ペットにおすすめの爬虫類ベスト10【初心者向け】
飼育が難しそうと敬遠されてしまいがちな爬虫類ですが、比較的簡単なものもあります。
今回は私が実際に飼育して、初心者の方におススメな爬虫類達のベスト10をご紹介します。
比較的簡単で可愛く、飼っていて楽しい、そして巨大化しない爬虫類達ですよ♪
- 第10位 アオダイショウ(Elaphe climacophora)
- 第9位 フロリダミズベヘビ(Nerodia fasciata pictiventris)
- 第8位 カブトニオイガメ(Sternotherus carinatus)
- 第7位 シロテンカラカネトカゲ(Chalcides ocellatus)
- 第6位 ソメワケササクレヤモリ(Paroedura pictus)
- 第5位 ボールパイソン(Python regius)
- 第4位 へルマンリクガメ(Testudo hermanni)
- 第3位 アオジタトカゲ(Tiliqua)
- 第2位 コーンスネーク(Pantherophis guttatus)
- 第1位 レオパードゲッコー(Eublepharis macularius)
- まとめ
第10位 アオダイショウ(Elaphe climacophora)
■アオダイショウ Het アルビノ
アオダイショウは日本に元来生息している固有種のへビなので、比較的環境が作りやすいです。
冬眠させることに対しての賛否両論はありますが、冬眠させて飼育する事も可能です。
また、アルビノやエゾブルーなどのモルフも作出されており、国内外でとても人気が高いです。
モルフでなくてもアオダイショウはとても美しく、飼育し観察しているととても楽しいです。
価格は、WD個体(※)は数千円で購入できますが、モルフのになると十数万円になることもあります。
※WD個体とは野外で採集された個体のことをいいます。CB個体とは飼育下で繁殖された個体のことをいいます。他にも現地のファームで繁殖されたFH個体なども存在します。
※モルフとは簡単にいうと人間が突然変異や色味の強い個体などを選別交配する事によって生まれた品種の事を言います。
第9位 フロリダミズベヘビ(Nerodia fasciata pictiventris)
■フロリダミズベヘビ
北アメリカに生息するヘビで、名前の通り水中で生活していることが多いです。
完全な水ヘビとは違い、生涯水中で生活することはありませんが、ボールパイソン、コーンスネーク、アオダイショウ等よりも水中にいる時間とても多いです。
そして最大の魅力は、基本的に魚しか食べないため冷凍マウスに抵抗がある人でも飼育可能なところです。
また、個体にもよるかもしれませんが、冷凍の魚を食べる個体もいます。
あまり大きくなりませんが、陸上と水中の2つの環境を用意した方が良いので、ケージのサイズは大きいに越したことはありません。
成体で最低でも60×45cm程度の大きさが必要です。
幼体では特に、ある程度乾燥している場所がないと、水カビ病のような病気になってしまいやすいので注意が必要です。
第8位 カブトニオイガメ(Sternotherus carinatus)
■カブトニオイガメ
北アメリカに生息する水棲ガメです。
魅力は甲羅がとても美しく、顔も愛嬌のある顔をしているためとてもかわいいです。
大きさはミシシッピアカミミガメと比べて小さく、行動範囲も少ないため一般宅でも飼育がしやすいのでオススメです。
餌も人工飼料で飼育することができるも魅力のひとつです。
甲長は最大16cm前後です。
第7位 シロテンカラカネトカゲ(Chalcides ocellatus)
■シロテンカラカネトカゲ
シロテンカラカネトカゲは、中東近辺の砂漠に生息するトカゲの仲間です。
砂漠に生息しているため、砂の中にもぐり、砂の中を泳いでいるような姿はとても可愛く魅力的です。また、餌を食べにたまに顔をだす姿はとてもかわいいです。
爬虫類でありながら子供を直接産む卵胎生で、多頭飼育しているとまれに子供を産むことがあります。
成体でもあまり大きくならず、20cm程度で日本のカナチョロより若干大きめです。
人工飼料は食べないので、生餌が必須となります。
第6位 ソメワケササクレヤモリ(Paroedura pictus)
■ソメワケササクレヤモリ Het ゴースト
