愛犬がフードを食べない!そんな時に試したい「狩猟本能」を刺激する3つの方法
健康な愛犬がフードを食べなくなってしまい、困ったことはありませんか?
その原因は犬の「狩猟本能」にあるかもしれません。
フードを変えたりトッピングをするのではなく、愛犬の「狩猟本能」を刺激することで食欲が出てくるかもしれません!
今回は、私が実際に行っている愛犬の「狩猟本能」を刺激する3つの方法をご紹介します。
狩猟本能を刺激する理由
野生動物は、目覚めている時間の約8割を、狩りに費やしているそうです。
生き延びるために、大変な苦労をして獲物(食べ物)を得ているのです。
動物はこのように「苦労して獲物を得る」ことで狩猟本能が満たされ、大きな達成感・充実感を得ているらしいことがわかってきました。
裏を返せば、「簡単に手に入る獲物には価値がない」ということですね。
人が「手に入りにくいモノほど欲しくなる」のと同じですね。
人と共に暮らす犬にも、狩猟本能が受け継がれています。
愛犬に食事を与えるとき、ボウルにフードを入れて「はいどうぞ!」ではなく、愛犬がフードを口にするまでのハードルを上げるような工夫をすれば、食べなかったフードを喜んで食べてくれるようになるかもしれません。
狩猟本能を刺激する3つの方法
コング、ビジーバディなどの知育玩具を使う
我が家には2歳の柴犬の男の子と1歳の秋田犬の女の子が暮らしていますが、柴犬の男の子が時々パタリとフードを食べなくなります。
そんな時にはまず、コングやビジーバディなどの知育玩具にフードを詰めて与えてみます。
我が家はドライフードを与えていますが、与える1回の量すべてを知育玩具に詰めるのではなく、少しドライフードを詰めた知育玩具と、詰めきれなかったフードをボウルに入れて与えます。
大抵の場合この方法で食べてくれますが、ダメな場合は少し手間のかかる次の方法を試します。
部屋のあちこちにフードを隠して探させる
時間がある時限定の方法ですが、お皿数枚に小分けにしたフードを、テーブルや椅子などの家具の下、ドアやカーテンの裏などに隠します。
愛犬には「マテ!」をさせておいた後、「ヨシ!」の号令をかけ、フードを探させます。
これは我が家の柴犬が子犬の頃から大好きな遊び&食事方法で、勇んでフードを探し出し、大喜びで食べてくれます。
隠したフードを探す行為は狩りの擬似体験ですから、狩猟本能もかなり満たされるのではないでしょうか。
フードボウルに蓋をする
最後は、忙しい時用の驚くほど簡単な方法「フードボウルに蓋をする」です。
蓋といっても、手近にあるものをフードの上に被せるだけ。
私はよく、ダンボールの切れ端を被せています。
愛犬がマズルで押せばすぐに取り除ける簡単なモノですが、それでもフードを手に入れる難易度が少し上がるためか、放置されていたフードも食べてくれることが多いです。
番外編:フードを与える場所を変える
狩猟本能には関係なさそうですが、簡単な方法をひとつ。
フードを与える場所(部屋)を変えると、食べてくれたりします。
ケージ→ケージの外、キッチン→リビング、玄関の中→玄関の外など。
習慣化した方法を少し変えるだけで効果がある場合が多いので、難しく考えずに思い付いたことを試してみると良いでしょう。
まとめ
愛犬がフードを食べない理由は、好き嫌いばかりとは限りません。
あまりにも簡単に手に入るので、興味を失っている可能性もあります。
新しいフードやトッピングを試す前に、犬の「狩猟本能」を満たすようなフードの与え方をしてみてはいかがでしょうか?