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招き猫の魅惑の世界★パート1★招き猫とは?発祥は?挙げている手の意味は?

みなさまこんにちは、ReCheriライターchiiです(*’ω’*)

猫好きのみなさまはいろいろな猫グッズをお持ちかと思います。

かく言う私もついつい猫モチーフの雑貨を選んでしまいがちなのですが、何と言っても一番好きなのは「招き猫」です!

あのギンッ!とした、笑顔とも何か企んでいる顔にも見えるお顔がたまらなく好きで、ついつい買ってしまいます(/ω\)

そもそも「招き猫」とはどんな存在なのか知らずに買っていたのですが、調べてみると大変奥深い世界がそこにはありました!

今回はそんな魅惑の「招き猫」の世界にみなさまをご招待いたします★

招き猫とは?

みなさんもご存知の通り、「招き猫」とは前足を顔の近くに挙げている猫の置物のことですが、どうしてこの置物が縁起物となったのかご存知でしょうか?

猫という生き物は世界各地で神聖な生き物、幸福の象徴として崇(あが)められてきた歴史があります。

日本でも昔から生活の糧(かて)である大切な農作物や蚕(かいこ)を食べ荒らしてしまうネズミを駆除してくれることから大変重要な生き物とされ、江戸時代にはこぞって猫を飼う猫ブームが沸き起こりました。

猫が手で顔をぬぐう仕草は「こっちこっち!」と何かを手招いているように見え、これが「幸運を手招いてくれる」「お客さんを呼んで商売が繁盛する」という意味合いを持ち、招き猫のポーズになりました。

やがて養蚕業が衰退した後も商売繁盛の縁起物として今に至る、ということです。

招き猫の発祥地は諸説あり!

招き猫はもともとお寺や神社に関係のある縁起ものなのですが、招き猫発祥の地とされている場所がいくつか存在しており、諸説ある感じです!(笑)

その中でも有名な招き猫発祥の地とされている場所3つと、招き猫が生まれたエピソードをご紹介いたします。

東京都世田谷区「豪徳寺」説

江戸時代、井伊直虎の孫と言われる彦根藩第二藩主「井伊忠孝」が鷹狩に出かけた日のことでした。

その帰り道、忠孝は豪徳寺の前を通りかかったのですが、お寺の飼い猫が門の前で手招きしているように見えたので、ちょっとお寺で休憩していくことにしました。

お寺に入ると突然天気が悪くなり、外は激しい雷雨に!

忠孝は「雨に濡れなくて済んだのはこの猫のおかげ!」と猫とお寺に恩を感じ、お寺を立て直す際に多額の寄付をしたそうです。

そうして豪徳寺はますます繁栄しました。

やがてその猫が死んでしまった際にはしっかりお墓を建て、手厚く弔ったそうです。

そのエピソードから、後世になると「招猫観音」なるものまでまつられて、招き猫の伝承が広がっていったそうです。

ちなみに、この豪徳寺の招き猫には小判のモチーフが付いていません。

これは金銭への執着を嫌う武士ゆかりの招き猫であるためと言われています( ..)φメモメモ

豪徳寺 詳細

東京都新宿区「自性院無量寺」説

室町時代、「江古田・沼袋原の戦い」が繰り広げられている中「太田道灌(おおたどうかん)」は道の途中で倒れ苦しんでいました。

するとその目の前に1匹の黒猫が現れ、無量寺に招き入れて助けてくれました。

その後、道灌はその黒猫に大変感謝し、猫の死後には猫の地蔵を作って奉納したそうです。

西光山自性院無量寺 詳細

東京都台東区「今戸神社」説

江戸時代、今戸神社の近所に1人のお婆さんと1匹の猫が住んでいました。

お婆さんは大変貧しく、いよいよ困窮して大切に飼っていた猫を養えなくなってしまいました。お婆さんは泣く泣く、その猫を手放すことに…。

その夜、お婆さんの夢にその猫が現れて「私が手招きしているポーズの粘土人形を作ってほしい」とお婆さんに言いました。

お婆さんはその猫が夢で言った通り、手招きしているポーズの猫の人形を今戸焼で作り、浅草寺の参道で売ってみました。

これが爆発的超ヒット商品に!!

