対策をしないと、とんでもないことに…大切な雛人形を猫のイタズラから守る対策は?
みなさまこんにちは!
ReCheriライターchiiです(*‘ω‘ *)
もうすぐ3月3日のひな祭り♪
みなさまのご家庭ではお雛様を飾るご予定でしょうか?
お祝いムードの楽しいひな祭りですが、猫と一緒に暮らす方にとってはお悩みの多いイベントでもあります。
その原因は、雛人形に猫がイタズラしてしまう問題…!
猫が人形たちをゴジラよろしくなぎ倒して回ったり、お内裏様を殴り飛ばした後でその座席で鎮座してみたり…。
中にはお雛様を噛み散らかし、とんでもない状態に乱されてしまった方も( ;∀;)
雛人形はご両親や祖父母からお祝いでプレゼントしてもらったり、家族代々で受け継いできた方もいらっしゃるほど大切なものですよね。
上質な雛人形ほどお値段もスバラシイもので、壊れてしまうと大変ショックです。
特に猫にイタズラされてしまうと、その見た目もショッキングなことに…!
そこで今回は、大切な雛人形たちを猫のイタズラから守る対策をご紹介します!
なぜ猫はお雛様にちょっかいを出すのか
対策をする上で重要なのは、原因を知ること!
まずは雛人形の何が猫のイタズラ心をくすぐってしまうのかを、猫と暮らす私が考察してみました。
原因①雛人形の匂い
雛人形はだいたい2月の中旬から飾り始め、3月3日が過ぎたらしまう方が多いと思います。
地域によっては旧暦の4月3日まで飾る風習もありますが、それでも1年の間で飾る期間よりしまっておく期間の方が長いですよね。
押し入れや倉庫などの保管場所は、日常生活している場所とは違う匂いがします。それも、他の保管してある様々な物の入り混じった匂いです。
さらに、雛人形を湿気や虫から守るために防虫剤を入れて保管する方も多く、雛人形は独特な匂いがしますよね。
そんな雛人形の匂いは猫にとって大変異質なものに感じ、ニャンだこれは?と興味津々です。
なんだかオモシロイ物であると感じ、猫がちょっかいを出してみたくなるのかもしれません。
原因②お雛様の髪の歯ごたえが抜群
お雛様の髪の毛はナイロンなどの化学繊維であったり、上質なものでは絹で作られたりしています。
その髪の毛を江戸時代に流行った髪型である「大垂髪(おおすべらかし)」に結ってあるものが多いと思われますが、このヘアスタイルの噛み応えが猫にとって至極抜群であることが考えられます。
人形でなくとも、猫は人間の髪の毛にちょっかいを出すことがあります。
私もお風呂上がりの濡れた髪の毛を猫にチュパチュパと噛まれることがあります(汗)
人形の髪の毛や人間の髪の毛のように、細くて束になっているものの噛み応えが好きな子が多いのではないかと私は思います。
ましてやお雛様の髪は丸く良い感じのサイズで結われているので、猫にとっては歯ごたえを楽しむ物という扱いになってしまうのかもしれません。
実際、髪の毛を噛み散らかされてショッキングなことになっているのはお内裏様よりお雛様率が高いようです。
原因③キャットタワーと勘違いされている段飾り
段飾りとは、階段状になっている人形を飾る台座のことです。
雛人形はもともと、お内裏様とお雛様の2人のみのお飾りでした。そこから様々な種類の道具や添え人形といったオプションが生まれ、三人官女や五人囃子たちが登場しました。
大正から昭和にかけてそれらをセットで販売することが主流になって、7段の段飾りと15人飾りが定番になったという歴史があります。
私の実家の雛人形はやはり7段の段飾りでした。
そんな段飾りは、お人形用なのでまるで小さな階段のようになっています。このちょうど良いサイズ感も相まって、高いところ大好きな猫にとって段飾りは突然現れたステキなキャットタワーと化してしまいます。
せっかく最上階まで上りたいのに、そこには人形や小物などがたくさん置いてある…猫にとって雛人形たちはただの邪魔なものになってしまい、勢いよく駆け上がった際になぎ飛ばしてしまうという理由が考えられます。
雛人形を猫のイタズラから守る対策!
