猫ちゃんも飼い主もストレスフリーに暮らせるインテリア
猫を飼い始めると、それまでの生活と変化する点が多くあると思います。
猫から癒しをもらって幸せが増えた、というような精神的な変化はもちろんですが、暮らしのリズム、そしてインテリアも変化した、という人はたくさんいるようです。
猫を飼うために、ベッドやトイレ、おもちゃなどのグッズが増え、いつのまにか部屋が猫の物で占領されている…ということはありませんか?
また、人間が暮らしやすい部屋でも、猫にとってはストレスが溜まる環境ということもあり得ます。
今回は、飼い主目線、猫目線で快適なインテリアについてご紹介します。
飼い主も猫ちゃんも毎日ストレスなく、快適に過ごせるヒントを見つけて頂ければ嬉しいです。
飼い主にとってストレスなく暮らすための工夫
猫が登れる範囲はなるべく物を置かず、すっきりと
部屋に可愛い雑貨を飾るのが好き、という人は多いですよね。
猫を飼っていない時は、思う存分好きな雑貨を飾って楽しめていたとしても、猫が来た後だとそうはいかなくなるかもしれません。
例えば、棚の上を歩く猫が置いてある物を倒したり、落としたりしてしまった時。
それが大切な物や高価な物、壊れやすい物だと、ついイライラしてしまいませんか?
もちろん猫ちゃんに悪気は全くありませんが、そういうことが続くとストレスになってしまいますよね。
ですから、猫が飛び乗れるような所には物を置かず、シンプルな部屋を目指してみましょう。
かといって、何もかもなくしてしまうと寂しいと思うので、猫が届かない高い所に壁掛けの棚などを作り、そこに雑貨を飾りましょう。
壁掛けの棚はニトリや無印良品などで手に入ります。
こうすることで、今まで通りのインテリアを楽しみつつ、ストレスを無くすことができます。
猫と飼い主が一緒に使えて、好きなデザインのグッズを選ぶ
物が少ないすっきりとした部屋が好みな人にとって、猫グッズのために物が増えるのはストレスになるかもしれません。
ごはん皿やトイレなどの必需品はもちろん揃える必要がありますが、必ずしも必要でないものもあります。
例えば猫用のベッド。
お店にもネット上にも、可愛らしいデザインの猫用ベッドがたくさんあるので、つい買ってしまう気持ちも分かります。
ですが猫ちゃんが使ってくれなかった…という声も多く聞きます。
むしろ、人間用のクッションやかご、ダンボール箱など、身近にあるものの方が気に入ることもあるようです。
無理して猫用のグッズを買わなくても、手元にある物が使えないか考えてみましょう。
クッションなら飼い主も一緒に使えますし、かごなら猫が入らない時には収納として使えます。
物を増やしたくない人にとっておすすめの方法です。
爪とぎされたくない所には専用シートやスプレーを使おう
猫が爪とぎをする理由は、爪を整えるだけでなく、自分のテリトリーを主張するためのマーキングや、ストレス発散の意味合いもあります。
ですから、爪とぎされたくない所でされたからといって、無理にやめさせるのはNGです。
猫の好みに合わせた素材の爪とぎを選び、とぎやすいように安定させて置きます。
ソファーなどに爪とぎしてしまう場合は、猫が嫌がる柑橘系などの匂いがついたスプレーをかけてみるのも良いでしょう。
効果には個体差があるので、猫の反応を見ながら使ってください。
また、家具の色が変色する可能性もあるので、目立たない場所で試してから使うのをおすすめします。
壁に爪とぎしてしまう場合は、爪とぎ防止シートを貼ってみましょう。
猫が爪とぎをする範囲を観察し、手が届く高さまでシートを貼っておくと、爪が引っかからなくなるので壁が傷つく心配もありません。
商品によって粘着力が違うので、壁や部屋の状態に合わせたものを選びましょう。
猫にとって快適に暮らせる部屋づくり
窓辺は猫の特等席!キャットタワーを置くならこの場所で
猫はよく窓辺にいるイメージがありませんか?
ひなたぼっこができて、外にいる鳥や虫などを観察できる窓辺は、猫にとっての特等席です。
キャットタワーはできれば窓辺に置いてあげると、快適な居場所が作れます。
最近では、窓に吸盤でくっつけられる猫ベッドという物も売られているようです。
耐荷重量をしっかりチェックして、猫の居場所として取り入れてみるのも良いと思います。
キャットステップやキャットウォークを作ってあげよう
猫は上下運動が必要な動物と言われています。
室内で飼っている猫ちゃんが運動不足にならないためにも、キャットタワーの他に猫が飛び乗ったり歩いたりできる、ステップや通路を作ってあげると良いでしょう。
ステップは、壁掛けの棚などを利用して、高さの変化をつけると良いと思います。
できれば1ヶ所だけでなく、複数の場所に作ってあげると、猫ちゃんが色々な動きをすることができるのでおすすめです。
キャットウォークは猫が歩ける幅として、20cm程度はあった方が良いでしょう。
素材は猫の爪が引っかかるもの、そして飼い主が掃除しやすいものが良いですね。
キャットタワーと繋がるように作ると、上り下りがしやすいのでおすすめです。
取り付け方は、壁にビス止めする方法や、木材を天井に突っ張ることで壁に穴をあけずに済む方法など色々あるので、都合の良い方法を見つけてみてください。
一番気になる安全面ですが、猫の体重×4倍の支えとなる金具を2本使いして、40cm間隔で取り付けるのが良いそうです。
猫がケガなく安全に遊べるように、よく配慮してあげてください。
まとめ
飼い主目線、猫目線で快適なインテリアについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
長く暮らしていく家族同然の猫ちゃんですから、お互いにストレスなく暮らせることが一番ですよね。
これから猫を飼おうと思っている人にとっても、すでに飼っている人にとっても、住んでいる環境について改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。