愛犬が快適に過ごせる安心なペットホテルを選ぼう!
旅行などで家を留守にする時、愛犬を預かって飼い主さんの代わりにお世話をしてくれるペットホテル。
ペットショップや動物病院で併設しているところや個人の家やペットホテル専門店までたくさんあり、選ぶのにとても迷いますよね。
いつもと違う環境や人がいる場所に預けられることはペットにとって少なからずストレスがかかります。
ペットの負担を少しでも減らし、その子に合ったペットホテルを選べるよう、今回はペットホテルを選ぶ際のポイントをご紹介します。
ペットホテル勤務経験もあるわたしの、スタッフ目線のアドバイスも少し入れさせていただきますね★
ペットホテルを選ぶ際のポイント
施設内が清潔に保たれているか
たくさんの犬がいるため、掃除が不十分なところだと病気になるリスクがあります。
・ケージは毎日掃除しているか。
・排泄をしたシーツはすぐに替えられているか。
・おもちゃやベッドなどホテルに常備してあるものは定期的に洗濯・消毒がされているか。
必ずチェックしましょう。
事前に見学・お試し預けができるところか
愛犬を預ける場所ですから、どんなところなのか事前に確認できるホテルを選びましょう。
特に、ケージやフリースペース・ドッグランなどお預け中に、愛犬が過ごす場所を重点的に。
また、宿泊をする前にお試しでお預けができるところが良いでしょう。
いきなり本番だと愛犬も戸惑ってしまったり、初めてのところに緊張してしまい体調をくずしてしまう可能性もあります。
ストレスを最小限にするためにも、数時間でも良いので預けられるところを選びましょう。
また、スタッフ側も犬の性格や他の犬との相性・お散歩中の様子など事前に確認ができ、飼い主さんともすり合わせをする時間に余裕があるため、本番初日は安心して預かることができます。
他の犬とはどのように接触させているか
トラブル防止のために、他の犬との接触をさせないペットホテルや、相性を見て他の犬と遊ばせるペットホテルなどさまざまです。
愛犬の性格などを考えて選ぶようにしましょう。
また、遊ばせている時は必ずその場にスタッフが居て目を光らせくれているかも重要です。
飼い主さんと離れてしまうと、不安で他の犬や人に攻撃的になってしまう犬もいます。
それを見極めるためにもお試し預かりは重要なポイントになります。
ケージに入れっぱなしな預かり方ではないか
特に動物病院などでは、犬舎に入れっぱなしなところが多いかと思います。
普段、ケージで過ごしていることが多い子を除いては、日中フリーで過ごしている子がほとんどだと思うので、なるべく同じように過ごせるよう、フリースペースやドッグランなどで遊ばせてくれるかを確認しましょう。
飼い主さんや犬に対するスタッフの態度・姿勢はどうか
犬の性格や注意点・排泄方法・食事の内容・散歩の方法など細かく確認してくれているか。
飼い主さんに対する態度はもちろん大切ですが、一番は愛犬のことを理解してくれようとしているかどうかをチェックしましょう。
大切な家族を大切にしてくれるペットホテルでないと、安心できませんよね。
ワクチン接種の義務付けがされているか
きちんとしているところは、狂犬病予防ワクチンや混合ワクチンの証明書の提示を求められます。
またノミダニの予防をしているかの確認をするところもあります。
愛犬は予防が済んでいても、他の犬が予防をしていないと万が一の感染が怖いですよね。
色々な犬と接触するため、予防はとっても大切になります。
投薬が必要な場合は投薬を行ってくれるところか
投薬が必要な場合は、必ず確認するようにしましょう。
わたしが聞く限りだと、ペットサロンなどでは「投薬」が必要な場合は、宿泊を断られることが多いようです。
事前に候補をピックアップして、希望に沿った投薬方法をしてくれるか。
また、万が一宿泊を断られたら、かかりつけの動物病院などで預かってくれるかも確認しましょう。
ペットホテルへ犬を預けるまでに終わらせておくべきこと・注意点
狂犬病予防接種・混合ワクチン接種などの予防系を済ませておく
愛犬のためにも、他の犬のためにも予防は必ず済ませておきましょう。
また、狂犬病予防接種と混合ワクチン接種は基本、同日に打つことはできないので、あらかじめ余裕をもって済ませておくようにしてください。
ホテルによって規定がありますが、最低でも預ける1週間前には済ませるようにすると良いでしょう。
ワクチンを打ってから日が浅いと断られるケースがあります。
また、ノミダニ予防も必ずしておきましょう。
万が一他の犬からノミダニをもらってしまいそれに気づかず家に連れて帰ってしまうとあっという間に繁殖してしまいます。
※わたしが以前働いていたペットホテルでは、接種後1週間未満の犬はお断りしていました。ワクチン後は体調を崩しやすくなるため、さらなるストレスなどをかけないためです。
シャンプー・トリミングを済ませておく
サロンを併設しているペットホテルだと、お預かり中にトリミングを行ってくれるところもあります。
また、預ける前にブラッシングなどをしてノミダニがついていないか、どこかケガをしていないかも一緒に確認しておくと良いでしょう。
爪が伸びていたり、足の裏の毛が伸びていたりすると、他の犬にケガをさせてしまったり、滑ってケガの原因にもなったりするのであらかじめお手入れをしておきましょう。
愛犬の性格・食事・排泄について詳しく伝えられるようにまとめておく
ホテルスタッフは愛犬のことを全く分からない状態なので、詳しく伝える必要があります。
お散歩中他の犬との接し方はどうか、排泄は外・中でどちらかでないとしない。や食事の与え方、日ごろの食いつきかたなど。
メモで一覧にしてスタッフに手渡すのも良いでしょう。
スタッフも再確認がしやすいと思います。
食事は1食分をユニパックなどで分けておくと便利
これは以前働いていたスタッフ側としての意見になりますが、与える量を誤ることも防げますし、食事の準備もスムーズに行えます。
朝・夜で与えるトッピングや量が違ったりする場合は特にユニパック(ポリエチレン製のチャック付き袋)に分けて持っていくとスタッフとしても大変助かります。
また、宿泊数が多い場合はサランラップなどで一食分を包んで、大きいユニパックにまとめて入れても良いと思います。
日ごろから他の犬や人に慣らしておく
お散歩中に他の犬とご挨拶をしたり、知らない人に撫でてもらうなど、初めてに慣らしておくと良いでしょう。
ホテルでは飼い主さんがいなくなってしまうので、まずは飼い主さんがそばにいて安心させてあげましょう。
お気に入りのおもちゃやタオルなどを用意しておく
いつも遊んでいるおもちゃや、飼い主さんのにおいの付いたタオルなど持って行ってあげると、愛犬も安心して過ごすることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
初めて愛犬をペットホテルへ預けるのはとても不安ですよね。
確認事項・準備することが多いかと思いますが、愛犬が少しでも快適に過ごせるようにしてあげたいですね^^
また、ペットホテルによっては、お預かり中の様子を1日に1~2回メールでお知らせしてくれるところや、お預かり中の様子などをレポートにして渡してくれるところもあるので、そういったサービスがあるところを選ぶと、飼い主さんも安心してお出かけができるようになると思います。