ウーパールーパーって何?どんな生き物?知っておきたいウーパールーパーの基本情報
気の抜けたような表情がとても可愛いウーパールーパー。
白色が主流ですが、ゴールドやアルビノなど様々な種類がいて、大きさも顔立ちも異なります。
今回は、ウーパールーパーの種類や寿命、大きさ、名前の由来などウーパールーパーの基本情報についてご紹介します。
ウーパールーパーとは
ウーパールーパーという名称は日本でつけられた商標名なので、正式な名前ではありません。
正式には「メキシコサラマンダー」「メキシコサンショウウオ」「アホロートル」と呼ばれています。
ウーパールーパーは、もともとメキシコに住んでいた両生類です。
日本では1985年に日清食品U.F.OのテレビCMで放送されて一気に有名になりました。
ウーパールーパーは体の再生能力が高く、手足など体の一部を失ったとしても復活します。
また、前足の指が4本・後ろ足5本と変わった特徴があり、成長しても姿が変態しない「幼形成熟」と言われている変わった両生類です。
日本では愛玩動物としてポピュラーですが、現在では水質汚染などが原因で野生の数はかなり減り絶滅危惧種に指定されています。
名前の由来
なんでウーパールーパーという名前になってしまったのでしょうか。
実はこの名前はビジネス的な成り行きで決まってしまった商標名になります。
日本で販売しようとした人が「アホロートル」という名前(ロートルは老人という意味)では売れないから、スーパールーパーという名前に変えたかったけれど、なかなか商標登録が通らずウーパールーパーになりました。
ちなみに、正式名称の「アホロートル」はアステカ語で「水中の妖精」などの意味があります。
種類
ウーパールーパーの色などのバリエーションは、全世界に30種類以上あります。
その中で代表的な種類が5種類あります。
・リューシスティック:黒い瞳に白い体
・アルビノ:ピンクの瞳に白い体
・ブラック:白い瞳に黒い体
・マーブル:黒い斑点がついた薄茶色の体
・ゴールデン:黄色い目に黄色い体
この5種類が有名ですが、体の色や模様、目の色の組み合わせも多種多様ですので、どの子にするか最初に悩んでしまう人も少なくないでしょう。
大きさ
初めは5cmにも満たない大きさですが、ウーパールーパーは成体になると20〜30cmぐらいの大きさになります。
飼い始めて1年以内でこの大きさに成長するため、初めから成体用の大きな水槽が必要です。
我が家のウーパールーパーは、全長23cmぐらいです。
小さい頃も妖精のようで可愛らしいですが、大きくなってもふてぶてしくて癒されます。
寿命
ウーパールーパーの寿命には諸説ありますが、大体10年前後生きると言われています。
ギネスでは25年として登録されていてかなりの長寿です。
我が家でもそろそろ11歳になりますが、まだまだ元気に過ごしています。
永く一緒に過ごせるペットなので、環境を整えて大切に育ててあげてください。
販売価格
ウーパールーパーは1,000円代で購入することができます。
10年前私が飼い始めた時は、約2,000~3,000円が相場だったので値段もかなり下がってきています。
気をつけたい病気
ウーパールーパーで気をつけたい代表的な病気を簡単にご紹介します。
・皮膚病:寄生虫などを初めとした皮膚の病気
・怪我:水槽にぶつかることによる怪我
・転覆病:水面に浮かんでしまう病気
・異物の誤飲:床の砂などを食べてしまうこと
水質管理が原因でかかってしまう病気もあるため飼育する環境には気をつけるようにしましょう。
まとめ
今回はウーパールーパーの基本的な情報についてご紹介しました。
ウーパールーパーは比較的飼育しやすい生き物ですが、寿命や飼育の注意点などを事前に調べてから飼うようにしましょう。