ソメワケササクレヤモリは爬虫類の研究に使用されるぐらい、とても飼育繁殖が簡単で繁殖サイクルもとても短いという特長があります。
そのため完全に性成熟していない状態で繁殖してしまいがちです。すべての生き物に当てはまりますが、繁殖後は親個体が死んでしまう事があるので、繁殖を狙う際には計画的に行いましょう。
ソメワケササクレヤモリの魅力はかわいらしい目が特徴的です。モルフも作られています。大きさはレオパードゲッコーよりも少し小さいぐらいです。
人工飼料は食べないので、生餌が必須となります。
第5位 ボールパイソン(Python regius)
■ボールパイソン パステル
ボールパイソンの生息地は雨季と乾季の差が激しいため、一切餌をとることができず餌を食べることができない時期が存在します。
あまりよくはありませんが、旅行などで数週間餌をあげることができなくても生きていることができます。
大きさは飼育下ではあまり長くならず120cmぐらいの大きさに成長します。太さはアオダイショウなどのナミヘビのなかまより太くなり重量感があります。
個体差もありますが比較的おとなしい個体が多く、ハンドリングをすることができ飼育していてとても楽しいです。
価格は、モルフによって異なりますが一般的なモルフのパステルであれば1万円前後で購入することができます。
第4位 へルマンリクガメ(Testudo hermanni)
ヘルマンリクガメの魅力は、餌が基本的には野菜や人工飼料だけで飼育でき、虫が苦手な人でも飼育する事ができることです。野菜を必死に食べている姿はとても可愛く魅力的です。
リクガメは大きくなるイメージがあるかもしれませんが、ヘルマンリクガメは自宅で飼育することが可能な範囲にしか成長しません。
亜種によって異なりますが大体甲長30cm程度です。
大きくなるリクガメは、ゾウガメやケヅメリクガメなどの一部の種類です。
価格は2万円程度ですが、紫外線ライトやバスキングなどの用品が必要なので初期費用は結構かかります。
第3位 アオジタトカゲ(Tiliqua)
■クロスアオジタトカゲ
アオジタトカゲは、ツチノコのようなビジュアルと青い舌が特徴的です。
アオジタトカゲの魅力は、何でも食べる事です。
虫や野菜、人工飼料、鶏肉等、色々な餌を食べてくれます。
他の爬虫類を飼っている場合、残った餌を食べてくれたりもします。
雑食性ですので、バリエーションとして様々な餌を与えるようにしましょう。
餌を食べている姿はとても可愛く、ピンセットから食べてくれることもありとても癒されます。
価格はとても高額です。安い種類でも3万円ぐらいします。
第2位 コーンスネーク(Pantherophis guttatus)
■コーンスネーク
コーンスネークの名前の由来は、所説ありますが「お腹がコーンのような模様に見える」や「コーン畑に生息している」などの説があります。
コーンスネークの魅力はモルフが多いところです。色彩や斑紋があり、自分好みのものを見つけることができます。
大きさは最大150cmほどの長さに成長しますが、ボールパイソンなどに比べあまり太くはならず、餌の量も少なくてすみます。
餌の頻度は、成体だと十数日に1回で良いので、ペットホテルに預けたりしなくても旅行ができます。
価格は幼体なら1万円ぐらいで購入できます。
幼体すぎる(ベビーすぎる)と飼育が難しいため、生まれてから最低でも2月は経過し、自らピンクマウスSサイズ以上を食べることができる個体を選ぶようにしましょう。
第1位 レオパードゲッコー(Eublepharis macularius)
レオパードゲッコーはとても有名な爬虫類のため、爬虫類を飼育していない人でも知っている人は多いかもしれません。
つぶらな瞳と、色彩豊富なモルフが魅力です。
また、他の爬虫類に比べ飼育、繁殖がとても簡単で、餌も生き餌を使わなくても飼育が可能なのも魅力の1つです。
価格はモルフによって異なりますが、人気のモルフであるマックスノーは1万円ぐらいで購入することができます。
■生まれたばかりのレオパードゲッコー
まとめ
今回は初心者でも比較的飼いやすく、巨大化しない爬虫類を紹介しました。
爬虫類には飼育しやすい種類も数多くいますので、是非皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?