お留守番が得意な犬種は?犬に与える不安感についても考えよう
共働きやひとり暮らしの世帯でも犬を飼いたい人は多いですよね。
しかしそこで心配なのが、飼い主さんがいない間、きちんとお留守番をしてくれるかどうか…。
今回は、お留守番に向いている犬の性格や犬種をご紹介します。
また、お留守番をする時の、犬の気持ちやストレスについても触れていきます。
どんな犬がお留守番に向いているの?犬種は?
お留守番に向いている犬の性格
犬はもともと群れで暮らす動物なので、飼い主に依存する子も多く、ひとりでお留守番するのはとてもさみしがります。
そんなさみしいお留守番に耐えられる、我慢強さを持つ穏やかな性格の犬はお留守番に向いていると言えるでしょう。
また中には、あまり飼い主に依存しない子もおり、そんな性格の持ち主はお留守番が得意かもしれませんね。
飼い主さんが愛犬にお留守番を任せる時に一番心配なのは、「家の中で何か問題を起こさないか」ということ。
そこで、お留守番をしてもらう前には、粗相をしたり、いろいろなものを噛んでしまったり…ということがないよう、しつけておきたいですよね。
物覚えが良くしつけやすいという点から言うと、知能の高い賢い犬がおすすめです。
お留守番に向いている犬種
穏やかで賢い犬と言えば、ゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーが有名です。
おとなしい性格で、おっとりした一面を持っています。
シーズーも穏やかな性格で知られる犬種で、無駄吠えすることも少ないと言われており、お留守番が得意です。
好奇心旺盛で、ひとり遊びが上手なので、お留守番中も楽しく遊んでいるかもしれませんね。
そのほか、独立心の強い柴犬やチワワ、パグもお留守番が得意な犬種です。
ただし、吠えやすいチワワはしっかりとしたしつけが必要だったり、暑さ・寒さに弱いパグには室温調節が必要だったりと、注意点もあるのでしっかりと調べておきましょう。
お留守番する犬の気持ち
お留守番が長時間になってくると、もともとひとりでいることが苦手な犬は、とても不安に感じます。
犬のお留守番の時間は10時間が限度と考えられていますが、中には30分程度でも不安で耐えられない子もいるようです。
犬に大きなストレスをかけないよう、お留守番の練習にはたっぷりの時間をかけましょう。
始めは短時間から、徐々に時間を延ばしていきます。
「必ず飼い主さんは帰ってきてくれる!」と犬が学習してくれれば、お留守番を任せても大丈夫!
犬のストレスサインを見逃さないで!
日常的にお留守番させていると慣れてくる犬もいるようですが、中には心配な行動を見せる犬もいます。
犬をお留守番させる時に、特に気をつけておきたいのが「分離不安症」という症状です。
これは、「飼い主さんがもう帰ってこないのでは?」という強い不安感から起こる、さまざまな問題行動のこと。
吠える・噛む・粗相をする・興奮する・ものを壊す・飼い主さんにつきまとう・飼い主から離れない・同じ場所をうろうろするなど、心配な行動が続くようなら、専門家に相談することをおすすめします。
このような分離不安症を引き起こさないためには、お出かけの前後に触れ合いすぎないことも大切。
お出かけ前後はクールに対応し、触れ合いやスキンシップは犬の気持ちが落ち着いてから行うと良いでしょう。
また、普段の関係性やお留守番中の環境など、愛犬に大きな不安やストレスをかけていないか、もう一度振り返ってみてくださいね。
まとめ
同じ犬種でも、犬の性格や飼い主さんとの関係性によって、分離不安症になりやすい子がいます。
お留守番に向いている犬種だからと過信せず、愛犬の様子にはしっかりと気を配って見てあげてくださいね。