ニードルフェルトで愛犬の首飾りを作ろう!
みなさんは「ニードルフェルト」をご存知でしょうか?
羊毛フェルトとも言われていますが、最近ハンドメイドの中でも、このニードルフェルトを使った作品が人気です。
カラフルな色からナチュラルな色合いまで種類も豊富で、フワフワと柔らかい肌ざわりが特徴です。
その柔らかいニードルフェルトの特徴を生かし、愛犬の首にも優しい首飾りを手作りしてみました。
今回は、ニードルフェルトの愛犬用首飾りの作り方をご紹介いたします。
準備する材料・道具
ニードルフェルト
ニードルフェルトは、一番のメインとなる材料です。ご自身のお好きな色のニードルフェルトを準備します。
今回私は5色使いましたが、シンプルがお好きな方は1~2色でまとめるのもオススメです。
今回準備した画像のニードルフェルトは全部合わせて約80gです。中型犬の首飾り2つを作っても余るくらいでした。
ニードルフェルトは手芸店、100円ショップ、通販でも購入できます。
こちらは柔らかくて扱いやすく、色も豊富なのでオススメです。
食器用洗剤
ニードルフェルトを丸く形成するのに石鹸水を使います。
食器用洗剤をぬるま湯に数滴垂らして石鹸水を作ります。
ご自宅にある一般的な食器用洗剤で大丈夫です。石鹸を削っても代用できます。
フェルティングマット
ニードルフェルトを石鹸水に付ける前に、形を整える際に作業台として使います。
100円ショップでも購入できます。
太めの縫い針
首飾りを作るのに、ゴムひもでつなげていく際に使います。
今回は毛糸用の針を使いましたが、ゴムひもを通せるくらいの穴の縫い針でしたら大丈夫です。
こちらは6本セットでお手頃な値段なので、万が一折れた際にも予備の針があって安心ですね。
フェルティングニードル
石鹸水につける前にニードルフェルトを巻いたものを仮留めするのに使います。
手芸店や100円ショップで購入できます。
ゴムひも
ニードルフェルトで作った「玉」をつなげるのに使います。
100円ショップで購入しました。この他にもブラックやホワイトのヒモも売っていました。
容器
石鹸水を入れる容器、水を入れる容器のふたつを準備します。
タオル
上の写真にはありませんが、タオルはニードルフェルトの水を拭き取るのに使います。
はさみ
こちらも写真にはありませんが、最後に余分なゴムヒモを切るために使います。
首飾りの作り方
材料と道具を準備したら、さっそくニードルフェルトの首飾りを作ってみましょう。
画像と合わせて作る手順をご紹介いたします。
石鹸水を作る
まず石鹸水を作ります。
手で触れられるくらいのぬるま湯に、食器用洗剤を3~4滴くらい垂らして、指で軽くかき混ぜます。
もう一つの容器には水を入れておきます。
■左が石鹸水、右が水
ニードルフェルトの束を作る
次にニードルフェルトを手で裂くように、束にしてちぎります。
今回はひとつの玉を作るのに20束使いました。
■手でちぎったニードルフェルト。1束5cmくらい。
ニードルフェルトの束を巻く
一つの束を持ち、フェルティングマットの上でクルクルと巻いていきます。
人差し指を使うとやり易いです。
ニードルフェルトの束を重ねる
一つの束を巻き終えたら、その上から次の束を巻きつけ、好みの大きさになるまで何度も同じように続けます。
最後にフェルティングニードルで2~3回チクチクと形を整えながら刺すと仮留めできます。
■2~3回刺すだけで大丈夫です。こうすることで手を離しても形をキープできます。
玉を石鹸水に浸す
ニードルフェルトでお好みの大きさの玉ができたら、先ほど準備しておいた石鹸水に浸します。
ニードルフェルトは軽くて石鹸水に浮いてしまうので、全体が石鹸水に浸るように指で押しつけます。
■ニードルフェルトに石鹸水を十分に浸透させる
玉を手転がす
石鹸水から取り出したらギュツと手で水分を絞り、手のひらで団子を作るようにコロコロと転がして丸く形成していきます。
その時、最初はやさしく、段々強く転がすのがポイントです。
「石鹸水に浸す⇒手で転がす」の工程を3~5回繰り返します。
■手のひら全体を使って丸く形成していく。
玉を濯(すす)ぐ
食器用洗剤の入っていない、水だけが入っている方の容器に、先ほど丸くしたニードルフェルトを入れ、軽く水の中で揉みながら石鹸水を洗い流していきます。
水から出して絞ったら、先ほどのように手のひらでコロコロ形を整えます。
水で洗い流して転がす工程は2回程繰り返せば大丈夫です。
最後にタオルで水分を拭き取ると渇きが早くなります。
■やさしく包み込むようにタオルで水分をとる
玉を必要な個数作る
このような工程で、愛犬の首飾りに必要な個数の玉を作っていきます。
中型犬の首回り35cmの首飾りを1つ作るのに22個作りました。
必要個数作り終えたら1~2日、直射日光の当たらない場所で乾かし、完全に水分をとります。
強い日差しにあたると、色が劣化してしまう可能性があるのでご注意くださいね。
■間を空かせて乾かした方が早く乾きます
玉を繋げる
玉が完全に乾いたら、太めの縫い針にゴムひもを通します。
1本取りでも大丈夫ですが、今回は、2本取りにしました。ヒモの端は最後に結ぶので、ここでは結ばなくて大丈夫です。
※1本取り:縫い糸1本で縫う方法、2本取り:縫い糸2本で縫う方法
■ゴムひもを通した縫い針
完全に乾いたニードルフェルトの玉をゴムヒモで繋げていきます。
玉の中心に針を刺すのがポイントです。
事前に配色を決めて並べておくとスムーズです。
■中心に針を刺す
ひとつゴムヒモをニードルフェルトの玉に通したら同じように、2個目、3個目と続けて通していきます。
■2つめの玉をゴムひもに通したところ
すべての玉をゴムヒモに通したら、両端の余りヒモの長さが均等になるように、手で調節し、両端を写真の様に豆結びします。
■両端を結んでつなげる
完成!
余分なゴムヒモの端を切り、形を整えれば首飾りの完成です。
■完成した愛犬の首飾り
愛犬につけてみた反応
我が家の愛犬たちは、首飾りを作っている時から興味津々でした。
「何を作っているの?」「この丸いもの何?」と言っているかのように、様子見に来ていました。
完成して愛犬の首につけてみると、フワフワした肌触りが気持ちいいのか、全く嫌がるそぶりもなく、つけさせてくれました。
ワンちゃんによってはあまりきついと、嫌がる子もいるかもしれません。
指2本が入るくらいにゆとりを持って作った方が良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
首回りの大きさによっては、玉をたくさん作らなくてはならないので、その分、手間や時間はかかりますが、自分が一生懸命作った首飾りを愛犬が可愛く身に着けている姿を想像したら、頑張れるのではないでしょうか。
愛犬も、飼い主さんの愛情いっぱいの首飾りをきっと喜んでくれますね。
世界に一つの愛犬の首飾りを作ってみてはいかがでしょうか。