絶対にあげてはダメ!絶対に覚えておいて!!犬に与えてはいけない果物!!!
春夏秋冬それぞれ旬の果物がありますが、犬を飼っているみなさんは愛犬に果物を与える機会はありますか?
我が家ではリンゴやバナナなど、愛犬のおやつやフードのトッピングとして与えています。
犬が食べることのできる果物はたくさんありますが、犬には与えてはいけない果物もいくつかあります。
今回は犬が食べてはいけない果物をご紹介します。
ぶどう
夏から秋にかけて旬のぶどう。
ご存知の飼い主さんも多いかと思いますが、ぶどうは犬に食べさせてはいけない果物です。
ぶどうにはポリフェノールやアントシアニンが多く含まれていて、私たち人間にとっては疲労回復や脳の働きを活発にする効果なども期待でき、栄養価が高い果物とされています。
甘くて美味しいぶどう。青果店やスーパーにも並んでいるので食卓に並ぶ機会も多いですよね。
しかし犬にとっては、ぶどうを食べると中毒になってしまう危険があります。
実際にぶどうを一粒食べただけで犬が中毒症状を起こしたという例も報告されているようです。
犬がぶどうを食べて中毒を起こしてしまう原因は、残念ながら現在でもはっきりと特定はされていないそうです。
犬がぶどうを食べたことによる中毒症状として、その日のうちに下痢や嘔吐、腹痛などの症状が表れ、ひどい場合は急性腎不全の恐れや、最悪の場合死に至るケースもあるようです。
私たちがぶどうを食べる際も犬に与えないのはもちろんのこと、犬が届く場所に置かないよう細心の注意が必要です。
ぶどうを使ったお菓子など、ぶどうの加工品も同じく愛犬に与えないよう気をつけましょう。
マスカット
マスカットも犬が食べてはいけない果物です。
ぶどう同様にマスカットを犬が食べてしまうと、腹痛、下痢、嘔吐の症状や急性化腎不全の原因など、ブドウ中毒の危険があります。
甘くて美味しいマスカットですが、「少しくらいなら」と犬が欲しがるからといってと与えることは控えましょう。
レーズン
レーズンもぶどうを干したもの、別名「干しぶどう」なので、ぶどうやマスカットと同じように犬に与えてはいけないとされています。
私たち人間が食べるパンやパウンドケーキなどにも入っていることがあります。
飼い主さんがそれらを食べる際は愛犬に分け与えたり、落としたりしないよう注意が必要です。
イチジク
イチジクが好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我が家でもよく甘く煮詰めたイチジクを食べています。
イチジクは食物繊維であるペクチンが豊富で、私たち人間にとっては、腸内環境を整え便秘の改善も期待でき、二日酔いの予防や高血圧の予防にも良いとされています。
「不老長寿の果物」と呼ばれるほど人間にとっては栄養価が高いとされているイチジク。
しかしイチジクは、犬には食べさせてはいけない果物のひとつです。
イチジクには犬にとって悪影響な成分が含まれています。
ひとつは「フェシン」。
人間にとってはタンパク質を分解してくれる酵素として注目されていますが、犬にとってフェシンは粘膜を破壊する原因となってしまいます。
ふたつ目は「ソラレン」です。
こちらは紫外線を吸収しやすい性質があり、私たち人間にとっても気をつけたい成分です。
犬にとっては下痢などの原因にもなるようなので注意が必要です。
アボカド
野菜と思いがちのアボカドも果物の一種です。
栄養価が高いとされ、女性にも人気がありますよね。私も大好きで二日に一回は食べています。
食物繊維も豊富で私たち人間にとっては、腸内環境を整えてくれたり、抗酸化作用のあるビタミンEにより血管の健康を保ち老化防止に良いとされています。
しかし犬には与えてはいけない果物です。
アボガドに含まれる「ペルシン」という成分が、犬にとっては中毒の原因となってしまい、有害に働いてしまうようです。
アボガドによる中毒症状としては、下痢や嘔吐、痙攣や呼吸困難などの症状が出る場合があります。
数日後に症状が表れることもあるようなので、万が一犬がアボガドを誤って食べてしまった場合は注意が必要です。
プルーン
プルーンにはコレステロールの吸収を抑制するペクチンが豊富で、鉄分やカロテン、ビタミンEなど私たち人間にとっては栄養価の高い果物です。
しかしプルーンも犬が食べてはいけない果物です。
プルーンにはカリウムが多く含まれています。犬にとってはカリウムの過剰摂取になってしまう恐れがあります。
また、プルーンに含まれるソルビトールと言う成分が、下痢などの原因になる場合があるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私たち人間にとっては栄養価が高く好ましい果物でも、愛犬にとって食べては危険となりうる果物もあるのですね。
美味しいからと、つい愛犬に与えたい気持ちはありますが、今回ご紹介した果物は愛犬には与えないように気をつけたいものです。
私たち飼い主にとって愛犬が健康でいてくれることが一番ですよね。
万が一犬が食べてはいけない果物を誤って食べてしまい、中毒症状を起こしてしまった際などは早急に動物病院へ行くことをオススメします。