雛人形および段飾りは、猫にとってはまさに「突然現れたオモシロイもの」に過ぎません。
猫のイタズラから雛人形を守るには「猫を近づけないこと」が1番の対策です。
対策①透明のケースを被せて飾る
雛人形にセットとしてガラスケースが付いてくるものもありますが、後から人形店で専用のガラスケースを単品で購入することも可能です。
お持ちの人形のサイズが重要になってきますので、しっかりとサイズを測った上で購入しましょう。
また、サイズが合えばプラモデル用のアクリルケースでも代用が可能です。
中には水槽を活用している方もいらっしゃるそうです。
人形店で専用のガラスケースを購入するとなると、お値段が結構張ってしまうことが予想されますので、お安く代用できるのであれば嬉しいですね。
ケースを選ぶ際に重要なポイントは「耐久性」です。
ガラスケースもアクリルケースも水槽も、まさか猫が乗るものと想定して作られてはいませんから、もし猫が上に乗ってしまった時に重さに耐えきれず割れてしまうと大変危険です。
特にガラスでできているケースは割れたときに怖いですよね。
ボリューミーな猫ちゃんがいるご家庭は特に耐久性に注意して選んでみてください。
対策②猫の嫌いなニオイを設置する
猫を近づけないようにする対策には「猫の嫌いなニオイ」を活用することもオススメです。
猫が嫌うニオイで簡単に手に入りそうなのは
・コーヒー
・レモンなどの柑橘系
・お酢
の3つです。
コーヒーを楽しんだ後のコーヒーカスを天日干しや電子レンジなどで乾燥させ、お茶のパックやガーゼなどに入れて完成です。
インスタントコーヒーの粉末でもOKです。これをお雛様の付近に何個か設置しておきます。
レモンやお酢などは液体ですので、そのままコップに入れておくと倒してこぼれてしまっては大変です。
そこで、スプレー容器にレモン水やお酢を薄めたものを入れ、お雛様の周りに結界を張るようにスプレーすることがおすすめです。
誤って人形にかかってしまわないように注意しましょう。
対策③ただの水スプレーでも猫除け効果あり
市販で猫除けのアイテムもありますが、誤って猫が口に入れてしまうと危険なので、私は身近な食品で代用する方が良いかなと思います。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭もありますので、強烈な薬品を室内で使うのは避けたいですよね。
そこで、これは即効性はなく長期的に見ないといけない方法なのですが、我が家では「水スプレー」を活用しています。
液体スプレーを噴射するときの「シュッ!」という音を嫌う猫が多いです。
なんでも、猫が威嚇するときの「シャー!」に音が似ているためだそうです。
ですので、スプレー容器にただの水を入れて、猫がイタズラしそうな時にシュッとするだけでも猫除けになることもあります。
猫は体が濡れることを嫌う子が多いので、その点でも水スプレー=嫌なものという認識ができてイタズラをしなくなることがあります。
我が家では主に私たちのごはん時、食卓に並ぶごはんを猫がつまみ食いしそうな時、テーブルに上がりそうな時にスプレー水をシュッとしています。
これを続けていると、スプレー容器をテーブルの上に置いたり目の前に見せるだけで猫たちは逃げていくようになりました。
雛人形付近で使用するときは、人形に水がかからないように注意してくださいね。
まとめ
今回は「大切な雛人形を猫のイタズラから守る対策」についてご紹介いたしました。
猫が雛人形にイタズラしたくなる理由として
・雛人形の独特の匂い
・髪の歯ごたえ
・段飾りの高さ
これらが猫のイタズラ心に火を点けてしまうことが考えられます。
そこで、猫のイタズラから雛人形を守る対策として「猫を近づけないこと」を意識した対策が有効です。
・ガラスケースやアクリルケースなどでお雛様をカバーする
・コーヒーやレモンなど猫の嫌いなニオイのもので猫除けをする
といった方法が猫をお雛様に近付けないようにするために有効な対策です。
大切な雛人形ですから、きれいなままで代々大切にしていきたいですよね!
今年は猫対策をバッチリして、猫たちとお子様と平和で楽しいひな祭りをお過ごしください♪