飼い主が愛犬にやってはいけないNG行動

いつも可愛い姿を見せてくれる愛犬たち。
愛犬は家族同然の大切な存在ですよね。
当然ですが、犬も私たち人間と同じように感情があり、命を持っています。
今回は、私たち飼い主が愛犬にやってはいけない行動をいくつかまとめてみました。
人間の食べ物を何でも与えてしまう
愛犬と同じ部屋で生活していると、私たちが食事をしていたり、何かを食べている時に、愛犬がウルウルした目で見つめてきたり「私も食べたいなぁ」と言わんばかりの表情をしている時がありますよね。
そんな時に愛犬が可愛くて、または可哀想で、つい人間が食べている物を与えてしまいそうになりませんか?
しかし、私たちが食べて何の問題がなくても、犬にとっては食べてはいけない食材もたくさんあります。
例えばチョコレートやタマネギ、カレーやブドウなど。
中には犬が中毒になり兼ねない危険な食材もあります。
また人間が食べている物を与えることで、犬が味を覚えてしまい、拾い食いや盗み食いをしてしまうかもしれません。
犬が食べてはいけない食材を拾い食いしてしまっては大変です。
人間の食べ物を何でも与えてしまうのは、絶対にやめましょう。
しつけを怠る
私たち飼い主は愛犬に、やって良い事と悪い事を教える責任があります。
私たち飼い主が万が一しつけを怠り、愛犬が他の人や他の犬に迷惑や危害を加えてしまったら大変です。
愛犬のためにも、最低限のしつけは行いたいものです。
長時間の留守番
皆さんの愛犬は1日どのくらいお留守番していますか?
仕事や学校で、家族が日中家に居られないご家庭もあるかと思います。
そんな時、犬をお留守番させるのはやむを得ないことだと思います。
しかし留守番の時間があまりにも長いと、犬にとってはストレスになってしまい、分離不安や情緒不安定になってしまう可能性もあります。
私たちは家に帰ったら、愛犬と遊ぶ時間を作り、スキンシップをして、たくさん愛情を注いであげることが大切ではないでしょうか。
愛犬もきっと喜んでくれると思います。
手をあげる(暴力)
暴力は当然のことながら、人に対しても動物に対しても絶対にやってはいけないことです。
犬にしつけをする際、犬がどうしても言う事を聞いてくれない時や、問題行動をやめてくれない時など、叱りたい時もあるかもしれません。
しかし私たち飼い主がそこで犬に手をあげてしまっては、今まで築いてきた信頼関係を崩しかねませんし、愛犬に恐怖やトラウマを与えてしまうかもしれません。
叱る時や注意する時は手をあげるのではなく、愛犬に対して、私たちの気持ちと行動、言葉で伝えるのが最善ではないでしょうか。
諦めず愛犬に私たちが伝えようとすることで、きっと愛犬も私たちの気持ちに応えてくれると思います。
犬の要求を何でも受け入れる
みなさんは愛犬が何かを要求してきた場合、いつも受け入れていますか?
「ご飯が欲しい」「散歩に行きたい」「おもちゃが欲しい」など要求吠えをして飼い主さんに伝えてくる子もいるのではないでしょうか。
しかし、それらの要求に何でもすぐに応えていると、犬は吠えれば要求が通ると学習してしまいます。
愛犬が要求吠えをすることは飼い主さんにとっても望ましいことではないですよね。
また愛犬にとっても「我慢すること」ができなくなってしまいます。
猛暑時に散歩をする
夏の暑い日のお散歩は、私たち飼い主にとっても大変ですが、犬にとっても危険が潜んでいます。
犬は毛で覆われているので夏の暑い日などは私たちより遥かに暑いはずです。
また、暑い日ざしで照らされたアスファルトの上では、私たち人間より地面が近い犬にとって、体感温度はより高いのです。私たちが感じている体感温度より15℃近く高いとも言われています。
そんな猛暑の中、犬を散歩に連れて行ってしまったら、熱中症になる可能性もありますし、デリケートな肉球を火傷させてしまう危険もあります。
夏の散歩はなるべく日の出ていない早朝、または日が沈んだ夜に行くのがオススメです。
木などで覆われた日陰の場所があれば愛犬にとっても、より良いと思います。
夏に車に残す
夏の車の中はとても暑いですよね。
買い物に行く際など、少しの時間だからといって愛犬を車に残してはいませんか?
「少しの時間だけなら・・」
「車内のクーラーをつけておけば長い時間でも大丈夫でしょう」
という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
クーラーをつけているからと、数時間犬を車に残し、飼い主さんが車に戻ってきたらクーラーの故障で愛犬が亡くなっていたという話を聞いたことがあります。
万が一の事態も想定し、夏の暑い日に愛犬を車に残すことは避けましょう。
犬のいる所での口論や喧嘩
私たちも誰かが言い争いや喧嘩(けんか)をしていたら良い気持ちはしませんよね。
犬も同じではないでしょうか。
大好きな家族がケンカをしていたら犬も悲しいでしょうし、「自分が悪いのかな」と思ってしまうこともゼロではありません。
ストレスにもつながりかねません。
家族が仲良くしているのは愛犬にとっても嬉しい事ではないでしょうか。
犬の熟睡中に急に触る
犬の寝ている姿はとっても可愛くて、撫でたくなる時もありますよね。
しかし犬が深い眠りについている時、犬は無防備な状態です。
そんな時に急に触られて驚き、反射的に怒ってしまい噛んだり、周りに危害を加えてしまう可能性もあります。
犬が寝ている時は静かに寝かせてあげましょう。
外に係留する
飼い主さんが買い物中、外に係留されている犬をよく見かけます。
しかし、この行為はいくつか危険な可能性もあります。
ひとつは愛犬が誘拐されてしまう可能性。
もうひとつは愛犬が他の人や犬に危害を加えてしまう可能性、または逆に愛犬が何者かに危害を与えられてしまう可能性。
そしてリードが何かの拍子に外れ脱走し、事故に巻き込まれてしまう可能性です。
飼い主さんの目が離れている場所では、愛犬の身に何が起こるかわかりません。
注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。いくつかご自身に当てはまる項目はありましたか?
私たち飼い主が愛犬に可愛くてついやってしまうこと、または「ちょっとだけなら」と少しの気の緩みでやってしまいがちなことでも、犬にとっては危険になること、良くないことも多々あります。
私たちが愛犬と一緒に暮らしていく中で、お互いを思いやって生活できたら本当に素晴らしいと思います。