羊毛フェルト初心者の4つの疑問★プロにも聞いてみました!
みなさんこんにちは!
ReCheriライターchiiです(*’ω’*)
以前の記事で「羊毛フェルト」の教室に初参加してきた体験談をご紹介いたしました。
初めて羊毛フェルトを見て、触って、作ってみた私でしたが、”丸めて刺す”という究極にシンプルな作業でさまざまなものを作れるなんて…本当にビックリ仰天でした。
今もお教室で作った招き猫ちゃんを見てホクホクしている私ですが、今回は体験教室が終了した後、羊毛フェルト初心者の私が気になる4つの疑問を自分で考察したり先生に聞いてきましたのでご紹介します!(^^)!
最初から独学でチャレンジできる?
本屋さんには羊毛フェルトの作り方の本がたくさんありますし、手芸屋さんには必要な物が全部そろっているスターターキットも売られています。
羊毛フェルトは「丸めて刺す」という極めてシンプルな作業が基本で、道具も羊毛、マット、ニードルさえあれば良いというシンプルさ!
羊毛フェルトは最初から独学でチャレンジしやすそうです。
しかし、これは初チャレンジを体験教室で迎えた私の感想なのですが、「初めてならとりあえずお教室に参加してみた方が数倍楽しい」と思います!
これは断言できます!!
なぜかというと、作業がシンプルだからこそです。
ちょっとしたコツを身に付けるかどうかで、作るもののクオリティに格段の差が出ると実感しました。
・フェルトの丸め方
・ニードルの刺し方
・各パーツの繋げ方
・羊毛の色の配分
このような些細なことでも、テクニックを知っているかどうかがモロに出てしまうなぁと実感しました。
実際に先生が目の前で行っている様子を見て学んだり、分からないことはすぐに聞ける体験教室から始めるのが断然おすすめであります。
なにより「なぜ羊毛フェルトを針で刺すだけでくっついて固まっていくのか」という原理が分かることが一番大事です。
この原理は目の前で実際にお手本を見た方が分かりやすいと思いました。
私も自分だけ初心者アウェイな体験教室への参加にチョット緊張しましたが、どうすれば良いのか分からなくてモンモンとする時間がまったくなくて、2時間ずっーと楽しかったです。
そして、先生も生徒さんも優しい方ばかりだったことも緊張がほぐれました。てへへ。
どんなに上手なプロでも、必ず「初めて」があるものです。
ふと疑問に思ったのが、先生が羊毛フェルトを始めたキッカケです。
先生のキッカケをお伺いしたところ、やっぱり先生も体験教室に参加したことがキッカケで、先生になるくらいにハマってしまったそうです!
羊毛フェルトは魅惑の沼なのですね…★
100均の道具って、正直どうですか?
初めて何かにチャレンジする際に、いきなり高価な道具をそろえるのもハードルが高いですよね。
羊毛フェルトのニードル(刺す針)にも細々と種類があり、どれを買って良いのかも悩んでしまいます。
ならば、100均のニードルや羊毛からチャレンジしてみようかな!と思う方も多いのではないでしょうか。
先生に「ぶっちゃけ、100均の道具ってどうですか?」と聞いてみました。
先生曰く、100均の羊毛フェルト用品の中ではなによりニードルの質が左右されるとのことでした。
先生も生徒さんも100均のニードルを使用したことがあるそうですが、みなさん「100均のはすぐ折れちゃう」と仰っていました。
羊毛フェルトのニードルの相場はだいたい1本200円ほどですが、ニードルの質や種類によっては1,000円ほどのものもあります。
ニードルだけでなく羊毛やパーツがセットになっている100均のものの方がお得なように感じますが、すぐ折れてしまってはもったいないですね。
先生はもちろんのこと、生徒さんもみなさん手練れな方々ばかりで、慣れている方はニードルを刺すスピードも速いので余計に折れやすく感じるのかもしれません。
1本200円くらいなら、ちゃんとした専用のニードルを用意した方が安心ですね。
そして、100均の羊毛も手芸屋さんのと比べると作りづらさを感じるとのことでした。
羊毛フェルトは先がギザギザしたニードルで刺していくことで、羊毛同士が絡み合って形を作っていくという原理なのですが、100均の羊毛フェルトはこの絡みが悪いものが多いそうです。
絡みが悪いとパーツを繋げることができなかったり、しっかりと固めて形を作ることができません。
ニードルだけでなく、羊毛も質の良いものの方が作りやすいでしょう。
ペットの抜け毛で作れると聞きましたが本当ですか?
