黒猫の可愛さをもっと知ってほしい!黒猫の性格4つの特徴を紹介します
黒猫と聞くと、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
真っ黒な体に丸い目が光る姿は、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせとても魅力的です。
しかし、最近では、SNS映えしないからという身勝手な理由で黒猫を手放す人もいると聞きます。
黒猫の可愛さをもっと多くの人に知ってほしい!
ということで、今回は、動物ライターの私、イルリが黒猫の魅力をご紹介します!
黒猫は見た目がとっても可愛い!
黒猫は全身黒いため、写真を撮るとどこが顔でどこが手?と思うことがあるかもしれません。
写真撮影の技術はいりますが、ばっちり撮れた時の可愛さはピカイチです!
黒猫は他の毛色の子たちと比べて、目が際立つように感じます。周りの黒が目の美しさを際立たせるのです。
くりくりの瞳がじっとこちらを見つめている姿は、心が一気に持っていかれるような魅力があります。
黒猫の目の色はグリーンやヘイゼルが多いようです。同じ黒猫でも、目の色や顔立ちによって印象が変わるのが面白いですね。
短毛でも長毛でも、それぞれの可愛らしさがありますよね。
また、黒猫には「ボンベイ」という“黒猫中の黒猫”のような品種がいます。こちらは、アメリカンショートヘアとバーミーズを交配させて誕生した猫種。
小型の黒豹のような体つきをしていて、黒猫以上に真っ黒なつやつやの毛並みにカッパーという赤茶色の瞳が美しい猫です。
他には、アメリカンショートヘアやマンチカンなどから黒猫が生まれることがあります。
しかし、黒い毛色は劣性遺伝のため、生まれる確率は低いようです。
黒猫にまつわるうわさ
「黒猫が横切ると不吉なことがある」といった迷信を聞いたことはないでしょうか?
そのイメージは欧米で信じられていた「黒猫は魔女の使い」もしくは「魔女の変身した姿である」などの迷信からきたもの。
しかし、本来日本では、「黒猫は福猫」のイメージが強かったのです。「夜でも目が見える」ことから、黒猫は縁起のよいものと考えられていました。
平安時代初期の宇多天皇の日記には、自分が飼っている黒猫について「私の猫は類まれなる毛並み。
他の猫とは違って漆黒の毛色が美しくまるで黒龍のようだ」「ほかの猫よりも素早くネズミを捕まえることができる」などの内容が書き残されており、溺愛している様子が伺えます。
また、江戸時代には、「黒猫を飼うと結核が治る」といううわさが広がり、黒猫を飼うことが大ブームになったことも。
その後明治時代の夏目漱石の『吾輩は猫である』のモデルとなった猫も、黒猫だったと言われています。
このように長い間、日本人の生活の身近で黒猫は愛されていました。
黒猫=不吉といったイメージは、西洋から入ってきたもので、近年のものと言えるかもしれません。
黒猫の性格4つの特徴
人懐っこい人懐っこい甘えん坊
一般的に、猫は警戒心が強く単独行動を好むイメージがありますが、黒猫は少し違うようです。
個体差はありますが、他の猫に比べて人懐っこく、甘え上手な性格です。
白猫などよりも目立ちにくい色のため、警戒心が薄く大胆になったのだと言われています。
クールな見た目とのギャップがたまりませんね!
この性格から、黒猫は初めて猫を飼う人や子どもがいる家庭でも飼いやすいと言えます。
なるべく一緒にいる時間を取り、たくさん遊んであげると良いですね。
頭が良く空気読みが上手
黒猫は賢く、飼い主の動きをよく見ています。その場の空気を読んで振る舞うことができるようです。
また、その賢さから飼い主の言葉を理解したり、言葉をまねたりする黒猫もいるのだとか!
一緒に生活すると、黒猫の頭の良さに驚かされることがあるかもしれません。
いたずらっ子よりは、賢く自立した性格の猫と暮らしたい人にとって、黒猫は最高のパートナーになってくれるでしょう。
こだわりが強くやや神経質
黒猫にはグルメな一面があり、好き嫌いがはっきりしていると言われます。
手作りごはんじゃないとダメ、このフードじゃなくちゃイヤ、という子もいるようです。
また、トイレや寝床などもこだわるという子もいます。
黒猫を飼う場合は、その子特有のこだわりや好みを把握して合わせる努力が必要かもしれません。
心優しく、平和的
黒猫は人にも猫にも優しい子が多いようです。
多頭飼いでも、他の子を攻撃しませんし、世話を焼くなど優しさが見られます。
ある黒猫は、子育てが苦手な猫の代わりに子猫たちの育ての親となり、大人になるまで面倒を見たそうです。
母性が溢れていますね。
もし、新しく猫を迎える場合、子どもがいる人や、すでに猫を飼っている人などは、仲良くなれるか心配ですよね。
もちろん猫の性格はそれぞれですが、そういうときは黒猫をお迎えすることを考えてみるのも良いかもしれません。
黒猫のオスとメスで性格は違うの?
黒猫も、ほかの毛色の猫と同じく、オスとメスで性格が違います。
個体差はあるものの、黒猫のオスはメスよりフレンドリーで、飼い主だけでなく初対面の来客など色々な人と仲良くできる子が多いようです。
それにひきかえ、黒猫のメスはオスよりも警戒心が強く、飼い主さんのことは大好きでも、それ以外の人には少し距離を置くという気ままな甘えん坊の一面があるようです。
家族と住んでいるか、一人暮らしかなど、飼い主さんのライフスタイルは様々だと思いますので、性別も猫を選ぶひとつの基準にしてみると良いでしょう。
黒猫の日は黒猫の魅力を改めて感じて愛でる日に!
黒猫の良さをもっと知ってほしいということで定められた黒猫の日。
それが、毎年8月17日の「黒猫感謝の日」です。
欧米では、黒猫はまだ不吉の象徴のイメージが残っているのか、里親募集をしても引き取り手が少ない状況があるようです。
そこで、多くの黒猫たちが新しい家族を見つけて幸せに暮らせるように、世界の保護団体によって「黒猫感謝の日」が定められました。
この日には、SNSにたくさんの黒猫の写真がアップされます。
それぞれ個性豊かで可愛さ溢れる黒猫たちを見ているだけで、とても幸せな気持ちになれます!
黒猫を飼っている人はぜひこのイベントに参加して、自慢の我が子を見てもらいましょう。
飼っていない人も、写真や動画を見て魅力に気づいたり、それがきっかけで保護猫を引き取ろうかな、と考えたりできれば素晴らしいと思います。
まとめ
黒猫の魅力をご紹介しましたがいかがでしたか?
もしかすると黒猫に対して怖い、あまり人に懐かなさそうというイメージがあったかもしれませんが、それを払拭できたらとても嬉しいです。
実際、私が初対面の黒猫に接した時も、他の子が警戒心バリバリだったのにその子はアイコンタクトを返してくれて、リラックスした表情を見せてくれましたよ。
人懐っこく、甘えん坊で、優しく寄り添ってくれるような黒猫は、外見とのギャップもあってきっとあなたの心を捉えるはずです。
黒猫をはじめ、もっと多くの猫たちが良い家族に出会って幸せに暮らせるよう願っています。
公開日:2019/09/27 最終更新日:2021/10/12