愛犬を連れてお花見に行く時に注意したいこと☆
最近少し暖かい日が続いていますね。
お散歩も少し遠回りしたい気分になります。
春は愛犬と散歩するのに一番気持ちの良い季節ですよね♪
満開の桜の時期には、愛犬を連れてお花見に行かれる方も多いと思います。
ふと、気になりました・・・桜は犬にとって安全な植物なのでしょうか?
身近にある植物は、犬にとって危険なものとなることがあります。
今回は、愛犬を連れてお花見に出かける前に、飼い主さんが知っておきたいことや、注意点などのご紹介をします。
安全に愛犬とお花見を楽しむためにも、桜についての知識や気を付けたいマナーなど、飼い主さんはきちんと知っておきましょう。
ヒラヒラ舞う花びらを犬が食べた!!大丈夫?
桜の花びらがヒラヒラと舞っていると、犬も気になって追いかけてしまったり、ついパクっと食べてしまったり!!
植物の中には、犬にとって害となるものが多くあるということを、まだまだ知らない飼い主さんが意外に多いようです。
犬は毎日のお散歩で外に出る機会が多いため、危険な植物に関しての知識や、気を付けたいことなど、飼い主さんは知っておかなければなりません。
まず、桜の花びらを犬が食べてしまった場合大丈夫なのでしょうか。
桜の花びらには毒性はないといわれています。
但し、これは木の枝に付いている状態の時です。そして、葉にも注意しておきたい成分が含まれているのです!
桜に含まれる危険な成分とは?
お花見の桜といえば「ソメイヨシノ」や「カンザクラ」が一般的ですね。
枝から落ちた花びらは、時間が経つとクマリンという物質が生成されます。
このクマリンには肝毒性があると言われています。
これは花びらだけでなく、枝から落ちた葉も同様です。
花びらを1枚2枚食べたくらいで、重篤な症状が出ることはまずありませんが、食べないように注意はしておきたいですね。
食べ慣れると、たくさん食べてしまう可能性もあります。
あまり知られていないことですが、塩漬けの桜の花や、桜もちに使われている塩漬けの葉にも、このクマリンが含まれているそうです。
人が食べる分には適量であれば問題がなくても、体の小さな犬には危険な場合があります。
お花見のスポットで気を付けたいことは?
たくさんの方が訪れるようなお花見のスポットに、愛犬を連れて行く時に注意しておきたいことがあります。
まず、シートを敷いて地面に座る場合が多いので、人の食べるものが犬のとりやすい位置にあるということです。
パクッ!!ということがないように気を付けましょう。
また家族以外の人が一緒の時は、「欲しそうにしてたから、ついついあげてしまった」ということがないように、一緒に行く人に「食べさせないでね」と一言伝えておきましょう。
また、食べ物が落ちていたり、捨てられていることもあるので気を付けましょう。
お花見の時に起こりやすい事故に、犬がアルコールを飲んでしまうケースあります。
少し目を離したすきにコップに入ったお酒をペロペロ。気付いた時には結構な量を飲んでいたということも・・・。
アルコールは犬の命にも関わることなので、注意が必要です!
気を付けたいマナーは?
楽しいお花見ですが、もしかしたらその場所には犬嫌いの方がいるかもしれません。
リードはしっかり装着して、飼い主さんの傍から離れないようにしましょう。
長めのリードも避けておいた方がいいかもしれません。
ワンちゃんの退屈しのぎのおもちゃや、おやつなどを用意しておくといいかもしれませんね。
桜のミニ知識
「サクランボ」は桜の木の果実ですが、花が散った後に実がなっているのはあまり見かけませんね。
実はサクランボは観賞用のソメイヨシノやカンザクラの果実ではなく、「セイヨウミザクラ」や「スミミザクラ」という桜の品種の果実なのです。
甘酸っぱいサクランボは、葉や花同様に気を付けなければならない果物なのですよ。
特に熟していない果実と種には注意が必要です。
熟していない果実と種には「アミグダリン」という成分が含まれています。
アミグダリンは体内で酵素に反応して「シアン化合物」に変化します。
このシアン化合物が犬にとって大変危険なものなのです。
大量に摂取すると中毒を引き起こす可能性があります。また、特に種には多くのアミグダリンが含まれるため、絶対に与えてはいけません!
種をそのまま飲み込んだ場合は、そのまま便と一緒に排出することが多いのですが、噛み砕いて食べてしまった場合は中毒を引き起こすおそれがあり、すぐに病院で診てもらう必要があります。
ゴミ箱に捨てたサクランボの種を、犬が食べてしまうこともあるので、種の処理はきちんと行って下さいね!
まとめ
お花見ができる期間は短いものです。
きれいなお花を愛犬と一緒に楽しみたいものですね。
お花見スポットに行くのも良いですが、近くの公園の桜、桜通りなど、人が少なめの場所で、愛犬とゆっくりお花見するのもいいかもしれません。
愛犬に合ったお花見を楽しんでくださいね。
春が来るのが待ち遠しいですね♪