術後に愛犬の元気がないのはなぜ?傷だけでなく心のケアも大切!

人も犬も、手術となると一大事…愛犬の手術は飼い主様も大変不安なことと思います。
無事に手術が終わって様子を見に行った時や退院した後に、愛犬の元気がないと心配になりますよね。
今回は、手術の後愛犬の元気がない時に考えられる原因や、術後の愛犬への接し方を解説いたします。
術後に愛犬の元気がなくなる原因
麻酔から覚めきっていない
手術の後に入院をする場合、手術が終わるとお見舞いができることもあります。
動物病院のケージに入った術後の愛犬を見に行くと、目が潤んでいてどこかぼんやりしている様子であることも。
愛犬のそんな様子を見ると胸がぐっと苦しくなってしまいますよね。
麻酔はだいたい、5〜6時間で切れると言われています。
術後すぐのお見舞いやお迎えであると、麻酔から完全に覚めきっておらずぼうっとしていることがあります。
この場合は、麻酔がしっかり切れれば意識がはっきりしてきます。
術後の痛み
麻酔が切れると痛みも感じるようになります。
犬や猫などの動物は人間よりも痛みに鈍感と言われることもありますが、ガマンできるだけで痛みを感じないわけではありませんので、手術後の痛みによって元気がなくなってしまうことがあります。
また、術後の痛みで排尿排便をしないこともあります。
去勢手術を例に挙げると、術後完全に回復するまでに1〜2週間は必要と言われます。
手術の理由によって術後の回復スピードが異なりますので、食事や運動などについては獣医師の指示にしたがって生活するようにしましょう。
不安やストレスによる疲れ
病院が苦手なわんちゃんも多くいますよね。
特に痛いことをされたわけではないのに怖がるのは、病院が自宅と全く異なる環境であるためです。
環境の変化は愛犬にとって大きなストレスになり得るもので、さらに飼い主さんの姿が見えないことで不安が大きくなってしまうことも。
こういった精神的な疲れによって、術後に元気がなくなってしまうことがあります。
術後は傷の痛みや体調のケアとともに、愛犬の心のケアも大変重要です。
不慣れなエリザベスカラーや術後服によるストレス
エリザベスカラーや術後服など、普段慣れないものの装着で元気がなくなっていることもあります。
特にエリザベスカラーは違和感や動きにくさがあって、装着時にストレスを感じてしまうことが多くあります。
普段洋服を着慣れている子の場合は、術後服の方がストレスを軽減できる可能性があります。
食欲がない時はどうすれば良い?
無理に食べさせなくても大丈夫
食事やお水は麻酔が完全に覚めきってからの方が良いと言われています。
術後の愛犬に食欲がない場合、無理に食べさせなくても大丈夫です。
もし愛犬がごはんを口にしない場合は、しばらく様子を見て安静に過ごさせてあげましょう。
エリザベスカラーが床に当たって飲食しにくいという場合もありますので、ごはん皿を台に乗せてあげると食べやすくなるかもしれません。
ウェットフードだと食べやすい場合も
ウェットフードは香りが立ちやすく、愛犬の食欲をかき立てて食べやすい場合もあります。
ドライフードを口にしない場合は、ウェットフードを少し温めて試してみると良いでしょう。
食事の制限がある場合には獣医師の指示に従いましょう。
翌日もまったく飲食しない場合は病院へ相談すると安心
術後すぐは食欲がなくても、翌日になると少しずつ食べるようになると考えられます。
しかし、手術翌日になっても全く食べない・水を飲まない・排泄していないという場合は病院に相談すると安心です。
術後に元気がない愛犬への接し方
過度に甘やかさない
手術を頑張った愛犬をつい甘やかしてあげたくなってしまいますが、過度に甘やかさない方が良いでしょう。
愛犬のワガママを叶えてしまうと、今後の飼い主さんと愛犬の関係性が崩れてしまう恐れがあります。
術後は体調もデリケートになりますので、おやつの与えすぎにも注意しましょう。
また、術後の愛犬に元気がない時は「ひとりでゆっくり休みたい」と思っている可能性もありますので、かまい過ぎるとかえってストレスになる恐れもあります。
術後の痛みや慣れない環境での不安感などで元気がなくなった愛犬の精神的ケアは、過度に甘やかすのではなく「いつも通り」で接してあげることが大切です。
おやつや運動はしばらくいつも通りにならないかもしれませんが、飼い主さんの態度がいつも通りであることが愛犬の安心感に繋がります。
スキンシップを大切にする
術後の痛みや精神的な疲れによって、愛犬が「ひとりでゆっくり休みたい」と思っているかもしれません。
そんな様子の場合は、愛犬の体調に気を配りつつもそっとしておいてあげる方が良いでしょう。
もしも愛犬がコミュニケーションを求めてくる場合には、ぜひスキンシップを大切にしてあげてください。
愛犬は飼い主さんの手や声が大好きですので、優しく声掛けされながら触れてもらえると非常に安心できるでしょう。
まとめ
私も先日手術を受けたのですが、お腹を少し切っただけなのに術後は激しい痛みに見舞われましたし、慣れない入院生活で帰宅した時にはどっと疲れを感じました。
「犬は痛みに鈍感」と言われることもありますが、やはり手術を終えた後は痛みによってぐったりしてしまうことがありますし、手術や入院といった環境の変化によるストレスで元気がなくなっている可能性もあります。
愛犬の術後には心身ともにケアをしながら、ゆっくりと体調回復を見守ってあげてください。