愛犬に芸を教えたい!鼻におやつを置いてパクリと食べる芸の教え方

愛犬が飼い主さんの指示に従い新聞紙を取ってきたり、ドアを開けたり、様々な芸をする姿をテレビなどのメディアで見かけたことはありませんか?犬が頑張って芸をする姿は可愛らしく、愛犬にも教えたいと思い飼い主さんも多いのではないでしょうか。

実際私自身、愛犬になにか芸を教えてみたいと考え、食欲旺盛なのと、ゴールデンレトリバーの長い鼻を生かして「鼻におやつを置いてパクリと食べる」芸を覚えさせることにしました。

今回は私が愛犬に「鼻におやつを置いてパクリと食べる芸」を覚えさせた方法についてご紹介します。

まずは「座れ」と「待て」をマスター!

愛犬に芸を教える前に、まずは基本的なしつけ(座れ、待て、伏せなど)を教えました。
おもちゃなどはすぐ飽きてしまう性格だったので、食欲旺盛なところを利用し、おやつを使いながらトレーニングしました。

愛犬は家に来たばかりの時から食欲旺盛だったため、「待て」はできないものの「座れ」はほぼできていましたが、まず、「座れ」を教えました。

「座れ」は愛犬と向き合った状態からはじめます。手の中におやつを入れ、その手を鼻先に当てます。そのまま奥(犬の背中側)にずらすと、愛犬が目で追おうとし、座ります。その状態になったときに「座れ」と声をかけ、褒めます。それを何度も繰り返し、「座れ」と言われたときに座ったらご褒美(おやつ)がもらえた、と認識させ「座れ」をマスターさせます。

次に「待て」ですが、犬をおすわりさせた状態で手のひらの上におやつを置き、犬に見せながら「待て」と言います。少しでも待てたら褒めて、待てる時間を少しずつ伸ばしていきます。

「座れ」と「待て」は、鼻の上におやつを置く際に重要なので、徹底的にトレーニングしました。この2つがしっかりできるようになってから、次のステップに進みました。

小さめのサイズのおやつを使って鼻の上に置く

まずは鼻の上におやつを置く練習からはじめました。鼻の上に置く時に動いてしまうとすぐに落ちてしまうので、「待て」と言いながら、鼻の上に置きました。

徐々に私自身も愛犬も慣れてきて、鼻の上に置けるようになってきました。少し慣れてきたら完璧にできなくても次のステップに進むことにしました。

鼻の上に置き慣れたら、パクっとする練習

鼻の上に置けるようになったら次はパクっと食べる練習です。流れとしては

①「待て」で犬を待たせ、鼻の上におやつを置く
②その後「よし」と言う
③犬が鼻を上に動かし、おやつを上に飛ばし口でキャッチする

③は、犬自身がおやつを食べようとするときにする行動ですので、教えなくてもできることが多いようです。

実際トレーニングを始めてみると、最初はとりあえずおやつを花の上に置くことに集中していたため、鼻の中心あたりに置いていたのが悪かったらしく、おやつは上ではなく予想外の方向に飛んで行ってしまいました・・・。

おやつを置く場所を鼻先にずらしてみると、今度は上に飛ぶようになってきたので、ギリギリ鼻の上に置くようにしてみました。

すると、バランスは悪くなりましたが、「よし」といってみるとおやつが上に飛んだため、愛犬が無事キャッチすることができました。

しかし、その後何度か行ったところ、成功率はあまり良くありませんでした・・・。

1回に5分程度練習する

何度かに1度は成功することができるようになりましたが、まだまだ成功度は低いため何度も練習を繰り返しました。しかし、飽きっぽい愛犬はだんだん集中力がなくなって来て、鼻の上におやつを置くのもできなくなってきました。

そのため1回5分程度を1日2,3回行うようにしました。そうすると、集中力を欠くことなく、何度も練習をすることで徐々に成功率も上がっていきました。

注意点

このトレーニング方法には2つ注意点があります。

褒めるタイミング

1つ目は「褒めるタイミング」です。犬のしつけをする上で重要なのが、褒めるタイミングです。犬が好ましい行動をした時点で褒めるようにしましょう。犬は時間が経ってから褒められると「何をしたのかわからないけれどご褒美がもらえた」と混乱してしまいます。

摂取カロリーの調節

2つ目は「おやつの摂取量」です。最初はすぐにコロコロ落ちてしまい、落ちたおやつは愛犬がすぐに食べてしまうので、おやつの食べ過ぎになってしまいます。おやつではなく、ドッグフードを使い、フード1日の摂取量からトレーニングを使った量を抜き、肥満にならないように摂取カロリーを調節しましょう。

さいごに

今回は愛犬に「鼻におやつを置いてパクリと食べる芸」を覚えさせた方法についてお話しました。

愛犬は食べることがとても好きな犬だったため、おやつを使用して覚えさせる方法はとても効果的でした。さらに、ゴールデンレトリバーの大きい鼻のおかげで比較的簡単に成功することができました。鼻の上におやつを置いてパクっと食べる芸は犬種により向き不向きがあるかもしれません。

みなさんの愛犬の鼻におやつが乗りやすいようであれば、是非試してみてくださいね!