犬の飼い主さん必見!ドッグフードの選び方、基本3STEP☆
ドッグフードを選ぶ時、みなさんは何をチェックしていますか?
メーカーや原産国、材料など確認するポイントはたくさんあります。
初めて犬をお迎えする方も、ベテラン飼い主さんも同じように「愛犬のために最高のフードを選んであげたい!」と思っていますよね。
今回は、「ドッグフード選び方 基本3STEP」をご紹介します。
【STEP1】愛犬に必要な摂取カロリーの確認
計算式を使って求めよう
ドッグフード選びは、愛犬に必要な摂取カロリーの確認からスタートしましょう。
基本のエネルギー量=体重(kg)×30+70
例えば、10kgの愛犬なら、基本のエネルギー量は370kcalになります。
次に、基本のエネルギー量に対して、以下の補正をします。
補正の計算式:
・生後4か月まで…エネルギー量×3
・生後4か月~成犬になるまで…エネルギー量×2
・活発な成犬…エネルギー量×1.6
・活発ではない成犬…エネルギー量×1.3
・ダイエットをしている成犬…エネルギー量×1.0
以上が、犬に必要な1日の摂取カロリーの目安とされています。
犬種やライフスタイルによって個体差があるので、様子を見て摂取カロリーの調整をしましょう。
【STEP2】原材料を確認して選ぶ
必要な栄養素をバランス良く
犬のフードは以下のような栄養の構成が望ましいとされています。
・肉(魚)などのたんぱく質6~7割
・野菜類1~2割
・穀物1~2割
ドッグフードのパッケージには「チキン」「ラム」など大きく表記が出ていますよね。
嗜好性だけでなく、愛犬の体に合うメインの食材を選びましょう。
例えば、肉類では鶏肉が犬たちに大人気です。鶏むね肉は121kcal/100gになります。
カロリーが気になったり体重コントロールが必要な時は、カロリーの低いたんぱく質に替えるといいでしょう。
例えば、風味が似ているターキーであれば106kcal/100g、オーストリッチであれば97kcal/100gに抑えることができます。
たんぱく質を使い分けることが、ドッグフード選びでは大切になってきます。
野菜類に関しては、好みやメーカー独自の配合があるので、合うものを見つけましょう。
我が家では、「なるべく多くの種類」「オーガニック」「ハーブなども使われている」の3点を特に意識して選んでいます。
今、注目される「グレインフリー」
最近は小麦・トウモロコシ・米などの穀物を含まない「グレインフリー」が注目されています。
・穀物がアレルギーの原因となる
・消化吸収しづらい
・かさ増しのための粗悪な材料
このような理由からグレインフリーを選ぶ飼い主さんが非常に増えています。
でも穀物がアレルギーの原因になるというのは本当でしょうか?
確かにグルテンを含む小麦などは、アレルゲンとなりやすいといわれています。
しかし、白米や玄米、大麦などはグルテンを含まないので、アレルゲンになりづらい食物です。
穀物=アレルギーの原因ではない、ということですね。
「かさ増しのための粗悪な材料」については、ボリュームを出すために安価な小麦などを使っている製品はいまだにあるので、要注意です。
主原料の一番最初に小麦と記載のあるフード、あるいは原材料成分表を公表していないものは選ばない方がよいでしょう。
「グレインフリー」を選んだ方がいいの?
犬たちはその昔、狩りをして肉だけでなく草食動物の内臓も食べていました。
内臓の中には草食動物が食べた穀物が多く含まれていたため、犬たちは自然と穀物を摂取してきました。
犬にとって穀物を食べることは自然なことなのです。
このような考えから、我が家では、ビタミンミネラルの多い玄米や、食物繊維の多い大麦などは、避けるのではなくバランスよく摂取させるようにしています。
整腸剤や病院に頼らなくても、穀物を含めたバランスの良い食事を考えることで、日々の調子を整えてあげることができています。
「グレインフリー」の流行りに惑わされることなく、愛犬に合うフードを見つけてあげましょう。
【STEP3】 愛犬のステージ別のフード選びを
成犬になれば、その子の好みやライフスタイルが確立されてきます。
では子犬の時は?シニアになったら?ステージ別のフード選びのポイントは以下のようになります。
フード選び~子犬編
初めて一緒に暮らす子犬はフード選びに本当に苦労します。
ブリーダーさんやペットショップで与えていたフードをそのまま引き継ぐ、または獣医さんから購入する方が多いのではないのでしょうか?
子犬はほぼ1年で成犬になります。体の成長のためにたくさんのエネルギーが必要になるので、栄養素が多いものを選びます。
しかし、胃が小さいので食べる量が少ないものです。
栄養素が高く、カロリーのあるものを少量ずつわけてあげるのが望ましいですね。
フード選び~シニア犬編
シニア期になると運動量が落ちてきますので、「低カロリー高たんぱく」のものを選ぶことが基本です。
さらに、メーカーによっては関節に効くコンドロイチンなどを配合しているものもあります。
なにより、食が細くなるケースが多いので、嗜好性の高いものを選ぶことが大切です。
シニアになる前に「この子はこれが好きなんだ」という風味や食材を見つけておくことも大切なケアになります。
食べやすい工夫も必要
子犬とシニア犬に共通しているのが、食べない時は飼い主の工夫が必要になってきます。
ふやかす、潰す、温度調節など様々な工夫が必要になるケースが多くあります。
我が家では時間がある時は、好きな肉や野菜を使ってアレンジレシピを作ってあげたりしています。
大切な愛犬がご飯の時間を楽しみにしてくれるような、良いレシピを見つけてあげたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ドッグフード選びでは、愛犬の年齢や体の大きさなどに応じて、必要な栄養をバランス良く摂取できることがとても大切です。
愛犬がいつも楽しめて、栄養もある最適なフードを選んであげてくださいね!