愛犬のお散歩はどのくらいが適正?犬種別に必要な散歩量やお散歩のポイント☆
愛犬と暮らしている方にとって、散歩は日課の一つですよね。
お散歩中に季節を感じたり、犬友さんと交流したりするのは、飼い主にとっても愛犬にとっても楽しい時間だと思います。
今回は、「うちの犬はどれくらい散歩すれば良いの?」という疑問にお答えして、犬種別に必要な散歩量やお散歩のポイントをご紹介します。
同じ犬種でも運動量には個体差があるので、目安として参考にしてくださいね。
小型犬
小型犬は室内でたくさん遊ばせていれば、散歩しなくても良いと言われることがあります。
確かに小型犬は大型犬ほどの運動量は必要ありませんが、お散歩には運動以外にも色々なメリットがあるのです。
まず、愛犬にとってストレス解消や気分転換になります。
例えば普段インドアな人でも、ずっと家に閉じこもっていると気が滅入ってしまいますよね。
それと同じで、愛犬も外に出て目や耳から色々な刺激を受けて、リフレッシュすることが大切です。
また、お散歩は他の犬や人とのコミュニケーションの方法を学ぶ、社会勉強の場でもあります。
ですから、小型犬でも毎日、散歩の時間を取ってあげたいですね。
小型犬にちょうど良い散歩量と頻度
チワワやシーズー、ポメラニアンといった犬種におすすめの散歩時間は、1回15~30分です。
ミニチュアダックスやトイプードルなどのおすすめ時間は、1回40~50分と多め。
ジャックラッセルやボストンといったテリア種は、活発でスタミナがあるので1回1時間は欲しいですね。
このように、小型犬でも種類によって必要な時間は異なります。
散歩の頻度は1日1~2回です。
できれば2回に分けた方が、愛犬の体への負担が少ないのでおすすめです。
注意したいポイント
チワワやポメラニアンなどの超小型犬は、骨や関節が弱い子もいます。
散歩で体を壊してしまったら元も子もないですよね。
一度に長時間散歩させたり、アップダウンの激しい道を通ったりするのは避け、愛犬のペースに合わせましょう。
中型犬
中型犬はパワーがあり、必要な運動量は小型犬より増えます。
運動不足にならないよう、毎日欠かさず散歩しましょう!
中型犬にちょうど良い散歩量と頻度
フレンチブルドッグやスピッツ、ビーグルといった犬種は、1回30~40分を目安に散歩させましょう。
中型犬の中でも特に運動量が多いのは、ボーダーコリーです。牧羊犬で身体能力が高いので、1回1時間は必要ですね。
散歩の頻度は1日2回です。
散歩の途中で少し走らせるなど、運動量を増やす工夫をするとよりgood!
大型犬
牧羊犬や猟犬として活躍した犬種が多い大型犬。
室内で体力を発散させることが難しいので、外でしっかり体を動かすことが大切です。
その一方で、のんびり屋さんでたくさんの運動量は必要ない犬もいます。
愛犬の性格やペースを見極めて調整しましょう。
大型犬にちょうど良い散歩量と頻度
ハスキー、コリー、ダルメシアンといった大型犬は、1回1時間の散歩がおすすめです。
家畜を追いかける牧羊犬や、鳥などを捕らえる猟犬だった犬種はスタミナや筋肉があるので、時間が短かったりゆったりペースだったりすると物足りないかも。
犬種のルーツを調べてみると、どれくらいの運動量が必要なのかが分かりやすいですよ。
散歩の頻度は1日2回、しっかり時間を取ってあげましょう。
注意したいポイント
子犬の頃から激しい運動をさせると、股間接形成不全といった病気になりやすいと言われています。
運動量が必要な犬でも、1歳くらいまでは激しい運動は控えましょう。
散歩ルートをただ歩くだけでなく、途中で公園に寄って思い切り走らせてあげると、愛犬の満足度が上がります。
広い場所でキャッチボールをしたり、一緒に走ったりすると良いですね。
毎日の散歩だけだと足りない場合は、リードを外してのびのび遊べるドッグランに連れて行くのもおすすめ!
マナーを守って他の人や犬に接することができるように、きちんとしつけてから行きましょう。
今のお散歩で大丈夫?愛犬に合った散歩量の見極め方
「今の散歩時間で足りているのかな?」「お散歩長すぎる?」そんな風に迷ったら、愛犬の散歩中や散歩後の様子を観察してみましょう。
ちょうど良い散歩量を判断するのに役立つポイントをご紹介します。
散歩量が足りない場合
散歩量が適切なら、帰宅後ゆったりとくつろいだり、ウトウトしたりします。
帰ってからも落ち着きなく動き回っている、飼い主を遊びに誘うといった行動が見られたら、十分に運動できていないサインです。
散歩の時間を延ばしたり、走らせる量を増やしたりしましょう。
また、物を壊すなどのいたずらがある場合も要注意。
いたずらの理由は色々ありますが、運動不足もその一つです。
散歩量が多すぎる場合
散歩中や散歩後に、ハッハッと浅く短い呼吸をしている、疲れた様子で歩きたがらない、ぐったりしているようなら、散歩量が多すぎます。
途中で切り上げて、時間を短くしましょう。
愛犬の体調や季節によって必要な散歩量は変わるので、様子を見ながら調整してください。
高齢になると疲れやすくなるため、より気を配ることが大切です。
まとめ
それぞれの犬に合ったお散歩は、心身の健康を保つのにとても大切です。
愛犬が生き生きと楽しそうに散歩している姿を見るのは、飼い主にとって喜びですよね♪
愛犬の様子を観察して、ぴったりのお散歩メニューを組んであげてくださいね。