犬用おむつの最新事情!特徴を知ってぴったりのものを選ぼう!

こんにちは!
ReCheriライター兼、ペットショップ店員のnobuです。

ペットグッズのお店で最近急激に売り場面積が拡大しているものをご存知ですか?

それは、「マナー関連グッズ」と「介護関連グッズ」です。

特に、おむつ類はとても多くの種類が販売されています。

初めて使う方の多くは、どれを選んで良いか迷ってしまいますよね。

今回は、おむつの形や用途から愛犬にぴったりなものを選ぶポイントをご紹介します。

犬の「おむつ」や「マナーパンツ」の使い方

ワンちゃんのおむつやマナーパンツは、今は多くの種類が販売されています。

最近ではテレビCMでも見るようになりました。

老犬の介護のために使用すると思われがちですが、使い道は様々です。

・男の子のマーキング防止
・女の子の生理用
・老犬、病気の介護用

他にもお漏らし予防などにも使用できます。

選ぶ時は、サイズだけでなく形状やタイプを間違えるとワンちゃんのストレスとなってしまいます。

愛犬と飼い主さんのストレスが少なくなる「おむつ」や「マナーパンツ」について、上手な選び方や使い方をマスターしてみましょう。

おむつなどの形の違いを知って選ぶ


おむつやマナーパンツなどサニタリー用品は用途によって形状が異なります。

大きく分けて、3種類になります。

パンツタイプ

パンツタイプが向いているワンちゃん
・介護・療養でトイレが不自由な犬
・粗相をしてしまう女の子
・生理の量が多い女の子

おしりをすっぽりと包むパンツのような形です。

尻尾を出せる穴が空いておりウエスト部分や足回りは伸縮する柔らかい素材のものが多いです。

履かせるタイプのものもありますが、背中にマジックテープがついていてサイズを調整しながら履かせることもできます。

ベルトタイプ

ベルトタイプが向いているワンちゃん
・マーキング防止
・粗相をしてしまう男の子

コルセットのように、腰部分だけを巻いて背中のマジックテープでとめます。

男の子の前飛びおしっこをキャッチして吸収します。

パンツタイプより体に接する面が少ないので、すぐに脱いでしまう、気にして噛んでしまうなどのストレスが少ないことも特徴です。

パットタイプ


パッドタイプが向いているワンちゃん
・少量のお漏らしが気になる女の子、男の子
・生理中の女の子

人間の女性の生理用品のように、パンツに貼って使用します。

各メーカーから専用のパンツが販売されていますが、サイズを合わせたりデザイン性を高めるため手作りで作っている飼い主さんも多いです。

おむつ姿で外出させるのが可哀そう…そう感じる飼い主さんからも支持されています。

介護、看病で使用するには?

介護、看病でトイレが不自由な場合は、すっぽりとおしりが包まれるおむつがおすすめです。

老犬や病気の犬は、体が思うように動かず排せつが間に合わなくなることが多くあるので、おむつを検討する飼い主さんが多いものです。

しかし、今までつけていないおむつがストレスになることもあるので、できるだけ飼い主さんがいつものトイレに連れていき、支えてあげることが理想です。

介護が必要になってくるタイミングがきたら、トイレの時間や回数を記録してパターン把握してあげましょう。

また、パンツタイプはこまめに取り換えても、蒸れたり体が汚れたりしがちです。

長毛の子はおむつに当たる部分の毛はカットし、使い捨てのボディタオルなどで拭いてあげると清潔に保てます。

お出かけにはどんなタイプ?

介護などとは違い、人が多い場所に出かける、長時間のドライブをするなど粗相やお漏らし、マーキング予防にはバンドタイプがおすすめです。

簡単に装着でき、取り換えも楽なのでお出かけには重宝します。

あくまで、予防対策なので、自宅などでしっかり排せつをさせ「万が一」「念のため」に備える程度の利用が良いでしょう。

生理の女の子は必需品

犬の生理は、体格などにより異なりますが約10日間の発情前期、10日間の発情期、約2か月の発情後期になり、その期間を「ヒート」などと呼びます。

発情前期から出血が始まり、長いと発情期の間も出血があります。

発情期中に出血がなくなり、生理が終わったと思われる飼い主さんも多いのですがヒートの期間が終わるまで注意が必要です。

犬は鼻が良いので、ヒートのにおいを遠くからでも嗅ぎつけます。

お散歩で男の子ワンちゃんとトラブルにならないよう、マナーパンツやサニタリーパンツの着用をおすすめします。

子犬のトイレしつけには不向き

稀に、子犬がトイレを覚えず部屋中で粗相をしてしまうため、おむつなどを使用したいという飼い主さんがいらっしゃいます。

これはおすすめできません。

おむつなどは、人と犬とがよりストレスが少なく快適に共存するためのグッズです。

しかし、子犬の場合は飼い主さんがコミュニケーションをとりながら、トイレ訓練をしっかり教えることが将来的にも望ましいことです。

躾が可哀そう、時間がないなどの理由で避ける方もいますが、コミュニケーションを行える絶好のチャンスなのでぜひ頑張ってみましょう。

まとめ

最後に、おむつやマナーパンツなどが本当に必要かどうか考えてみましょう。

老化や病気でトイレが困難な場合は、ぜひ使用してみてください。

犬や周りが汚れることなく清潔に保てることはとても重要なことです。

一方、出かけるからと安易にマナーパンツなどを選択する前に、犬の習性などについてよく考える必要があります。

ワンちゃんは、緊張したり、感情が高ぶると排せつすることが多くあります。

お店への入店やショッピングの前に余裕をもって排せつを済ませたり、日ごろからどんな状況でも落ち着いて行動できるように訓練することも大切です。

便利なグッズだけにとらわれず、愛犬と楽しみながら向き合ってみましょう。