猫カフェではマナーを守ろう!7つの基本ルールとふれあい方をご紹介
かわいい猫たちとふれあえる猫カフェは、猫好きにとって最高の癒やしスポットですよね。
特に諸事情により自宅で猫が飼えない人、猫を飼いたいけれど飼育する自信がない人にとっては、猫のぬくもりが感じられる貴重な場所です。
ですが、マナーを知らないまま猫カフェに行ってしまうと、猫に癒やしてもらうどころか嫌われてしまう可能性があります。
今回は、猫カフェに行く際のマナーと上手なふれあい方についてお伝えします。
猫カフェ初心者の方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
猫カフェには種類がある?
猫カフェには、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれ営業目的が異なるため、客側が訪れる目的にも違いがあります。
実際に行く前に、お目当ての猫カフェの業態を確認しておきましょう。
一般的な猫カフェ
一般的な猫カフェでは、たくさんいる猫を眺めながらお茶を飲んだり軽い食事をしたりできます。猫が好きな人のために癒やしを与え、楽しんでもらうことが目的です。
中には持参したPCで仕事ができるお店もあり、猫に囲まれながら気ままに過ごすことができます。
一般的な猫カフェの場合、時間制限のあるお店が多いです。また、猫のおやつや抱っこができる記念撮影などの有料オプションが用意されているお店が多いでしょう。
ペットショップ型猫カフェ
ブリーダーやペットショップが運営している猫カフェは、猫の販売を目的としています。
自由に動き回る姿を見て活発さを確認できるのは、ペットショップにはないメリットですよね。実際にふれあうことで猫との相性を確認できるため、じっくり選びたい人におすすめです。
ペットショップ型の猫カフェの場合、行く度に猫の顔ぶれが変わっていることが多いでしょう。
保護猫カフェ
保護猫カフェには、保護された猫たちが暮らしています。そのため、里親を募ることを目的として営業しているお店が多いです。
お店によっては里親を募集していないところもあるため、「保護猫を引き取りたい」と考えている方は事前によく確認しておきましょう。
保護猫カフェでは、利益の一部を保護猫のための活動費に充てていることが多いです。遊びに行くだけで保護猫を助けることにつながるため、関心のある方は保護猫カフェを訪れてみてくださいね。
猫カフェに行く前に準備をしよう
どの形の猫カフェに行くときも、準備が必要です。
猫の健康を損なうおそれのあるものは身に着けないこと、そして猫に嫌われないようにすることが大切ですよ。
シンプルな服装
リボンやレース、紐のように動きに合わせて揺れる飾りは、猫がじゃれてボロボロにしてしまうことがあります。猫の毛もたくさん付着するため、傷をつけられたり汚されたりしてもよい服を選びましょう。服がダメージを受けるだけでなく、猫がケガをするおそれもあります。
同じ理由で、アクセサリーも揺れない小ぶりのものがベストです。
猫に合わせてしゃがんだり膝をついたりすることを考えると、動きやすい服がよいでしょう。
また、衛生管理のために、靴下の着用を義務づけている猫カフェが多いです。ストッキングやタイツで出掛けるときは、必ず靴下を持参しましょう。
アロマや香水はNG
猫は匂いに敏感です。アロマや香水の匂いがすると、猫たちに逃げられてしまいます。
特にアロマオイルの成分は中毒症状を起こすこともあり、猫にとっては危険なものです。香りの強い柔軟剤も避けましょう。
手洗い・消毒
感染症対策としてはもちろん、衛生管理のためにも手洗いと消毒を義務づけているお店が多いです。
受付後に案内されるので、猫の健康のためにもしっかり洗ってから入店しましょう。
猫カフェ|7つの基本ルールをチェック
一般的な猫カフェでも保護猫カフェでも、「猫が嫌がることをしない」のが基本です。
猫カフェでは、飼ったことがなく猫に詳しくない人でも楽しく猫と過ごせるよう、細かくルールを定めています。
お店によって少しずつ違いますが、基本的なルールを覚えておくと安心ですよ。
①おもちゃやおやつを持ち込まない
「せっかく猫カフェに行くのなら、猫たちに寄ってきてもらいたい」と思う気持ちはとてもよくわかります。ですが、自宅からおもちゃやおやつを持ち込むことは基本的にNGです。
特に食べ物は、猫たちの健康に影響を及ぼすものです。一日の食事量やカロリーは猫カフェのスタッフによって管理されているため、成分やカロリーが不明のものを与えると健康を損なう可能性があります。
中には新品のおもちゃに限り持ち込みを許可している猫カフェもあるため、持参したい場合は事前に確認してみてくださいね。
②フラッシュやライトを使わない
