犬猫を連れてお引っ越し!愛猫の「急性ストレス」と愛犬の粗相、新環境に慣れるまで

こんにちは!
ReCheriライターchiiです(*’ω’*)
前回の記事では「犬猫の引っ越しのストレスを軽くする方法」についてご紹介しました。
今回は、我が家の犬猫との引っ越し経験談で「移動中の車内で起こった愛猫の異変」と「引っ越し直後から新居に慣れるまで」の2つをご紹介します。
この記事のアイキャッチ写真は「ただごとではない感」がにじみ出ている当時の黒ネロ君の写真です。
車内での愛猫の異変は、私も初めて見た状態だったのでハラハラしました…
引っ越し直後の愛犬愛猫の様子や、彼らが新しい環境に慣れるまでの様子をまとめましたのでご覧ください。
引っ越し先への移動
移動は公共交通機関ではなく車で
我が家は猫3匹、犬1匹の大所帯なので、引っ越しの移動には公共交通機関を使わずに車で移動をしました。
新幹線を使えば2時間程度の移動でしたが、車では休憩時間を入れると5時間程度かかります。
新幹線の方が速いのですが、4匹も動物を連れて乗ることでニオイや鳴き声等で他の乗客に迷惑がかかることが心配で、車での移動を選びました。
阿鼻叫喚の車内
結果、新幹線を使わなくて良かったと思いました。
なぜなら、移動中の車内ではみんな不安と困惑に鳴き続けていたためです。
新居地まであと半分…という距離になると、我が家の女子メンバーの愛犬ウーノとロシアンブルーのレディさんは疲れたのか、諦めたのか、静かに眠り始めました。
しかし、我が家の猫ボーイズは大変繊細で…移動中は眠ることなく戸惑いの最中にありました。
猫ズの異変あらわる…
新居地までもうひと頑張り…というところで、猫ボーイズ2匹に異変が現れました。
最初は「静かになったな…諦めたのかな…?」と思っていましたが、なんとわんちゃんのようにハァハァと口呼吸(パンティング)をしていたのです(´゚д゚`)!!
↓黒猫ネロ氏のパンディング
どうしちゃったんだろう?!(@_@) 私は気が動転しました。
犬のパンティングはよく目にしますが、これほどはっきりとした猫のパンティングを見たのは初めてでした。
猫の「急性ストレス」
猫も犬と同じように、全力で遊んだ後にハァハァと荒い口呼吸(パンティング)を見せることがあります。
また、暑さを感じて体温調節のためにパンティングをすることもあります。
しかし、今回の場合では全力運動をした後ではありません。
そして、車内の温度にはとても気を付けており、エアコンをかけていたため暑さを感じていたわけでもないと考えられます。
この場合のパンティングは「急性ストレス」によるものと考えられます。
「急性ストレス」とは、一時的に感じるストレスのことです。
猫の急性ストレスの症状は
・ハァハァ口呼吸をする
・耳を伏せる
・瞳孔が大きく開く
・その場で固まる
・一時的に食欲が落ちる
・一時的に排泄の回数が減る
などがあります。
車で移動するという彼らにとって未曽有の事態に、我が家の猫ボーイズたちは急性ストレスの症状を起こしてしまっていたのです。
「ごめんね…あともう少しで怖いの終わるからね…」
私は祈るような気持ちで到着まで一緒に耐えていました。
引っ越し直後から新居に慣れるまで
■不安気味の愛犬ウーノと黒猫ネロ氏。私のお風呂上がりを出待ち中。
新居初日はみんな食欲無し
やっとこさ到着し、荷物の搬入や事務手続きが終わり、ようやく毛玉たちを解放してあげられる時が来ました。
とりあえず夜ごはんを…と用意しましたが、猫たちはいつもの半分以下の量しか口を付けませんでした。
先ほどの「猫の急性ストレス」には一時的な食欲不振という症状もあったことに後で気付き、合点がいきました。
愛犬ウーノだけはいつも通りザクザクと完食していました。
ウーノの生命力のど根性さがもはや愛しいです。
猫ズは三者三様
やはり繊細なのは愛犬ウーノよりも猫たちでした。
しかし、3匹の猫たちも性格が違うため、三猫三様の様子が見られました。
まずは最年長のロシアンブルーのレディさん…
