• HOME
  • , 犬の健康
  • 気になる臭い…愛犬の口臭の原因と、解決するには何を見直す?オススメグッズやサプリもご紹介!

気になる臭い…愛犬の口臭の原因と、解決するには何を見直す?オススメグッズやサプリもご紹介!

愛犬がスキンシップを取りに来てくれました!嬉しそうに尻尾を振って、あなたに飛びつき顔をなめようとすると…

「うっ!?」

「あれっ、うちの子、口臭がすごくない…!?」

可愛いけれどそのにおいは勘弁してー!と、思ったことはありませんか?

生まれつき臭いがすることは滅多にありません。

愛犬の口臭が気になってきた場合、それは毎日過ごしていく中で、愛犬の体に何か異変が起きてしまったサインです。

今回は口臭の原因と、何を見直したら良いのか、解決方法をご紹介します。

口臭の原因①:口内環境

歯の病気口内の乾燥によって口内環境が悪くなり臭いが発生する可能性があります。

歯周病、口腔内疾患

犬の口臭原因として最も多い「歯周病」。

菌によって引き起こされる歯茎の炎症です。

歯茎の炎症だけであれば「歯周炎」、まわりの骨にまで炎症が波及すれば「歯周病」と呼ばれます。

日本では、3歳以上の犬の約8割が、歯周病や歯周病予備軍と言われています。

歯の表面に付着する細菌(歯垢)が唾液のミネラル物質と共に硬くなったものを歯石と言います。

歯石は歯ブラシでは落ちにくく、これを放置すると細菌が増殖し、歯周の組織が破壊され、歯周病に発展します。

歯周病では、歯垢や歯石に含まれる細菌が、食べ物の糖などを分解する過程で臭いを発生させます。

生臭く、腐敗臭のような口臭は、歯周病が原因であることが多いそうです。

歯周病は進行すると、時として重篤な病気を引き起こすことがあります。

歯周病菌が血液中に入り全身をめぐると、発熱したり、心臓や腎臓に到達すると炎症が起きて心不全腎不全になることも…。

歯周病の恐れがあると感じたら、まずはすぐにお医者さんに相談しましょう。

悪性の腫瘍

また、口腔内腫瘍という病気があります。

悪性の腫瘍では口の粘膜や歯肉だけでなく、骨まで破壊され、歯周病のように腐敗臭に近い口臭が発生する場合があります。

口臭のみが現れることは珍しく、大抵の場合、口周りの痛みや違和感による食欲低下、食べこぼしなどの症状が一緒に起きるので病気に気づかれることが多いようです。

口腔内疾患 解決方法…歯みがきとドッグフードを見直す!

歯の問題は「毎日の適切な歯磨きを習慣にすること」で予防できます。

口の中はデリケートなので歯みがきを嫌がる犬は多いそうです。

でも、人間は歯磨きを自分でしますが、犬は自分で歯を磨くことはできません。

飼い主さんがきちんとケアをしてあげる必要があります。

歯ブラシの感触が気になってしまう犬でも布やガーゼだと落ち着いてくれることがあります。

最近は舐めるジェルタイプの歯磨き用品もあるそうです。

人の歯は歯ブラシでこすって汚れを落としますが、犬の歯はそこまでゴシゴシこする必要はないそうです。

おとなしく歯磨きが終わったら、たくさん褒めてあげましょう。

歯磨きをすることは怖くないと思ってもらうことが大切です。

愛犬が嫌がらない方法で、歯磨きを習慣づけましょう。

また、やわらかいタイプのドッグフードや高齢で唾液の量や噛む力が弱まった犬は口内に食べかすがたまりやすく、歯石もつきやすくなります。

ドッグフードの水分量を見直してみたり、特に注意して歯みがきをしてあげましょう。

おすすめの歯磨きグッズはこちらです。



口内の乾燥

口の中は普通は唾液で潤っていますが、水分が不足すると唾液が濃縮され、粘着質になり、口臭の原因となるようです。

水を飲む量が少なかったり、鼻づまりになって常に口を開けている状態になると、口内が乾燥し「生臭い」臭いが発生します。

夏場の暑い季節では、犬は体内の熱を下げるためにハアハアと口を開けて呼吸をすることが増えるでしょう。すると、いつもより口内が乾きやすくなります。

口を開いての呼吸は体からたくさん水分が出て行くので、多めに水分補給させることが必要になります。

口内の乾燥 解決方法…飲み水とドッグフードを見直す!

特に暑い季節になると口臭が気になる場合、室温と与えている水の量が適切かどうか気をつけてみましょう。

また、ドッグフードがドライフードばかりになっていると食事からの水分が不足しがちになるので、飲み水で補うか、水分を含んだフードもあげてみると良いかもしれません。

口臭の原因②:体内環境

胃腸や肝臓、腎臓に不調があると口臭が発生することがあります。

胃…すっぱい臭い

胃酸の分泌が過多になり、嘔吐したり胃酸がこみ上げてくることが原因で、胃酸由来のすっぱい臭いが口臭として感じられます。

胃炎を患っていたり空腹時間が長くなることで胃酸過多になるようです。

胃炎の原因は、急性のものは感染症、異物、中毒など。

慢性のものは免疫、胆汁の逆流、別の病気の二次症状などがあげられます。

腎臓・肝臓…アンモニア臭

体の濾過装置である腎臓肝臓が正常に働かないと、通常は体の外に排泄される物質が体内に溜まってしまいます。

するとアンモニア臭が発生し、口臭として感じられるそうです。

腸…便の臭い

口臭に便の臭いがある場合、便秘腸閉塞腸のねじれなどを起こしているおそれがあります。

腸内に問題があると腸の内容物が正常に流れていかないため、便のような臭いが生じるだけではなく、便のような嘔吐物を吐くこともあります。

この場合は口臭の他に、波のある強い腹痛や痛みを伴う全身の緊張感や、元気がなくぐったりしている、下痢をする(あるいは便が出ない)などの深刻な症状が伴うことがほとんどであり、生命にかかわります。

内蔵疾患 解決策…病院に相談、食生活を見直す!

体内環境の不調による口臭は、まずは獣医さんに相談することが一番でしょう。

その後、投薬治療腸内環境を整えるサプリメント質の良いドッグフードに変えてみるなど、食生活を見直してみると体内の不調と口臭が改善できそうです。

おすすめのサプリメントはこちらです。

口内と体内両方に影響を与えるもの

劣化したドッグフード

開封して空気に触れると、ドッグフードはどんどん酸化していきます。

ウェットタイプはもちろん、保存に比較的強いと言われるドライフードでも、タンパク質や特に酸化しやすい脂質が含まれているので劣化していきます。

劣化したドライフードによる食べかすは、いつもと違った口臭を発生させることがあります。

古くなって腐敗したり酸化した脂質を含むフードは体内で消化不良を引き起こしたり、腹痛や下痢、嘔吐の原因にもなります。

ドッグフード劣化 解決策…購入するドッグフードと保管を見直す!

ドッグフードを購入する際は、大容量だとお得に感じられることもあると思いますが、食べきりサイズを選ぶと良いでしょう。

保管はなるべく空気に触れないようにきちんと封をするようにしましょう。

おすすめの保存容器はこちらです。






まとめ

愛犬は食事や歯磨きなど、ケアを自分ですることはできません。

お口の健康は放置しておくと全身の健康を損なう恐れがあります。

口臭は、毎日の何かしらの積み重ねが引き起こした不調のサイン。

飼い主さんが気をつけて、解決と改善していきたいですね。