玄関からも愛猫の脱走は起こる!賃貸でも設置OKな猫用脱走防止扉を買ってみました★
愛猫の脱走を想像すると肝が極寒に冷えるライターchiiです。
すでにご自宅の窓には脱走防止柵を設置している飼い主さんは多くおられますよね。
しかし、愛猫の脱走事故は玄関ドアからも起こる恐れがあることをご存知でしょうか?
今回は、私が玄関から愛猫を脱走させてしまった苦い経験談も交えながら
・玄関に猫用脱走防止扉が必要な理由
・猫用脱走防止扉を選ぶときのポイント
・賃貸住宅でも設置できる猫用脱走防止扉のレビュー
をまとめました。
玄関に愛猫の「脱走防止扉」は必要?
猫の脱走は玄関からも起こる!
猫は器用に前足を使えるため、横開きの窓や網戸を自分で開けて出てしまうことがあります。
このことをすでにご存知の飼い主さんも多く、窓に愛猫の脱走防止対策を行っている方も多いですね。
しかし、愛猫が自分で開けることは難しい「玄関ドア」からも愛猫の脱走事故は起こっています。
飼い主さんやご家族がドアを開けた瞬間に、愛猫がスルッと飛び出してしまうのです。
私が愛猫を脱走させてしまった失敗談
過去に愛猫が網戸を開けて(破って)脱走してしまったことがある私は、窓辺に関しては愛猫の脱走対策を慎重に行っていました。
しかしある日、我が家の黒猫ネロ氏が玄関ドアからスルリと脱走してしまうという事件が起こりました。
当時の我が家はマンション暮らしで、玄関ドアを開けた先の共有廊下は屋内というつくりでした。すぐ屋外に繋がっていないことで油断していたということもありましたが、まさか怖がりなネロ氏が自ら外に出るとは思っていなかったのです。
驚いたのがネロ氏のパニックぶりでした。
いきなり知らない世界に身を置いてしまった驚きからパニックに陥り、共有廊下を電光石火で走り続けてしまいました。
もはや私の声など認識できないほどにネロ氏は混乱しており、壁やお隣の玄関ドアを蹴りながら立体的に暴れ回るその姿を見て途方に暮れる私…
数分暴れまくって疲れたのか最後は小さく丸くなって沈黙してしまい、ようやく私はネロ氏を捕獲することができました。
もしこれがすぐに屋外だったら、きっとネロ氏を捕獲することは困難であったでしょう。私は自分の油断をひどく反省しました。
猫は基本的に臆病な動物で、ネロ氏のように特に怖がりな性格の子も多くいます。
しかし、猫は同時に好奇心旺盛な気質も持っているのです。
知らないモノやコトに対して大胆になってしまうという性質が脱走に繋がってしまいます。
「うちの子はおっとりしているから大丈夫」
「うちの子は怖がりだから外には出ない」
このような思い込みはいったん横に置いて脱走対策をしっかり行っておくことが大切です。
安心して愛猫の「お見送り」「お出迎え」を味わうために
猫の聴覚はとても優れているので、帰宅した飼い主さんが玄関ドアを開けるとすでに愛猫が「お出迎え」してくれていることもありますよね。
飼い主さんが出かける際にも、自分も玄関までついてきて「お見送り」してくれることもあります。
猫は玄関ドアから飼い主さんが出かけることや帰ってくることを覚えています。
その際に、玄関ドアの外に好奇心をくすぐられて飛び出してしまう恐れがあります。
愛猫の脱走にヒヤヒヤしながら帰宅したり出かけたりすると、愛猫の「お見送り」や「お出迎え」を落ち着いて楽しむことができません。
特に多くの荷物を持って帰宅した時は、荷物のことと愛猫のことをいっぺんに気にかけていると慌ただしくなってしまいます。
玄関に猫用脱走防止扉を設置することで、出かける時も帰宅する時も落ち着いていることができます。
これは実際に私が最も「設置してよかった」と思ったことです。
猫用脱走防止扉を選ぶときのポイント
天井まで続く高さがベスト
猫のジャンプ力はとても優れていますので、犬用のペットゲートや赤ちゃん用のベビーゲートだと容易に飛び越えられてしまいます。
猫用の脱走防止扉は「天井まで続く高さ」があるものを選ぶのが最も安心です。
格子の「向き」と「幅」をチェック!