そうして裕福になったお婆さんはまた猫を家に戻すことができ、一緒に幸せに暮らしたそうです。

今戸神社 詳細

このように、招き猫の発祥地とエピソードは諸説あるのですが、なんにせよ猫が助けてくれたというお話のようですね!

その恩返しとして作られたものが招き猫の由来のようです。

挙げている手の意味

招き猫には右手を挙げているもの、左手を挙げているもの、両手を挙げているものの3種類があり、どちらの手を挙げているかによって意味が違います。

そして、挙げている手の長さにも違いがあります。

■右手は「お金」を招くオスの猫、左手は「人」を招くメスの猫

■両手挙げは「お金」「人」両方を招く

右手はオス左手はメスという違いもありますので、商売繁盛の縁起物としてオスメスつがいで置くことが良いとされています。

ならば両手挙げの1体で良いのでは?と思いますが、この両手挙げは「欲張りすぎてお手上げ状態」に見えてしまうのであまり好まれないそうです。

つがいでの置き方はそんな「お手上げ状態」に見えないよう、それぞれの挙げている手が内側になるように置くのが良いそうですよ♪

■耳より低く挙げている手は「ささやかな幸せ」を招く

耳より高く挙げている手は「遠くの福、遠くの人、大きな福」を招く

耳より低い位置に手を挙げている招き猫は「手短」と言い、ささやかな幸せを招いてくれるそうです。

耳より高く挙げている手の招き猫は「手長」と言い、その手が長ければ長いほど遠くの福も大きな福も招いてくれるそうです。

カラー別のご利益まとめ

招き猫はその色によってもご利益が違います。

色ごとにご利益をまとめてみました♪

白「開運」
白は清める力がある色です。白の招き猫は耳や首輪が赤いものが多く、紅白のカラーがおめでたいです。

黒「厄除け」
黒は魔除けの力がある色です。「黒猫は夜でも目が利く」と言われ、昔から福猫と言われ愛されてきました。

赤「病除け」
赤は疱瘡(ほうそう)や麻疹の神が嫌う色とされており、病気から守ってくれる色と言われています。

青「家内安全」
青の招き猫は現代になって多くなりました。青は心をリラックスさせる効果のある色なので、家族が仲良くくつろげる家庭に。

緑「学力向上」
緑は心を落ち着かせる効果のある色ですので、受験や試験のお守りにオススメです。

ピンク「恋愛成就」
ピンクはとにかく愛の色!片思いしているお友達へのプレゼントにもオススメです♡

黄色「金運、縁結び」
「金運は西にある黄色い物を目がけてやってくる」と言われています。黄色の招き猫は西の方角に置くと金運アップのお守りとなります。また、良いご縁を運んでくれるパワーも!

金「金運招福」
ゴールドは金運の色!さらに、金運を招いてくれる右手を挙げた招き猫にすると金運最強のお守りに!

三毛猫「幸福の象徴」(1番スタンダードのお色です。)
三毛猫は白、黒、赤の3色ですので、それぞれの色の力を併せ持つお守りに。招き猫は右手を挙げた方がオスなので、右手上げの招き猫を選ぶと3万分の1匹という三毛猫のオスのラッキーパワーをお借りできそう♪

プレゼントに選ぶときにも、ご参考になれば幸いです。

ぜひお願い事に合わせて選んでみてくださいね♪

まとめ

調べれば調べるほど奥が深かった、招き猫の魅惑の世界!

江戸時代ごろに生まれたとされている招き猫は誕生エピソードからも、その当時から猫がどれだけ人々に愛されていたかがわかりますね!

縁起物として今に至る招き猫も、現在ではではオシャレなデザインのものや小ぶりのもの、置物ではなくイラストが描かれた雑貨などなど様々な種類の招き猫グッズがあります。

おめでたい存在であることから、猫好きのお友達へのプレゼントにもおススメです。

次回は私の招き猫コレクションや、chiiオススメの(といいますか、ただ私が欲しいと狙っている)招き猫グッズをご紹介いたします★