ウサギに与えたい、体に優しい自然派おやつ3選

ウサギ

ここ数年、ウサギを飼う人がじわじわと増えているそうです。

それに伴って市販されているおやつの種類もどんどん増えています。

見た目が可愛くてインスタや写真映えしそうなものも出回っていますが、ウサギの健康を考えると食べさせないで欲しいな…と思ってしまうものも少なくありません。

今回は、うさぎのおやつとして、動物飼育員の経験もある私が実際に使ってみておすすめできるものをご紹介します。

SANKOのデリスタイル ~オオバコ~


ハーブの1つ、「オオバコ」の葉や茎を乾草させた無添加おやつです。

オオバコは食物繊維をたっぷり含んでいて、ウサギの歯や腸の健康維持に役立つ植物です。

オオバコが好きなウサギも多いといわれています。

ご存知の方も多いと思いますが、オオバコはよく道端に生えている植物です。

道端に生えているオオバコを摘んできれいに洗ってからウサギに与えても良いのですが、可愛い我が子のためとはいえ毎回オオバコを取りに行くのはちょっと大変ですよね。

自宅の庭や畑にオオバコが生えていれば良いのですが、道端に生えている物は排気ガスやイヌのオシッコなどがついている可能性もあるため、採取できる場所も限られてしまいます。

その点を考えると、「SANKOのデリスタイル オオバコ」は手軽にウサギにオオバコを与えることができますよ。

とはいえ、オオバコは大量に与えれば良いものではありません。

あくまで主食はペレットとチモシー、オオバコはおやつとして考えてくださいね。

SANKOのデリスタイル ~タンポポ&セージ~


ハーブである「タンポポ」と「セージ」をミックスした無添加おやつです。

アクセントとしてペパーミントもブレンドされているため、パッケージを開けるとペパーミントの爽やかな香りが漂います。

タンポポはウサギが好む野草の1つといわれています。

ビタミンやミネラルなどの栄養が豊富で、利尿作用もあるそうです。

タンポポが生えている時期は、公園や道端に生えているものを摘んできてあげるのも良いですね。

しかしオオバコと同じく採取に手間がかかること、場所が限られていることを考えると、おやつの度に摘みに行くのは現実的ではありません。

「デリスタイル  タンポポ&セージ」は植物を摘みに行く必要がなく、腐る心配もないのでとても使いやすいです。

チャックがついていて乾燥材も入っているため、湿気にくいのもおすすめポイントの1つです。

川井 南国 パパイヤスティック

パパイヤの茎を乾燥させた無添加おやつです。

100%パパイヤで無添加、食物繊維たっぷりでウサギのおなかに優しいおやつです。

ほどよい固さがあるためかじり木として使うのも良いと思います。

カリカリ…という音をたてながら一生懸命パパイヤスティックをかじる姿はとても可愛らしいですよ。

1袋にたっぷり10本入っていてお得感がありますが、チャックがついていないのが難点です。

カラカラに乾燥しているため痛みにくいとは思いますが、開封後は念のためジップロック等に移し替えて保管することをおすすめします。

パパイヤの葉や茎にはタンパク質を分解する酵素、パパインが含まれているといわれています。

この商品だけを与えていれば毛球症にならないとは言い切れませんが、毛球症予防策の1つとして取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。

まとめ

おやつを3つ紹介して良い点悪い点をまとめましたが、いかがでしたか?

うさぎのおやつを選ぶ時に気にして欲しいポイントは3点です。

・砂糖や着色料、保存料や小麦粉などを使っていないこと
・ウサギの食性に合う、高繊維質であること
・信頼できるメーカーであること

甘いものを好むウサギは多い、といわれています。

そのため砂糖や小麦粉が含まれた甘いおやつを喜んで食べますが、それらがふんだんに使われたおやつはうさぎの腸内環境を乱す可能性が高いことを忘れないようにしてください。

ウサギは本来食物繊維が豊富に含まれる植物を食べて生きる動物です。

そして食糞をすることで、植物だけでは取りきれない栄養を摂取することができる体の作りをしています。

そんなウサギの体の作りを考えて体に負担にならず、健康維持に役立つようなおやつをチョイスしてあげてください。

ウサギのしつけやコミュニケーションの一環として、おやつを与えることはウサギにも飼い主にも楽しくてうれしいものです。

おやつを活用して、可愛いウサギと健康的で楽しい生活を送ってくださいね。

可愛いウサギと1日でも長く一緒にいられるように、ウサギも人間もしっかりとした食生活を送るようにしたいですね。

公開日:2019/05/06  最終更新日:2021/09/06