愛犬に上手にお留守番してもらう方法と、ちょうど良いお留守番の時間
ワンコと暮らしている皆さん、愛犬は上手にお留守番できていますか?
仕事や用事を終えて帰ってきたら、家の中が悲惨な状態に…!
という経験をした方は多いようです。
そうした問題行動は、不安やストレスを感じているサインかもしれません。
今回は、愛犬がストレスなくお留守番するために、飼い主にできることをご紹介します。
今ワンコと暮らしている方も、これからお迎えする方も、ぜひ参考にしてみてください!
お留守番してもらう時にすべきこと
お留守番の練習をしておく
お留守番に慣れていないのにいきなり長時間ひとりぼっちにさせられたら、ワンコの負担が大きくなってしまいます。
できれば子犬の頃からお留守番に慣れておくのが理想です。
お留守番の練習は生後3ヶ月頃から始められます。
いつも一緒に過ごしていると、将来お留守番が苦手な子に育ってしまうかもしれません。
短い時間でもひとりで過ごす練習をさせましょう。
まず、ハウスに水やトイレ、おもちゃなどをセッティングしてからワンコを入れます。
そして、部屋の外に出て外出するふりをするのです。
この時、ワンコは不安になって鳴くかもしれませんが、すぐに部屋に入らずぐっと我慢!
鳴き声が止んだら姿を見せましょう。
こうすることで、ワンコは鳴いても飼い主は戻ってこないこと、時間が経てば帰ってくることを学びます。
最初は30秒程度でも構いません。大人しく待てるようになったら、3分、10分、20分と時間を延ばしていきましょう。
愛犬にとって危険なものを片付ける
お留守番させる時に一番大切なのは、ワンコの安全です。
お留守番の間におもちゃを飲み込んでしまった、という事故は意外と多いのです。
ワンコの口に入るものがないか確かめてから外出しましょう。
また、チョコレートやナッツ、タマネギやアルコールなど、ワンコの体に害となる食べ物も要注意です。
ワンコの手の届く所に置かないようにしましょう。
室温を調節する
暑すぎたり寒すぎたりしてワンコが体調を崩さないよう、ちょうど良い室温を保つことが大切です。
犬種にもよりますが、20度前後が快適に過ごせる温度とされています。
夏は冷房を使って空気を冷やしましょう。
扇風機で空気を循環させると効率良く冷やせますよ。
クールマットを置くのもおすすめ。湿度は60%を超えないように注意します。
冬は暖房やホットカーペットを使いましょう。
犬種によって暑さに弱い子や寒さに弱い子がいます。
普段過ごしている様子を観察して、愛犬にとって快適な環境を見つけると良いですね。
ハウスを使う
クレートやケージ、サークルといった狭い所に入れるのはかわいそうと思うかもしれませんが、ワンコにとっては落ち着くプライベート空間です。
ハウスに入れておけば、誤飲やいたずら、ケガをする危険がないのもメリット。
水やトイレ、居心地の良いベッドなどを入れて、快適に過ごせるようにしてあげましょう。
普段からハウスがお気に入りの場所になっていると、お留守番がスムーズにできます。
知育玩具を使う
中におやつを入れて使う知育玩具は、お留守番にぴったりのアイテム。
夢中になって遊べるので、お留守番中も退屈せずに済みます。
丈夫でワンコの口に合うサイズのものを選びましょう。
お留守番してもらう時にすべきでないこと
過剰な反応やスキンシップ
出かける前に愛犬に向かって「行ってくるからね?いい子にしているんだよ!」とたくさん話しかけていませんか?
飼い主との親密な時間から一気にひとりぼっちになると、不安や寂しさが大きくなってしまいます。
出かける10分前くらいからコミュニケーションを減らして、さらっと外出すると良いですね。
また、帰ってきた時も「ただいまー!いい子にしてたー!?」と大げさに反応するのはNGです。
ワンコが興奮しすぎて手が付けられなくなることも。
いつも同じテンションで接することを心がけると、ワンコも穏やかに過ごせますよ。
ちょうど良いお留守番の時間は?
お留守番の時間はワンコの年齢や性格に合わせて調整するのがおすすめです。
排泄の間隔が短く、トイレトレーニングが十分でない子犬の場合、長時間のお留守番は避けましょう。
排泄の間隔は、3ヶ月を過ぎた子犬なら月齢×1時間が目安です。
成犬の場合、排泄を我慢できるのは最長6時間です。
トイレシーツでする習慣がない子の場合、6時間以上のお留守番はおすすめできません。
室内でトイレができる健康な子は12時間が最長です。
愛犬がお留守番でストレスを溜めているようなら、時間を短くしましょう。
まとめ
愛犬のお留守番の際に覚えておきたいポイントをご紹介しました。
お留守番中のワンコの安全に気を配り、ストレスがかかりすぎていないか注意することが大切です。
ワンコのペースに合わせて、少しずつお留守番に慣れさせると良いですね。
飼い主もワンコも快適にお留守番タイムを過ごせるように、今回ご紹介したポイントを実践してみてください♪