「羊毛フェルト」でネット検索してみると、なんと愛犬や愛猫の本物の毛で作っている方もいらっしゃるということを知りました。
ブラッシングをした後、特に毛が派手に抜ける換毛期の頃に愛犬や愛猫の抜け毛をゴッソリ取っておいて、愛犬愛猫にそっくりちゃん人形を作っているようです。
たしかに、羊毛フェルトだって羊の毛なわけで、動物の毛なら作れそうですよね!
先生は以前、オーダーメイドの注文を受けて制作販売なさっていたそうで、なんとその頃に「ペットの毛で作ってほしい」という依頼も多かったそうです。
わんちゃんの場合ですが、トップコートよりもアンダーコートの毛が絡みが良くて作りやすいと感じたと仰っていました。
実は、その多くが亡くなったペットちゃんたちのメモリアルなご注文だったとのことです。
先生が強く感じたことは、本物の毛で作れるかどうかということよりも「いちばん素敵なペットちゃんの姿は、飼い主さんにしか分からないものである」ということだったそうです。
もちろん先生はプロですから、作品はどれも惚れ惚れするくらいに上手です。
しかし、いくらお写真を見ながらでも、本物の毛を使ったとしても、飼い主さんの胸の中のいちばん素敵なペットちゃんの姿を再現することができなかった、と残念そうに仰っていました。
大切な愛犬愛猫の証として本物の毛で作る場合、100%本物の毛だと絡まりが悪いなと感じるかもしれません。
そのときは羊毛の中に本物の毛を混ぜ込む方法がきれいに作りやすいそうです。
また、猫ちゃんの場合は抜け毛だけでなく、抜け落ちたおヒゲを使用するのもおすすめだそうです。
「マンガ的可愛さ」と「リアルに似ている」の作り方のコツは?
他の生徒さんの作品を見させてもらったのですが、作る方によって本当に個性豊かで素敵でした。
すごく興味深かったのが、羊毛フェルトの作品は「キャラクター的可愛さの作品」も「本物みたいにリアルな作品」も作ることができるということです。
私がお教室で作ったのはキャラクター的な招き猫でしたが、お隣では超リアルなナマケモノちゃんを作っていらっしゃる方もいらっしゃいました。
羊毛フェルトでブローチやマスコットを作る際には「マンガ的可愛さ」で作りたい場合もありますし、さきほどの話題に繋がるのですが、愛犬愛猫ちゃんの「リアルそっくり」な作品を作りたい場合もありますよね。
「キャラクター的に可愛い作品」と「本物みたいにリアルな作品」のそれぞれのコツって何でしょうか?
先生にお伺いしたところ、
・キャラクター的可愛さは「原色の羊毛」
・リアルに作るなら「ミックスの羊毛」
と、羊毛の色を使い分けると良いそうです。
先生曰く、リアルな動物にはパキッとした色の毛をしていないものが多く、リアルに作りたい場合は「ミックス」として売っている羊毛を使うと絶妙な色が出しやすいのでオススメだそうです。
逆に、キャラクター感を出すにはパキッとした単色を使用すると可愛らしさが出やすいそうです。
まとめ
私の4つの疑問は以下の内容で解決しました!
・教室に参加する方がコツやわからないところが聞けて初心者にはオススメ。
・100均のニードルは折れやすく、100均の羊毛フェルトは絡みが悪いものが多い。
・ペットの抜け毛で作ることも可能だが、羊毛フェルトに混ぜ込む方が作りやすい。
・キャラクター的可愛さは「原色の羊毛」、リアルに作るなら「ミックスの羊毛」を使うと良い。
羊毛フェルトはその材料も作り方もとってもシンプルで、手芸の中ではトップクラスにチャレンジしやすい存在だと思います。