猫カフェは、基本的にスマホやカメラでの撮影はOKです。
ですが、フラッシュは猫の目を損傷する可能性があります。失明させたりけいれんを引き起こしたりするため、入店する前にフラッシュをオフにしておきましょう。
③強引に抱っこしない
猫は基本的に抱っこが苦手なため、抱っこ自体を禁止している猫カフェが多いでしょう。
中には時間を区切って抱っこを許可している猫カフェや、抱っこをしながらの記念撮影ができる有料オプションを用意している猫カフェもあります。
いずれの場合でも、嫌がる猫を無理やり抱っこするのはNGです。猫にストレスを与えないようにしましょう。
④大きな声を出さない
猫は意外と怖がりな動物です。目の前で大声を出されると、飛び上がるほどびっくりすることがあります。
必要以上に猫たちを怖がらせないよう、急に大きな声を出したり大声で笑ったりしないようにしましょう。
⑤食事中の猫には触らない
猫がおとなしく食事をしていると、「今なら触ってもいいかな?」と思ってしまいますよね。
ですが、食事タイムは猫の大好きな時間です。邪魔をしてしまうと機嫌を損ねてしまう可能性があります。
猫たちと楽しく過ごすためにも、食事中は触らず、少し離れた場所から眺めたり撮影したりするだけにしてくださいね。
⑥寝ている猫を起こさない
猫はよく眠る動物のため、時間帯によっては「せっかく猫カフェに行ったのにほとんどの猫が寝ていた」ということもあるでしょう。
寝ている猫を起こしたくなる気持ちはわかりますが、ストレスを与えるだけです。なでたり話しかけたりせず、静かに眺めるだけにしましょう。
⑦その他|お店のルールに従おう
猫カフェには、それぞれ独自のルールがあります。
・飲酒後の入店はNG
・猫の接写NG
・SNSへの無断投稿NG
・客用の食器を猫に触れさせない
・猫じゃらし以外のものでじゃらすのはNG など
基本的なルールを押さえることも大切ですが、お店が定めたルールを守ることが一番大切です。入店前に説明をしてくれるため、しっかり確認しましょう。
子供を連れて行くときの注意点
猫カフェに子供を連れて行くとき、大切なのがお店の年齢制限の確認です。
お店によっては「小学生以上から」「6歳から」「保護者同伴なら入店可」など年齢制限があります。子供をがっかりさせないためにも、必ず確認してから行きましょう。
猫カフェに入店する前には、「大きな声を出さない」「強引に抱っこしない」「猫を追いかけない」などの約束をしてもらうことも大切です。
普段から保護者の注意をよく聞き守れる子供なら問題ありませんが、そうでなければもう少し大きくなるまで待ちましょう。
猫との上手なふれあい方
猫カフェに行く目的は、人それぞれです。猫たちがいる空間で飲食を楽しみたい人、猫を眺めながら仕事をしたい人、とにかく猫に触りたい人、かわいい写真を撮りたい人もいるでしょう。
その中でも猫と仲良く過ごしたいと思っている方へ、猫との上手なふれあい方をお伝えします。
体勢を低くする
猫に威圧感を与えないようにするため、なるべく小さく見せるよう体勢を低くすることがポイントです。
立ったまま猫に近づくと逃げられてしまうことがあるため、ぜひ意識してみてください。
話しかけるときは高めのやさしい声で
猫に話しかけるときは、いわゆる「猫なで声」を出してみましょう。
猫なで声とは「甘く媚びるような声」のことで、猫が好む声といわれています。
高めのやさしい声で呼びかけると、猫を怖がらせずに済むはずです。
おもちゃで遊んであげる
猫と仲良くなるためには、おもちゃで遊んであげることが効果的です。
おもちゃはお店に用意されているものを借りて、猫の視界に入るところで動かしてみましょう。
猫じゃらしで遊ぶコツは、以下の通りです。
・ネズミや鳥、虫の動きをまねて揺らす
・小刻みに揺らしたりジグザグに動かしたり緩急をつける
・音を鳴らす
・最後はつかまえさせてあげる
慣れてきたら、遊んであげながらかわいい写真が撮れるようになりますよ。
ブランケットをかけて座って待つ
「猫のほうから寄ってきてほしい」と思う方には、膝にブランケットをかけて待つ方法をおすすめします。
猫は暖かいところもやわらかいブランケットも大好きです。猫から膝にのってきてくれる可能性があります。
運がよければ、複数の猫が集まり「猫まみれ」が体験できるかもしれませんよ。
ブランケットを貸し出している猫カフェも多いので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
猫カフェは、猫を飼っていない人も猫とふれあえる貴重な場所です。
猫とより仲良く過ごすためにも、一つひとつのルールやマナーを意識して守ってくださいね。
猫の気持ちを優先することで、猫たちに好かれる客になれるはずですよ。
公開日:2018/7/3 最終更新日:2022/3/11