【体験談】夏までにダイエット!愛犬の減量チャレンジ★
夏は人間にとってダイエットに適した時期と言われていますが、犬の場合は消費カロリーが下がって太りやすい時期だとされています。
我が家の愛犬の適性体重は30㎏なのですが、恥ずかしながら現在は大幅にオーバーした34㎏。
本格的に暑くなる前に、なんとかダイエットをしなければ!と一念発起しました。
そこで今回は、犬のダイエット情報について紹介していきたいと思います。
愛犬のダイエットを考えている飼い主さん達、一緒に頑張りましょう!
犬に適したダイエットのペースってあるの?
愛犬のダイエットを始めるにあたって、犬は毎月どのくらい体重を落として大丈夫なのかについて調べてみました。
かかりつけの動物病院で確認したところ、犬の場合、1週間に落として大丈夫な体重は現在の体重の0.5%~2%程度だそうです。
これ以上落としてしまうと筋肉もなくしてしまう恐れがあり、健康に支障が出るのだとか。
我が家の愛犬の場合は34㎏なので、計算をすると1週間で0.17㎏~0.68kgの減量が望ましいということになります。
体重を計る時に暴れる我が家の愛犬にとって、1㎏未満の重さは誤差の扱いになのですが、とりあえず1週間に0.5kg、1ヶ月に少なくとも2kgを目標にダイエットを計画することにしました。
下の写真は、我が家の愛犬(ラブラドール雄)を上から見たところです。
■そんなに太っては見えないけれど・・・
首から肩にかけての筋肉が発達しているので、一見あまり太っていないように感じられるのですが……
お腹をつまむと、この通りお肉が。
■ガッツリ余分なお肉が・・・
ウエスト周りにくびれがあるため太っているようには見えないのですが、ベスト体重の時にはなかったお肉がお腹周りに存在するのです。
犬は顔周りに肉が付かないせいか、太っても外見の変化が少ないですよね。
ここまで太らせたことはなかったのですが、すっかり油断していました。
ずは食事を見直してみよう!
鶏肉と豚肉のアレルギーが疑われているため、我が家の愛犬は魚や馬肉、野菜をメインにした手作り食を食べています。
さらに定期的にアレルギー用の療法食を与えるようにかかりつけ医から指導されており、この療法食を食べている間に体重が一気に増えてしまうのです。
ちなみに我が家の愛犬が定期的に食べているアレルギー療法食は、こちらのロイヤルカナンの低分子プロテインです。
この療法食自体が去勢済みの愛犬にはカロリーがやや高めなうえに、食べても満足感がないようで食後に暴れるのです……
そのため、おやつにも少しだけ同じフードを与えてしまい、カロリーオーバーでどんどん太ってしまいました。
犬が1日の必要に必要なカロリーは「DER」と呼ばれ、その求め方は以下の通りです。
・DER=犬の理想体重の3乗×√×√×70×1.0~1.8
自宅で減量に取り組んでいる場合は最後にかける値を1.4にすると良いと言われています。
そのため例えば我が家の愛犬の場合は、DER=30×30×30×√×√×70×1.4=1256kcalが、ダイエット中に必要なカロリーです。
ちなみに動物病院で減量指導をされるほど太ってしまうと最後にかける値が1になるため、1日のカロリーは897kcalとなります。
まだまだ遊び盛り、食べるの大好きな愛犬のカロリーをここまで制限させるのは可哀相なので、なんとか減量しないといけません。
600kcal程度に抑えると、1度のご飯の量はこのくらいになりました。
たんぱく源としてカロリーの高いサバ(愛犬の大好物)を使っているために、もの足りない印象が否めません。
しかし、ここで「もう少しくらいなら……」と、野菜や雑穀などを増量するとダイエットの意味が無いので、この量で我慢してもらいます。
ダイエット中はおやつもNG?
犬とのコミュニケーションツールとしても役立ってくれる、おやつ。
愛犬の喜ぶ顔見たさに、ついつい何種類も購入してしまうジャーキーやビスケットなどのおやつですが、ダイエット中は1日のご飯の中から、少量を分けて与える程度にするのがベターとされています。
特にドライフードを与えているお家の場合は、1日のフードをジップロックに入れておいて、そこからおやつも出すと与え過ぎが防げます。
愛犬の食の楽しみを奪うようで心苦しいですが、少しの間の辛抱です。
我が家では開封済みのおやつはジップロックに入れて冷凍庫へ、未開封のおやつは目につかない場所にしまうことにしました。
いつでもあげられる場所におやつを置きっぱなしにしないことで、家族内での愛犬のダイエットへの意識も高まったと感じます。
運動で犬は痩せられるの?
人間であればダイエットをする時に、食事と並んで重視されるのが運動ですよね。
しかし以前トレーナーさんから聞いたのですが、犬の場合スポーツで痩せるというのはとても難しいことなのだそうです。
特に我が家の愛犬のような大型犬の場合は、散歩の時間を倍にしてもそこまで消費カロリーに差は出ないのだとか。
犬は摂取したエネルギーの60%~80%を基礎エネルギーとして使い、残りの10%を消化吸収、さらに残りの10%~20%を運動のために使用します。
そのため水泳や犬同士で全力で走らせるといったようなハードな運動以外は、あまり減量効果は望めないのだそうです。
しかし、ダイエット中は筋肉も落ちてしまう恐れがあるため、普段より運動量を増やすことが好ましいと言われています。
運動制限が必要な子に適したスポーツとは?
我が家の愛犬は大型犬にしては珍しく、先天性のパテラ(膝蓋骨脱臼)です。
小型犬の飼い主さんの中には悩まれている方も多いかと思いますが、パテラの子は激しい運動を制限するように指導されます。
我が家の愛犬は膝蓋骨が脱臼する症状が出るまでは、1日合計で2~3時間は夫婦で分担して散歩に出ていました。
早朝に河原でランニングをすることも多かったのですが、現在の散歩時間は朝、夕で30分ずつです。
大型犬の運動要求量を考えると、全然足りていません。
それを補うべく、室内で宝探しなどをして頭を使うようにしていたのですが、減量中はおやつが必要な遊びも控えた方が良いのかな?と考えています。
そこで現在、購入を考えているのがこちらの犬用バランスディスクです。
https://e-doglearning.com/market/products/detail.php?product_id=65
こちらのバランスディスクを手掛けているのは、人間用のリハビリグッズ専門店の老舗「酒井医療」さん。
人間のリハビリで培ったノウハウを応用しているため、子犬からシニア犬まで安心して使える商品です。
関節の疾患を持っている子にも適したトレーニングができるとのことで、普段あまり使わない筋肉を鍛える効果も期待できます。
我が家の愛犬は大きい癖にビビりなので、足場が不安定になるバランスディスクをやってくれるのかどうかが悩みどころですが、ダイエットに行き詰ったら取り入れてみたいアイテムです。
まとめ
この記事を書いている現在、愛犬のダイエットを始めてからちょうど一週間が経ちました。
遊ぶ時間を増やしているためか、今のところ食事量が減ったことを愛犬が不満に感じている様子は見られません。
当然ながら、まだまだ体型には全く変化が見られていませんが、愛犬の健康のためにベスト体重を目指してダイエットを続けるつもりです。
人間同様、犬も太るのは簡単なのに痩せるのは難しいのですが、運動が有効ではないなどダイエットの方法は人間と異なる点が見られます。
愛犬のダイエットを考えている飼い主さんは、その子に合ったプランを作って取り組んでくださいね。