文鳥と暮らして癒されよう!お迎えする前に知っておきたいこと

ペットに鳥を飼ってみたい、でもどんな種類がいいか分からない…と思っているそこのあなた。

文鳥を選んでみてはいかがでしょうか?

手のひらに収まるサイズ感、お世話のしやすさ、なんといってもその愛らしい姿。

文鳥はペットとして人気が広がってきていて、SNSを見てみると、愛する我が子のベストショットを捉えた投稿がたくさん載せられています。

また、10月24日は文鳥の日として盛り上がりを見せています。

そんな人気者の文鳥ですが、いざお家に迎え入れるとなるとお世話の仕方など知りたいことがいろいろ出てきますよね。

今回は、文鳥の生態やお世話の仕方をまとめました。

実際に飼う前に、ぜひ参考にしてください。

文鳥の生態

文鳥はインドネシアが原産国です。

ハワイでは野生の文鳥がたくさん生息しています。

体の大きさは14cmほどで、手のひらに乗るくらい小さい鳥です。寿命は7~8年ほどと言われています。

野生では群れを作って生活し、草の種や果実、小さな虫などを食べています。

文鳥の品種

品種改良がされてきた結果、今では様々な色合いの文鳥が生まれています。

ノーマル

野生で生活しているのと同じ品種はノーマルと呼ばれ、頭部が黒く、頬が白く、くちばしが赤いのが特徴です。

体の大部分はグレーですが、腹部は薄い茶色のような色味が入っています。

桜文鳥

桜文鳥という美しい名前がついた品種は、ノーマルに白い模様が入り、まだらになっています。

この白い部分が桜の花びらのようなので、この名前になりました。

模様の出方は様々で、個性が出る部分です。

ペットショップなどでよく見る品種ですし、体がしっかりした子が多いので、初めてお迎えするにもおすすめです。

白文鳥

くちばしと脚以外はすべて真っ白の白文鳥は、突然変異で誕生した日本生まれの品種です。

雪のような白さと赤いくちばしが可愛らしく魅力的です。

シルバー文鳥

シルバー文鳥

ノーマルを薄くしたような色のシルバー文鳥は、遺伝子的に一部の色素が失われた状態で生まれます。

そのため、紫外線に弱いと言われています。

個体によって色の濃淡は異なるようです。

全体的に薄いグレーの毛を持ち、ふんわりとした優しい雰囲気が感じられます。

シナモン文鳥

シナモン文鳥

シナモン文鳥という美味しそうな名前の品種は、全体的に茶色いのが特徴です。

頭部は濃い茶色、体は薄い茶色とグラデーションになっています。

これもやはり色素の一部が失われることによってこの色になります。

シルバー文鳥と同じく紫外線には弱いようです。

文鳥のお世話

準備するもの

文鳥を飼うために必要なものは

・鳥かご
・止まり木
・エサ
・エサ入れ
・水入れ
・水浴び用の容器

などです。

鳥かご


鳥かごの大きさは幅30~40cm、高さ35~45cmくらいがちょうど良いです。

選ぶ際にはデザインだけでなく、安定感や掃除のしやすさなども考えましょう。

ステンレス製のものは少し値段が高いですが、錆びにくくて長くもつのでおすすめです。

止まり木


止まり木はいろんな種類が売られていますが、自然に近い生活をさせるには木製のものが良いでしょう。

太さは文鳥が掴みやすい1.2cmがおすすめです。

エサ


文鳥のエサは穀物がブレンドされた混合シードというものと、栄養バランスの良いペレットがあります。

混合シードは野生での食事に近く、文鳥も好んで食べますが、これだけでは栄養面で足りないので野菜などをあげる必要があります。

ペレットはこれひとつで栄養を補えますが、人工的なものなので文鳥が食べてくれないということもあるようです。

文鳥の好みや健康面などを考えて選ぶと良いと思います。

混合シードをあげる場合、その他に与えられる野菜は小松菜やチンゲン菜などです。

カブやキャベツなどのアブラナ科の野菜は、文鳥の体に合わないため、与えないでください。

牡蠣の殻を砕いたボレー粉は、カルシウムを補うために与えます。混合シードに混ぜてあげましょう。

果物も文鳥が好んで食べてくれますが、与えすぎると肥満や体の冷えにつながるので要注意です。

お世話する時のポイント

水浴び

文鳥は水浴びをする習慣があり、1日に数回行います。

鳥かごの中に容器を入れてもいいですし、部屋に出した時に水浴びさせてあげることもできます。

文鳥にとってストレス発散の他、体を綺麗にする役割もあります。

生後1ヶ月くらいから水浴びを始められます。

最初は警戒して入りたがらないかもしれません。霧吹きで少し水をかけてあげて、徐々に慣れさせると良いでしょう。

水の温度は10~20℃の水道水くらいが良いので、夏や冬でも冷たい水やお湯などは使わないようにしてください。

掃除

文鳥の健康管理のためにも、鳥かごやグッズの掃除はこまめに行いましょう。

鳥かごの底には新聞紙を敷きますが、毎日交換するのがベストです。フンが落ちていると思うので綺麗に片付けます。2週間~1ヶ月に1回は分解して丸洗いし、日に当てて乾燥させるのがおすすめです。

エサ入れや水入れは交換する時に水洗いします。文鳥の体のことを考えると洗剤なしが良いです。

止まり木はスポンジでこすり洗いし、日光で乾かします。フンがこびりついている場合は、お湯を使うとすっきり落とせます。

まとめ

文鳥のことをより詳しく知って頂けたでしょうか?

疲れて帰ってきても、お家に愛らしい文鳥が待っていると癒され、疲れが飛ぶと思います。

ぜひ環境を整えて、大切な家族の一員となる子を迎えに行ってあげてください。