猫と一緒に小動物も飼える?猫と相性の良い小動物、悪い小動物は?
猫と一緒に他のペットも飼いたいと思った時、お互い仲良くできるのか心配になりますよね。
猫より体が小さい小動物は一緒に暮らすことができるのでしょうか?
今回は、ペットとして人気の小動物と猫の相性についてご紹介します。
同居できる可能性がある小動物
フェレット
活発で好奇心旺盛なフェレット。
猫と同じく肉食でよく眠り、狭い所に潜り込むのが大好きです。
猫との相性は比較的良いですが、お互いの性格を見極めることが大切です。
初対面は慎重に行い、どちらかが威嚇したり噛みついたりするようならすぐに離しましょう。
仲良くなれそうな場合でも、普段はフェレットをケージに入れておくのがおすすめです。
フリーにする場合はきちんと見守るようにしましょう。
猫とフェレットは快適に過ごせる温度が異なるので、特に夏や冬は別々の部屋で飼うことをおすすめします。
うさぎ
うさぎは犬や猫と並んで人気のペット。
性格は個体差が大きく、神経質で臆病な子もいればのんびりした子、活発で遊び好きな子など様々です。
うさぎは草食動物なので、肉食動物の猫と暮らすとストレスが溜まる危険があります。
同じ空間にいると、猫がうさぎを追いかけ回してしまうことも。
会わせる時はうさぎをケージに入れ、怖がるようなら別々の部屋で飼いましょう。
うさぎが怖がらず、猫も攻撃しないようなら同じ部屋で暮らせるかもしれません。
その場合も、うさぎをケージに入れておくと安心です。
ハリネズミ
最近ペットとしての人気が上がっているハリネズミ。
猫との体格差はありますが、お互いの性格によっては仲良くなる可能性があるようです。
母親を亡くしたハリネズミたちを、猫が母親代わりになってお世話した、というケースもあります。
ですが、猫がハリネズミに攻撃したり、ハリネズミの針が猫に刺さったりする危険があるので同居は慎重に。
まず、顔を合わせた時の反応をよく観察しましょう。
どちらかが威嚇するなら別々の部屋で飼うようにします。
また、猫からハリネズミにダニなどの皮膚病が移る恐れがあるので、猫の健康チェックはしっかり行いましょう。
ハリネズミがストレスを溜めないよう、長時間の面会は避けてくださいね。
同居は避けたい小動物
ハムスター
小さな体と動きが愛らしいハムスター。
元々ネズミを捕まえていた猫にとって、ハムスターは獲物とみなされます。
ハムスターからすると、自分を攻撃する相手と一緒に暮らすのは恐怖ですよね。
たとえハムスターがケージに入っていたとしても、猫と同じ部屋で生活させるのは避けましょう。
もし同じ家で飼いたい場合は、部屋を分けて猫がハムスターの部屋に行かないよう注意してください。
鳥
インコや文鳥などの鳥も、猫にとっては捕食相手。
愛猫が窓辺で「カカカッ」と鳴いているのを見たことはありませんか?
これは鳥などの獲物を見つけて興奮している時に出る声。
ですから鳥と猫を同じ部屋に入れると、猫は鳥のケージに向かって飛びつく危険があります。
鳥にとっては恐怖ですし、猫もずっと興奮状態が続くのでお互いにとってストレスです。
鳥が襲われて命を落とす、という悲しい事故が起こらないよう、一緒に飼うのは避けましょう。
金魚
水槽の中を泳ぐ美しい金魚に釘付けになる猫ちゃんはたくさんいます。
水槽の上部が開いていると、前足で金魚を取り出してしまうことも。
また、小さい水槽で飼っている場合は猫がぶつかって倒れる危険もあります。
絶対に同居できないという訳ではありませんが、避けた方が良いでしょう。
同じ家でも完全に別の部屋で生活するならOKです。
もしどうしても同じ部屋で飼うなら、重量のある大きめの水槽と丈夫でしっかり閉まるフタを用意し、猫がいたずらできないようにしましょう。
水槽周りのコードにじゃれたり、噛みついたりしないように対策することも大切です。
メダカや熱帯魚も同様です。
猫の年齢も重要?
猫が他のペットと仲良くなれるかは、同居する年齢に大きく左右されます。
猫は生後2ヶ月頃までに社会化が完了しますが、その間に他のペットと触れ合っていると、成猫になっても仲良くできる可能性が高いようです。
実際、子猫とフクロウがぴったりくっついた姿が可愛すぎる!と人気になったことも。
成猫になってから同居させる場合、縄張り意識や狩猟本能が出て、上手くいかないケースが多いようです。
まとめ
一緒に生活できる可能性があるとはいえ、基本的に猫と小動物は捕食する、される関係です。
ですから、引き合わせる時も仲良くなれた後も、一緒にいる時は細心の注意を払ってください。
SNSでは仲良しショットがアップされているから、うちも大丈夫♪と思わないようにしましょう。
猫にとっても小動物にとってもストレスなく、安全に暮らすことを一番に考えて、楽しいペットライフを送ってくださいね。