コーギーってどんな犬?知っておきたいコーギーの基本情報
短い足と丸いお尻が可愛い!と人気のコーギー。
犬種としては有名ですが、歴史や種類、性格など詳しい情報は知らない、という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、コーギーとはどんな犬なのかを詳しくご紹介します。
コーギーの新しい一面を知るきっかけになれば嬉しいです♪
歴史
コーギーは「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」と「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」の2種類に分けられます。
歴史が古いのはカーディガンの方で、紀元前1200年頃に中央ヨーロッパからイギリスのウェールズに持ち込まれたと言われています。
一方、ペンブロークの歴史についてはいくつか説があります。
ベルギー~フランスにまたがるフランドル地域からウェールズに持ち込まれたとも、10世紀頃に北欧のヴァイキングがウェールズに持ち込んだ犬がルーツとも言われています。
どちらも牧畜犬として家畜を追いかけ、人と共に働いた頼もしい犬ですよ。
大きさ
ウェルシュ・コーギー・カーディガンは体高26~32cm、体重11~17kgです。
対してウェルシュ・コーギー・ペンブロークは体高25~31cm、体重10~14kgです。
体重的には中型犬に分類されます。
毛色
カーディガンは縞模様の「ブリンドル」や大理石のような「ブルーマール」、「ブラック&ホワイト」「レッド」「セーブル」「トライカラー」など種類豊富です。
ペンブロークは定番の「レッド」の他、黒が混ざった「セーブル」や色が淡い「フォーン」、「ブラックタン」「トライカラー」があります。
体の特徴
コーギーは胴長短足が特徴で、短い足でちょこまか歩く姿が魅力!
牧畜犬だけあってスタミナがあり、小さな体に驚くほどの力を秘めています。
カーディガンは尻尾が長いのに対して、ペンブロークは断尾することが多いため短いです。
コーギーの可愛さは何といってもおしり!白と茶色の配色から、食パンと呼ばれ大人気なんです。
おしりモチーフのグッズや写真集も販売されています。
寿命
コーギーの寿命は12~14年ほどです。
17歳まで生きた長寿の子もいるそうですよ。
性格・気質
カーディガン、ペンブローク共に活発で遊び好きな子が多いです。
カーディガンは飼い主に忠実ですが、初めて会う人や犬には警戒することも。
ペンブロークはキラキラの笑顔から分かる通り、明るくて好奇心旺盛です。
牧畜犬だった頃の名残でよく吠える子もいます。
飼育ポイント
環境
コーギーは体型的に背中や腰に負担がかかりやすいため、フローリングの床は避けた方が良いでしょう。
滑りにくいマットを敷いてあげてください。
また、階段やソファーなどの段差も要注意。踏み台やスロープを用意するのがおすすめです。
運動量
コーギーは運動量が多い犬種なので、散歩は1日2回しっかり行いましょう。
時間は30分~1時間がちょうど良いです。
ドッグランでのびのびと体を動かす日も作ってあげてください。
食事
コーギーは食欲旺盛で太りやすい体質なので、食事量の管理をきちんと行うことが大切です。
1日2回、体の大きさや年齢に合った量を与えるようにしましょう。
フードは高タンパク低脂肪でカロリーの低いものを選ぶのがおすすめ!
おやつの与えすぎには注意してくださいね。
しつけ
家畜の足に噛みつく習性から人の足を噛もうとしたり、大声で吠えたりする子もいます。
こうした行動が見られたら、できれば子犬の頃から矯正するようにしましょう。
コーギーは賢いため、しっかり褒める時と毅然と叱る時のメリハリをつけ、一貫性のあるしつけを行うことが大切です。
お手入れ
コーギーの毛はダブルコートなので、抜け毛のお手入れはしっかりしましょう。
特に春と秋の換毛期はどっさり毛が抜けます。
多い時は1日1~2回ブラッシングしてあげると良いですね。
気をつけたい病気
変性性脊髄症
遺伝子の変異によって発症する病気で、詳しい原因はあまり分かっていません。
歩き方がおかしくなり、徐々に立てなくなったり排泄が難しくなったりといった症状が現れます。
最終的には呼吸困難で亡くなることも。
効果的な治療法や予防法は今のところありません。
歩行に違和感を覚えたらすぐに病院へ行きましょう。
椎間板ヘルニア
背骨を繋ぐ椎間板に異常が生じ、脊髄を圧迫することで様々な症状が出ます。
コーギーやダックスといった胴長短足の犬種は、遺伝的にリスクが高いと言われています。
症状としては痛みやふらつきが見られ、重症になると歩行ができなくなり、排泄の問題を抱えることも。
予防として、階段や滑りやすい床を避けることや、肥満にならないよう注意することが大切です。
尿石症
尿のミネラル成分が結石となり、腎臓や尿道などに生じる病気です。
膀胱炎のように排尿がスムーズにできなかったり、痛みが出たりします。
尿が出なくなると命に関わる恐れがあるので要注意。
水分をしっかりとることや、トイレが快適にできる環境を整えて我慢させないことで予防できます。
普段から愛犬の尿の状態をチェックして、異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう。
まとめ
コーギーは可愛いだけじゃなく、パワフルさも兼ね備えた犬です。
今飼っている方、これから飼う方は十分に運動させてバランスの良い食事を与え、愛犬の健康を守りましょう。
愛らしいコーギーとの暮らしを楽しんでくださいね!