メダカを飼ってみよう!100円均一のアイテムでボトリウムを作ってみた!
これまで私は犬4頭、猫1匹、シマリス、ハムスター、九官鳥、セキセイインコ、タイガーサラマンダーと色々な生物と暮らしてきました。
しかし、どうしても魚の飼育には手が出せませんでした。
アクアリウムに憧れはあるのですが魚は飼育が難しくデリケートという印象があって、大雑把な性格の自分には上手に飼育してあげられない気がして……
しかし先日、甥っ子から家で繁殖させたという白メダカを分けてもらったので、魚の飼育に挑戦することになりました。
今回は初めてのメダカの飼育で調べたことなどを紹介していきたいと思います。
メダカの飼育は水槽がなくても大丈夫?ボトリウムに挑戦してみました
観賞魚=熱帯魚のイメージが強いせいか、魚の飼育には最低でも45cm程度の水槽とヒーターが必要というイメージがありますよね。
しかしメダカやアカヒレなど水温が低くても適応できる魚であれば、100円均一に売っているキャニスターやガラス瓶でも飼育は可能なのだそうです。
私も小学生の甥っ子から
「ボトリウムっていうんだよ!流行ってるんだよ!」
と教えてもらったのですが、確かにキャニスターなら水槽と違い場所も取らなくて良いですよね。
写真のボトリウムの材料は水草(マツモ)とピグモンのフィギュア以外、全てセリアで100円で購入しました。
今回、セリアで購入したものはこちらです。
・ゼオライト(底石用)
・カルキ抜き
・カラーサンド(底石用、今回未使用)
・ガラスボール(水草の重しとして使用)
・装飾用の砂(底石用、今回未使用。テラリウムや園芸にも使えます)
セリアのペットコーナーや園芸コーナーでボトリウムに使えそうなものがここまで揃います。
カラーサンドを使って底石に模様をつけるのもボトリウムの定番テクニックとのことで購入したのですが、水換え時に大変そうなので今回は底石にダイソーで100円で購入した金魚石(ちなみにセリアにもありました)と水質浄化の作用があるゼオライトを使いました。
洗って細かい砂を出したゼオライトを一番底に入れて、その上から同じく洗った金魚石を置いて、マツモを配置した後にビー玉などで浮かないように重しをしています。
今回は既にバクテリアが発生している飼育水をメダカと一緒に分けてもらったのですが、
新しくカルキ抜きしたばかりの水でメダカを飼う場合はメダカの糞尿から生成されるアンモニアを分解できるバクテリアがいないため、こまめな水換えが必要
なのだそうです。
ゼオライトにはアンモニアを分解する作用があるためバクテリアの代わりになるのですが、使用すると水質が酸性に傾くため、弱アルカリ性の水質に適応した生物には使用できません。
また半年程度でアンモニアを浄化する効果がなくなるため、水槽の立ち上げ時期にのみ使う方が多いようです。
ボトリウムでメダカを飼育する際に気を付けることは?
メダカの飼育で1番大切なのは、水が綺麗で安定していることです。
飼育には1匹あたり1リットルの水が必要と言われており、これについては賛否両論あるようですが小さな個体であってもボトリウムで飼育できるのは1匹が限度と感じます。
また水の量が少ないほど糞尿や食べ残しで水質が汚濁するスピードも上がるため、1週間に1度はボトリウムの水換えが必要です。
水換え用の水はカルキ抜きをしてから丸1日ボトリウムの横において、水温も現在の飼育水に近づけたものを使用します。
そして洗面器などの上にボトリウムを置き、上から作っておいた水を流し込むという方法で水換えを行います。
最初に水換えをする時は「メダカも一緒に流れるんじゃないの?」と心配になってしまったのですが、水流に逆らって水草の陰に上手く隠れていました。
水が汚れる原因といって真っ先に思いつくのが、飼育過密と餌のあげ過ぎです。
餌は、気温が高い時期には1日2回、活動量が落ちる冬は1日1回、メダカの頭の大きさくらいの量をあげるのが好ましいとされます。
メダカが餌を食べる様子は可愛らしいのでついつい何度もあげたくなってしまいますが、我慢しないといけないですね。
また、餌を与えてから3分程経っても残している場合は網ですくって処分しましょう。
やっぱり水槽で飼育してみたい!混泳できる魚の種類は?
ボトリウムでメダカを飼育してしばらくすると湧いてくるのが、大きな水槽で泳がせたい!という欲求です。
やはり大きな水槽を用意して他の生物も混泳させたくなってきます。
我が家には猫がいるため置き場所を簡単に変えられない水槽の導入は愛猫の様子を見ながら考えたいのですが、メダカと混泳ができる生物についても調べてみました。
コリドラス
ナマズの一種であるコリドラスは水槽の底を主な生活域とするため、メダカと干渉することなく過ごせるようです。
性格も穏やかなので他の魚を襲うことが無く、メダカを含めて色々な魚との混泳が可能なのだとか。
適応水温が20℃~24℃のため飼育にはヒーターが必須ですが、愛嬌のある顔が可愛いですね。
チェリーシュリンプ
「メダカと一緒に飼うならエビかタニシだよ!その辺の川で取れるし」と甥に言われて調べてみたのですが、川や用水路で取れるエビって本当に色々いました。
ミナミヌマエビやヤマトヌマエビのようにペットショップで見たことのある観賞用の小さなエビも川で取れるようですが、自然の環境下では似た外見で肉食のスジエビ等もいるようです。
誤って肉食のものを水槽に入れるのは怖いので、やはりペットショップで購入できるものをと思って探したところ可愛い子がいました。
チェリーシュリンプは水質の変化に気を付ければ、丈夫で餌もメダカと同じで大丈夫というのも魅力的です。
石巻貝
エビの他に野生児の甥に薦めてもらったタニシですが、タニシって増えるんですよね……小学生の時に教室にあった水槽がいつの間にかタニシだらけになっていて怖かった記憶があります。
適度に間引くか金魚のように貝を食べる生体を入れれば良いそうですが、間引くのも気が引けるし、そもそも貝を食べる魚はメダカも食べる恐れがあるのであまり混泳させたくありません。
しかし石巻貝は汽水(淡水と海水が混合している水のこと)でしか繁殖しないため、水槽内で増えることがないのだそう。
貝は苔取りにも役立ってくれるので水槽にメダカを移したら混泳させたいです。