吠えやすい犬種と吠えにくい犬種のまとめ☆吠えやすい理由や豆知識も紹介します!

みなさまこんにちは!
ReCheriライターchiiです(*’ω’*)
我が家にはミニチュアダックスのウーノちゃんがいます。
ある日、我が家に工事の業者さんが入ったことがありました。ウーノちゃんは盲目犬ということもあり、見知らぬお客さんである業者の方にしばらく吠え続けてしまいました。
業者さんにウーノがうるさくしてしまったことを謝った時、その方がこんなことを言っていました。
「ダックスフンドは吠えやすいって言いますよね!犬は吠えるのが仕事なので、知らない人である僕に吠えるのはむしろ飼い主さんを守ろうとしてエライ!全然気にしないでくださいね!」
そういえば、私も「ダックスフンドは吠えやすい」と聞いたことがあったことを思い出しました。
では逆に、「吠えにくい犬種」というものが存在するのかと疑問に思いました。
そこで今回は、「吠えやすい犬種」と「吠えにくい犬種」についてまとめてみたいと思います!
吠えやすい犬種とは?
犬は約25,000年も昔から人間と共生してきました。その中で、吠えることを仕事に任されてきた犬種が存在します。
吠えるのが仕事だった犬種
狩りをする際に人間のお供をしてきた「狩猟犬」は、獲物を見つけたら吠えて人間に居場所を教えることが仕事でした。
「牧畜犬」は家畜動物の誘導のほかに、オオカミなどの敵から家畜動物を守る仕事をしてきたため、敵を見つけたときは吠えて撃退する役割がありました。
「番犬」も同様に、侵入者や野生動物を見つけた際には吠えて撃退し、人間を守るボディーガードの仕事をしてきました。
例えば、ダックスフンドは巣穴にいるアナグマを狩るために胴長短足のユニークな姿へと改良された犬種です。
現在はほとんどが愛玩犬として私たちと暮らしていますが、狩猟犬として活躍してきた過去があるため、吠えやすい性質を持っています。
「ダックスは吠えやすい」と広く認識されているのはこのためです。
このように、「狩猟犬」や「牧畜犬」、そして「番犬」といった仕事をしてきた過去のある犬種は吠えやすいという特徴を持っています。
吠えやすい犬種
ダックスフンドの他に、現在ペットとして人気の犬種の中にも、「狩猟犬」「牧畜犬」「番犬」の仕事をしてきた犬種はたくさんいます。
そこで、吠えやすい傾向にある犬種を仕事別にまとめてみました!
狩猟犬 | ・ダックスフンド ・ビーグル ・ヨークシャー・テリア ・ジャックラッセル・テリア ・その他テリア系 |
牧畜犬 | ・ボーダーコリー ・コーギー ・シェットランドシープドッグ ・ミニチュア・シュナウザー |
番犬 | ・シェパード ・ドーベルマン ・柴犬 ・チワワ ・ポメラニアン |
吠えやすい犬種の豆知識
ミニチュア・シュナウザー | 「ミニチュア・シュナウザー」は一回り体の大きい「スタンダード・シュナウザー」と「アーフェン・ピンシャー」などを掛け合わせて生まれました。
「ミニチュア・シュナウザー」は牧場でのネスミ駆除や番犬として活躍し、「スタンダード・シュナウザー」はイタチなどを狩る狩猟犬、さらに大きい「ジャイアント・シュナウザー」は、牛をコントロールする目的で、「スタンダード・シュナウザー」に「グレート・デーン」などを掛け合わせて生まれました。 「ミニチュア・シュナウザー」はペットとして飼いやすくするために小さく改良されたのではなく、それぞれの仕事に合わせて改良されたのです。ですので、「ミニチュア」といっても結構活発で好奇心旺盛です!(^^)! |
チワワ、ポメラニアン | 番犬に「チワワ」「ポメラニアン」が入っているのに「おや?」と思われた方も多いと思います。サイズ的にも「シェパード」や「ドーベルマン」とはエライ違いですよね(;’∀’)
一般的に「チワワ」や「ポメラニアン」は愛玩犬の一種なのですが、中世ヨーロッパの王室や貴族などに好まれて飼われていたこの2種類は、身分の高い飼い主を守るために吠える役割りも担っていたと言われています。 そして、「チワワ」や「ポメラニアン」は体が小さいために臆病な子が多いことも吠えやすい理由の1つと言えます。 ですので、今回は「番犬」に入れました。可愛い顔して、実はボディガードでもあったんですね!(^^)! |
柴犬 | 以前はお外で飼われることの多かった柴犬ですが、最近は完全室内飼いされている方も多くなったことで以前より吠える印象は薄くなりました。
そして柴犬は、何かにつけて吠えてしまう「無駄吠え」はしにくい犬種と言われています。 しかし、柴犬は独立心や警戒心が強いため、飼い主さん以外にデレデレする子が他の犬種と比べて少ないです。そのため、知らない人が家に来た際には吠えやすい傾向にある犬種と言えます。 自分と家族のテリトリーを何より守りたいという性格ゆえに、日本では番犬として頼れる存在だったのですね(^^♪ |
吠えにくい犬種とは?
性質として吠えやすい犬種がいるように、吠えにくいと言われている犬種もいます。
・パグ ・フレンチブルドッグ ・ペキニーズ ・シーズー ・キャバリア・キングチャールズ・スパニエル ・ゴールデンレトリバー |
こちらは家庭犬として人気のある犬種で、比較的吠えにくいとされている犬種です。
パグやシーズーのように、鼻が低い犬種は強く高い声が出にくいという特徴があります。
そのため、吠えたとしても声が通りにくいため、吠えにくい犬種には鼻が低い犬種が多くいます。
ゴールデンレトリバーは大型犬でありながらも吠えにくい犬種とされています。
ゴールデンレトリバーは大きな体でもすごくフレンドリーで優しい子が多く、音や知らない人にも過剰に反応しにくいと言われています。
吠えにくいと言っても、犬はどうしても吠える生き物です。
吠えにくいとされる犬種でも無駄吠えを制御するしつけは必要で、吠やすい犬種であっても正しいしつけを頑張れば無駄吠えを改善することができます。
飼い主さんとワンちゃんと二人三脚でトレーニングを頑張っていきましょう!
まとめ
今回は「吠えやすい犬種」と「吠えにくい犬種」についてご紹介いたしました。
犬を飼おうと思ったとき、自分や家族のライフスタイルに合っている犬種を選ぶことで犬がいる生活をより楽しむことができますよね。
広いお庭がある一軒家なら大型犬、賃貸マンションなら小型犬といったように、犬種ごとの吠えやすさ&吠えにくさといった性質もワンちゃんを選ぶ際の参考になると思います。
犬種の中には昔から狩猟犬や牧畜犬など人間と一緒に仕事をしてきた犬種がいて、その子たちは吠えることを仕事にしてきたため吠えやすいという性質を持っていることが分かりました。
無駄吠えは正しいしつけによって改善することができますので、吠えやすい犬種を飼っていらっしゃる飼い主さんは特にトレーニングをしっかり行っていきましょう♪