愛猫用手作りごはんの本『獣医師が考案した長生き猫ごはん』を猫の飼い主がレビュー!
こんにちは!ReCheri編集部、ReCheri隊隊長のシホンヌです。
以前、世界文化社の「獣医師が考案した長生き犬ごはん」のレビュー記事を掲載しましたが、なんと、2020年11月13日(金)に猫ちゃんバージョンの『獣医師が考案した長生き猫ごはん』が発売されました!
猫ちゃんに手作りの食事はハードルが高いイメージがありますよね。
ReCheriのライター達何名かにも聞いてみましたが、やはりハードルが高いと感じているとのことでした。
中でも、糖尿病予備軍の猫ちゃんを飼育中のライターは手作りに対してわからないことだらけで不安も…。
そこで今回は、愛猫用手作りごはんの本『獣医師が考案した長生き猫ごはん』を、2名のライターにレビューしてもらいました!
手作りごはん失敗経験あり!保護猫(女の子推定4歳)の飼い主さんの感想
愛猫の食事事情
普段は、カリカリのキャットフードを1日2食で食べています。
猫の健康のために手作りご飯をあげてみたかったけれど、なかなか始められませんでした。
手作りご飯の始め方や猫のご飯の基礎知識など、インターネットで調べてもよく分からなかったのです。
「キャットフード以外も食べさせてあげられたらいいのに…」と思いつつ、キャットフードにササミをトッピングするだけで、なんとなく手作りご飯を始められていませんでした。
この本に出会って作ってあげたいご飯ができた
『獣医師が考案した長生き猫ごはん』の本に出会って、まったく分からなかった猫のご飯が段々と分かるようになりました。
沢山のレシピが載っていて、他にも「手作りご飯をどうしたら食べてもらえるか」「あげる量」「フードの切り替えの方法」など初心者のために分かりやすく解説しています。
イラストや写真が多かったのも読みやすくて良かったです。
「あれ?意外と手作りするの簡単かも…」と思えるぐらいに、猫のご飯の始め方や気をつけること全部が分かりました。
この本にもっと早く出会いたかった!と思えました。
獣医師さんが書いているので安心
獣医師さんが書いている本なので、医学的な観点からも説明しているので安心感もあります。
今まで手作りご飯をあげて何度か失敗していたのですが、少しずつ続けていくことでご飯だと認識させてあげなくちゃいけないんだと本を読んで気づきました。
失敗して当たり前なら、猫の健康のためにも少しずつでもチャレンジして行きたいです。
飼い主のご飯のついでに簡単に作れる
さっそく猫の手作りご飯を作ってみると、作りやすさに驚きました。
料理時間は5〜10分ほど、煮込み調理が多く、自分用のご飯のついでに作れます。
猫のご飯は仕込みに時間かかるなどなんとなく大変な印象がありましたが、実際にレシピ通り作ってみると自分用のご飯よりも簡単にできました。
「手まり寿司」を作ってみた
愛猫は肉よりも魚の方が食いつきが良かったので、レシピに載っていた「手まり寿司」をあげてみました。
事前に、キャットフードにトッピングして魚に慣らしていたこともあり、手まり寿司の鯛の切り身をガブガブと勢いよく食べてくれました。
鯛は、低脂肪で高タンパクなので疲労回復などに効果があるそうです。
食いつきよく食べてくれて良かったです。
猫の手作りご飯のハードルを下げてくれる
『獣医師が考案した長生き猫ごはん』は、写真が多く分かりやすく猫のご飯を教えてくれる本です。
料理本のようにも見えますが、Q&Aも豊富に書いてあって「食事のバランスが分からない」など猫のご飯で分からないことも解決してくれます。
獣医師さんが書いていて、日本の環境に合った「東洋医学」をベースにご飯が考えられています。
四季に沿った食材を使っているので、愛猫の健康に良いだけではなく、一緒のご飯を楽しむこともできます。
また、「疾患を持っている猫」「尿路結石の経験がある猫」などの猫の健康ごとの食事療法についても詳しく載っていたのも分かりやすくて良かったです。
手作りご飯を試してみたい人におすすめの一冊
・手作りご飯を始めてみたい人
・手作りご飯で失敗して疎遠になっている人
・猫の食事について分からないことが多い人
こんな人に是非おすすめしたい本でした。
『獣医師が考案した長生き猫ごはん』は、手作りご飯の知識だけではなく、猫が長生きするためのご飯の秘訣がたくさん載っていました。
我が家の猫は元々野良猫だったこともあって長生きのためにご飯を工夫していますが、この本を拝読してもっとご飯から健康になってほしいなと思いました。
私のように猫の健康を気をつけたいけど手作りご飯を始められていない方は、もっと気軽に手作りご飯をあげてみる良いきっかけになる本だと思いました。
糖尿病予備軍です!雑種猫(男の子推定9歳)の飼い主さんの感想
愛猫の食事事情
我が家には、雑種の猫、しんのすけ(男の子)9歳が長男として君臨しています。
食べることと寝ることが大好き。
しんのすけには、家に迎えた時から、市販のキャットフードを食べてもらっていました。
おやつが大好きで、特に鰹節は大好物。
我が家はみんなでしんのすけを可愛がり、甘えさせ、好きな時に好きな分、ご飯をあげていました。
そんな生活を続けていたら、いつの間にかまるまるとしたフォルムになり、獣医師さんより「糖尿病予備軍」と診察されてしまうことに。
それからは、先生の薦めで糖のコントロールをしてくれる療法食を食べてもらうようになりました。
食いつきはとても良いので安心したのですが、おやつは食べられないので、なんとなく私は申し訳ない気持ちに。
美味しくてヘルシーなご飯のレシピがあれば、しんのすけも飽きずに楽しい食事ができるかもと、手作りご飯に興味を持ち始めました。
手作りごはんへの不安が消えた!