横向きの格子だと、愛猫がよじのぼって乗り越えてしまう恐れがあります。
天井との隙間がなければ問題ありませんが、市販のものだとなかなか天井までピッタリあるものは少ないです。
少しでも天井との隙間があるものの場合、横向きの格子がないものを選ぶと安心です。
縦格子であっても、チェックポイントは「隙間の幅」です。まだ成長途中の子猫や小柄な猫の場合、格子の隙間をすり抜けてしまう恐れがあります。
成猫の場合、格子の幅が3cm程度であれば小柄な子でもすり抜けることは難しいでしょう。
「玄関に合った幅」のものを選ぶ
せっかく買っても、サイズが合わなかったらガッカリですよね。
住宅によって玄関の幅が異なります。まずはご自宅の玄関スペースの幅を正確に測り、その幅に対応した猫用脱走防止扉を選ぶことが重要です。
オプションの拡張パーツでカバーできるものもありますのでチェックしてみましょう。
賃貸住宅では「突っ張り」タイプがおすすめ
賃貸住宅にお住まいでも「突っ張り」タイプであれば住宅を傷付けずに設置できます。
突っ張りタイプにも、横の壁に突っ張るタイプもあれば、天井の縦方向に突っ張るタイプもあります。
突っ張り可能な高さや幅をしっかり確認して選びましょう。
「のぼれんニャン バリアフリー」を買ってみた!
玄関から愛猫を脱走させてしまった苦い経験を反省し、玄関に猫用脱走防止扉を設置することにしました。
さまざまなメーカーのものがありますが、私は『のぼれんニャン バリアフリー』を購入しました。
私がこの猫用脱走防止扉に決めた理由や実際の使い心地などレビューをまとめました。
住宅を傷付けずに設置できる「突っ張り」タイプ
我が家は賃貸住宅なので、まずは「突っ張り」タイプで探しました。
『のぼれんニャン バリアフリー』は天井方向の縦に突っ張るタイプの猫用脱走防止扉で、足元にパーツがないバリアフリーな仕様です。
「高さ」と「格子の幅」がナイスだった
『のぼれんニャン バリアフリー』の扉の高さは、最低170cm〜最高190cmまでと結構な高さがあります。
身長157cmの私の頭上よりはるかに上です。
十分な高さがある点も購入を決めたポイントです。
※高さがあっても、扉の周囲に足場となる物があるとジャンプできてしまいます。脱走防止扉の周囲には愛猫の足場となりうる物を置かないようにしましょう。
そして注目したのが「格子の幅の狭さ」です。
格子の幅が3.5cmと、成猫であれば通り抜けるのが難しい狭さです。
扉と床・ポールと壁との隙間も同じく3.5cm(ポールと壁の隙間は最大幅で設置した場合)で、どこからもすり抜けが難しい仕様であることが購入を決定づけたポイントでした。
「拡張パーツ」で我が家の玄関にも設置できた
『のぼれんニャン バリアフリー』には
・高さが足りない時用の「拡張ポール」
・幅が足りない時用の「拡張パネル」
・少しだけ幅が足りない時用の「つっぱりポール」
という、住宅に合わせて調整しやすい別売りパーツが用意されています。
我が家の場合は「拡張パネル」を2枚追加購入することで幅をカバーすることができました。
このほか、
・上の隙間からの脱走防止に「くるくるガード」
・下の隙間からの脱走防止に「キティガード」
など、より確実に愛猫の脱走を防止する追加パーツもあります。
「2段階ロック」でかしこい猫さまにも安心
『のぼれんニャン バリアフリー』の扉のロックは、つまみを上に引き上げてから90°ひねるという2段階になっています。
「つまみを上に引き上げる」という動作は猫にできないので、賢い猫ちゃんであってもロックを外してしまう心配がありません。
「開きっぱなし」にもできて便利です
『のぼれんニャン バリアフリー』は扉を開けて手を離したら勝手に閉まるのですが、扉を90°開くと開けっぱなしにすることもできる仕様です。
玄関掃除の時や大きな荷物を持って出入りする時などに便利です。
2020年新登場のブラウンをチョイス
『のぼれんニャン バリアフリー』のカラー展開はホワイトとブラウンがあります。
白い脱走防止扉はさまざまなメーカーでよく目にしますが、ブラウンはちょっと新鮮でした。
どうやらブラウンは2020年に登場した新色であるようです。
猫用脱走防止扉は高さと幅があるため存在感ガッツリですが、ブラウンを選んだことで我が家の玄関になじんでいる気がします。
まとめ
玄関に猫用脱走防止扉を設ける場合、高さと幅が必要なのでちょっと邪魔かなと思ってしまいますよね。
「出入りする時に気を付ければ大丈夫なのでは?」と思われるかもしれませんが、一度愛猫を脱走させてしまった私は他の飼い主さんにあのような不安な気持ちになってほしくない…と願ってやみません。
実際、猫用脱走防止扉を設置してからは安心して玄関ドアを開けられるようになり、猫との生活が快適になったと感じます。
愛猫と飼い主さんの安心のために、ぜひ玄関にも愛猫の脱走防止扉を設置してみてはいかがでしょうか。