5つの方法について見ていきましょう。

予防法1「足に負担をかけない床材を選ぶ」

ソアホックを予防するには、うさぎの足に適した床材を使うことが重要です。

<おすすめの床材>
・ジョイントカーペット
・マイクロファイバーモール
・木材

<注意点>
・カーペットやマットを敷くときは、爪をひっかけることがないよう、毛足の短いものを選びましょう。
・カーペットやマイクロファイバーモールなどは、かじり癖のあるうさぎには不向きです。
・木材はおしっこなどで汚れやすいので、汚れたら交換するなどして清潔を保ちましょう。

うさぎによって適した床材は異なることが多いです。

いろんな床材を試して、うさぎが安全かつ快適に過ごせるものを選びましょう。

予防法2「足の裏が濡れないようにする」

足の裏が湿った状態が続くと、感染症などを起こしやすくなります。

このことが原因となって脱毛しやすくなったり、足の裏に負担がかかりやすくなったりします。

トイレは毎日掃除をする、水は給水ボトルを使って与えるなど、足の裏が濡れにくい環境を作りましょう。

予防法3「定期的に爪切りをする」

うさぎ

爪が伸びすぎていると、足の前方に体重をかけにくくなります。

そのため、かかとに体重をかけることになり、後ろ足のかかとへの負担が増すことに。

定期的な爪切りは、ソアホック予防のためにも重要です。

予防法4「太りすぎに注意する」

肥満うさぎはソアホックの発症リスクが上がります。

ペレットやおやつのあげすぎには注意しましょう。

予防法5「ストレスをかけない」

うさぎはいやなことがあると、後ろ足で床をダン!と踏み鳴らすスタンピング(足ダン)を頻繁に行います。

足への負担を考えるとスタンピングを繰り返さないことが大切。

あまりストレスを感じさせないように過ごしましょう。

まとめ

ソアホックは、命に関わることは稀ですが、治療に時間がかかることも多いため、うさぎにも飼い主さんにも負担となってしまいます。

ソアホックで何より大事なのは予防です。

床材の見直しや食生活の改善など、ぜひ試してみてくださいね。

だっこに慣れていると初期症状に気づきやすいので、小さいころからうさぎと触れ合ってだっこできるようにしておきましょう。