手作りご飯に興味を持ち始めたとはいえ、実際に食べてくれるかどうか、不安がいっぱい。
どんな食材をどれくらい使えば良いのか。
猫ちゃんにとって、バランスの良い食事とはどんなものか。
そもそも、猫ちゃんにとっての栄養って…?
分からないことが多すぎて、手作りごはんはハードルが高いと思いました。
しかし、この『獣医師が考案した長生き猫ごはん』では、それらの疑問を分かりやすく解説。
栄養バランスや体重別の摂取カロリーなど、手作り料理をする上で知っておきたい基本的な部分を教えてくれています。
そして、「食べてくれたらラッキー!」くらいの気楽な気持ちで挑戦すれば良い、と背中を押してくれました。
HOP・STEP・JUMP方式が飼い主にとっても勉強になる!
著者の林美彩先生によると、手作りご飯は新鮮な栄養素を摂れ、それぞれの猫ちゃんの体質に合ったものを与えられるというメリットがあるとのこと。
それは、ぜひ試してみたい!
まずはどうすれば良いのか。
本では、「HOP・STEP・JUMP方式」という、徐々に手作りご飯に慣れてもらうための方式を推奨しています。
この方式であれば、JUMPまでの過程で猫ちゃんの嗜好を知ることができ、私も勉強になってと、一石二鳥!
猫ちゃんと一緒に試行錯誤しながら少しずつ前に進めるのも素敵だなと思いました。
食卓を楽しくしてくれるレシピが嬉しい♪
レシピは、栄養価の高い旬のものを取り入れるという、薬膳の考え方で提案された旬のレシピが中心です。
人が見ても美味しそうな料理ばかりで、お肉とお魚をメインに、野菜や炭水化物など、栄養バランスが考えられたレシピでした。
他にも、美味しそうなスープやトッピング、サプリ、おやつについても紹介されていて、猫ちゃんの体調を様々な角度からケアできます。
そして、眼から鱗だったのが、「おすそわけレシピ」です。
猫ちゃんに人間と一緒のご飯はダメ!と信じていたのに、猫ちゃんも飼い主と同じ料理を食べられるのです!
私たちがご飯を食べていると、いつも恨めしそうな目で見てくる愛猫。
そんな時はフードを与えるのですが、キャットフードより自分たちの食べ物が豪華に見えて、後ろめたさを感じていました。
「おすそわけレシピ」は、そんな申し訳ない気持ちを払拭し食卓を楽しくしてくれるレシピなのです。
林先生によると、我が家の愛猫のようにダイエットが必要な場合は、炭水化物を減らすのはもちろん、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないよう、注意が必要だとか。
また、高たんぱくで低カロリーのものが良いそうです。
肉魚、野菜それぞれの旬の時期や栄養素を説明したページがあるので、愛猫の運動量を考慮しながら、新しいレシピを考えるのも楽しそうです。
他にも、手作りご飯体験記やQ&A、猫ちゃんの体調チェックの仕方なども記載されており、総合的な視点から、猫ちゃんの健康をサポートしてくれる本でした。
本に載っている色々な食材を使って、美味してヘルシーなご飯を見つけてあげたいなと思っています。
まとめ
いかがでしたか?
猫ちゃんの手作りごはんに興味がある方、是非一度『獣医師が考案した長生き猫ごはん』を手に手に取ってみてください!
愛猫の健康を考える上で参考になりますよ!
書籍名 | 獣医師が考案した長生き猫ごはん(楽天市場で購入/ Amazonで購入) |
著者 | 林 美彩 |
監修 | 古山 範子 |
定価 | 1,500円(税抜) |
刊行 | 世界文化社(https://www.sekaibunka.com/) |
ではまた!