ライオンヘッドってどんなうさぎ?ライオンヘッドの基本情報

「ライオンヘッド」という種類のうさぎを知っていますか?
顔周りのふわふわな飾り毛と短めの耳が特徴のうさぎです。
よく似た「ライオンラビット」という名前を耳にしたことがあるかもしれませんが、こちらはライオンヘッドのような飾り毛をもつうさぎの総称といったイメージで使われているよう。
世界的に知られている正式な品種名は「ライオンヘッド」です。
今回は、ライオンヘッドの特徴や魅力をたっぷりお伝えしていきます。
特徴
原産国・歴史
ベルギーを原産とするライオンヘッドは、わりと最近ARBA(アメリカのうさぎ協会)やBRC(イギリスのうさぎ協会)に登録され、正式に品種として認められました。
新しい品種なので、謎に包まれた部分も多いようです。
毛の生え方・毛色
たてがみのような飾り毛以外は、意外と短毛なライオンヘッド。
メインと呼ばれる飾り毛の生え方には2パターンがあります。
・シングルメイン:顔周りにだけ長い毛がある
・ダブルメイン:顔周りと横腹に長い毛がある
また、カラーバリエーションも多く、ブラックやブルー、チョコレートやブラックオターなどさまざまです。
親うさぎの毛色によっては、変わったカラーや模様となって現れる可能性もあり、未知な部分にも魅力を感じます。
大きさ・体つき
小型のうさぎなので、成長しても体長約25~30cm、体重約2~3kgと小さめ。
交配品種によりドワーフ系とロップ系に分けられますが、ドワーフ系はさらに小さく1~1,3kgほどです。
ロップ系の子は、もう少し大きくなりますが、たれ耳でかわいいですよ。
新しい品種で血統も不安定気味なので、体重や毛並み、飾り毛の長さやボリュームなどに、さまざまな個性が見られます。
寿命
一般的にペットとして飼育されているうさぎの平均寿命は、5~10年と言われています。
ライオンヘッドもほかの品種とそれほど差はないようです。
購入場所・価格
血統書があるライオンヘッドだけでなく、ライオンラビットも、まだまだ一般的なペットショップで目にすることは少ないでしょう。
そこで、日本でライオンヘッドをお迎えするおすすめの方法は、うさぎのブリーダーからの購入です。
海外のうさぎ協会の認定を受けているブリーダーもいるので、チェックしてみるとよいでしょう。
ブリーダーの情報はネット上にも多く発信されており、うさぎの写真や性格なども紹介されているので、参考になりそうですね。
また、ライオンヘッドの数は少ないですが、里親募集サイトもチェックしてみるのもよいかもしれません。
ライオンヘッドの平均的な価格は2~3万円くらいですが、カラーや血統によっては価格が大きく変わってくるようです。
性格
ライオンヘッドは、おとなしめで社交的な子が多いです。
寛容な性格で、環境の変化や小さいこどもに慣れてくれます。
人懐っこいので、慣れると飼い主さんのそばに寄ってきたり、撫でて欲しがったりする子もいるようです。
飼育の注意点
温度管理
ライオンヘッドは、ほかのうさぎに比べて温度変化に弱いことが知られています。
そのため、急な温度変化を起こさないよう、気をつけてあげましょう。
クーラーや直射日光の当たらない静かな空間にケージを置き、夏は冷却効果のあるアイテムを、冬はペットヒーターを使うなどして、快適な温度を保ってあげることが必要です。
あかちゃんのライオンヘッドは気温変化に弱くデリケートなので、さらに十分なケアが必要となります。
特に冬の温度には要注意!
あかちゃんライオンヘッドの適温は24~26℃なので、しっかりと保温してあげましょう。
ブラッシング
飾り毛以外の部分の被毛はそれほど長くないライオンヘッドですが、定期的なブラッシングは重要です。
ほかのうさぎと同様、消化管うっ滞(毛球症)の予防や、異常を早期に見つけるきっかけにもなるので、ブラッシングは毎日行いましょう。
かかりやすい病気
ライオンヘッドが特にかかりやすいといった病気は知られていませんが、長い毛を持っているので消化管うっ滞(毛球症)には気をつけましょう。
また、一般的にうさぎによくみられる不正咬合やパスツレラによる中耳炎は、ライオンヘッドも例外ではありません。
うさぎは自らSOSを発信しないので、普段から様子を観察しておくことが大切です。
まとめ
インパクトのある見た目と人懐っこさで、これから人気が高まりそうなライオンヘッド。
お世話やケアもほかのうさぎとそれほど変わらないので、新たな品種のうさぎを飼ってみたい人にもおすすめです。
温度管理さえ気をつければ、初心者さんにも飼いやすいので、ぜひチェックしてみてくださいね!