彼女は過去に引っ越しを何度か経験していることもあり、猫たちの中では1番冷静さを保っていました。
初日の食欲こそ薄かったのですが、2日目からはさっそくお気に入りの場所を決めてヘソ天でお昼寝していました。
次に次男の茶トラのオム君…
急性ストレスのパンティングが心配されましたが、彼も過去に1度引っ越しを経験しているため、次の日にはレディさんと同じようにくつろいだり家の中を散策して回ったりしていました。
しかし、食欲はしばらく完全には戻らず、3日を過ぎたあたりから落ち着いて全量を食べるようになりました。
おそらく新居にて気持ちがソワソワし、落ち着いてごはんを食べられないという緊張感があったのではと考察しています。
最もストレスフルだったのが、末っ子の黒猫ネロ氏…
彼は折り紙付きの「甘々ビビりん坊」なので、やはりごはんを食べる時以外は私の布団とシーツの間に引きこもって出てきませんでした。
初日はごはん時も出てこなかったので、やむなく布団とシーツの間にごはん皿をサーブしてなんとか食べてもらっていました。
ようやくネロ氏の心が開き始めたのが3日目あたりで、新居を散策するポジティブさを持ったのが約1週間後でした。
■引っ越し3日後の猫たち。この場所は最初にお気に召してくれた模様。
盲目犬ウーノが配置を覚えるまで
愛犬ウーノは食欲は満点でしたが、盲目犬ゆえ家の配置を覚えるのに1週間ほどかかりました。
とにかく最初は自由に歩き回ってもらい、鼻先の感覚で柱の位置や曲がり角などをぶつかりながら覚えてもらいました。
そして、飲み水の容器を爪で弾いて鳴らし、その音で水の場所を覚えてもらいました。
こちらは水の匂いもあり、すんなり覚えてくれました。
トイレの粗相と出待ち
最も手こずったのがトイレの場所です。
自分のおしっこがトイレ内にあれば成功率が高いのですが、まっさらのトイレシーツに替えたあとはほぼ失敗していました。
そして、新居の中で私を見失うことによって不安を感じたようで、わざと粗相をしている様子なこともありました。(現在も若干あります。)
私がコンビニへ外出したり、トイレやお風呂に行った時には粗相率が跳ね上がりました。
「置いて行かれた」という焦りのようなものを感じました。
お風呂へ続くドアを開けておくと、ウーノとネロ氏がもれなく出待ちをしていました。
引っ越し一か月後
引っ越しから約1ヶ月を過ぎた頃には、全員が新居に慣れて日常が始まりました。
若干の分離不安な様子を見せていた愛犬ウーノと黒猫ネロ氏も、今ではほぼ落ち着いてひとりでもくつろげるようになりました。
これでようやく、我が家の新生活がスタートできます。長い長い引っ越しでした。
引っ越しを振り返って
ペットとの引っ越しは本当に骨が折れます。
いえ、きっと愛犬愛猫たちの方が「まったくたまったもんじゃないよ!!」と憤慨しているとは思いますが、飼い主としてもヒヤヒヤ心配しっぱなしで気が休まりませんでした。
過去にロシアンブルーのレディさんと引っ越した時、レディさんは移動中も新居でもそれほどストレスを感じない様子で、すぐに順応してくれていました。
今回もまた、順応が早かったのが彼女です。しかし、今回は繊細な黒猫ネロ氏の状態を見て、愛犬愛猫の性格によって環境への順応度が大きく違うのだと知りました。
そして今回の引っ越しで、猫の「急性ストレス」の症状を目の当たりにし、引っ越しで愛犬愛猫に与えるストレスの多大さが身に沁みました。
仕事の都合でやむを得ない事情の引っ越しであったにしても、この先は当分引っ越しを控えてあげようと思いました。
毛玉たちはもとより、おそらく私の精神も保てないでしょう( ;∀;)
まとめ
ペットと暮らしていても、どうしても引っ越しをしなければいけない事情があると思います。
愛犬愛猫のストレスを最小限に抑えるため、できる限りの対策をして無事に引っ越しを完了させたいですね。
猫3匹、犬1匹の大移動の経験が、これから引っ越しを予定しておられる飼い主様の何らかのお役に立てれば幸いです。