災害時、猫多頭飼いさんの同行避難に役立ちそうなアイテムをご紹介☆

みなさまこんにちは!
ReCheriライターchiiです(^^♪
東日本大震災以降、私たちの防災への意識はとても高まりました。
特に私は、たとえ取り越し苦労だったとしても良いから、何らかの警報が出た際には積極的に避難することの重要性を感じました。
また、いまだに飼い主とはぐれてしまったペット達の問題も多く残っています。
人間はもちろんのこと、大切なペット達と一緒に避難する「同行避難」についても考える機会が増えましたね。
我が家は犬1匹、猫3匹の多頭飼いでペット可の賃貸マンションに住んでいます。
マンションは地震や台風などでの倒壊の恐れは一軒家に比べると低いのですが、二次被害の火災が1番心配です。
マンション内で火災が発生した時には外へ避難したり、火災の規模によっては避難所に移動する必要があります。
もしも我が家が避難することになった場合、犬猫を抱えつつ自分の荷物も背負って移動しなければならないため、とてつもない大移動になることが予想されます。
夫が家にいれば良いのですが、私一人だった場合には4匹+防災リュックを担いで避難所まで移動しなければなりません。
みんなを抱えて、どうやって逃げよう…?
犬は自分の足で外を歩くことに慣れていますが、室内で飼っている我が家の猫たちは外にに慣れていません。
猫は犬よりも脱走や迷子の心配がありますので、もしも被災して避難が必要になった時の移動手段や、避難所に持って行く猫のケージやトイレなどの必需品をしっかりと準備しておく必要があると思いました。
そこで今回は、災害時に猫多頭飼いさんが同行避難する際に、飼い主さんができるだけ負担を軽く避難するのに役立ちそうなペットグッズをご紹介いたします。
しかし、私はまだ実際に猫たちと同行避難をした経験がなく、また各ご家庭の住宅環境によっても役立つものが異なってきます。
今回紹介するグッズは、私が現在購入を検討しているペットグッズとなりますが、是非参考になさってみてください。
ペットバギー
まず私が思い付いたのが、乳母車のようにペット達を乗せて移動できるペットバギーです。
猫は1匹約3kg~5kgの体重がありますので、我が家の猫3匹+犬1匹で約20kgもの重さがあります。
これに自分の荷物やペット用品が加わるため、とても1人では持ちきれない重さです。
そこで、乳母車のように押して移動できるペットバギーなら私1人でも犬猫たちとスムーズに移動できるのではないかと考えました。
しかし、地震が起こった時、エレベーターは緊急停止してしまうため、階段での移動になることが予想されます。
ここで注意したいのが、ペットバギーを持って階段を使うのは大変困難であるということです。
ペットバギーは小学校や公民館などの避難場所へ移動する場合には役立つかもしれませんが、津波に対する避難の際には建物の上に避難すると思うので、その際にペットバギーは危険だなと思いました。
ですので、すぐにバギーを捨ててペットキャリーで逃げなければならなくなっても良いように、猫は洗濯ネットに入れてからバギーに乗せるとキャリーバッグに移す際に安心だとと思いました。
または、ナイロンのような軽い素材のキャリーバッグに猫たちをインしてからバギーに乗せるとより安心です。
避難時のペットバギーはキャリーバッグとしてではなく、台車の役割りとして考えた方が良さそうです。
また、地震の際はガレキや地割れで道がガタガタになってしまうことも想定できるので、車輪がしっかりしているバギーを選びたいと思いました。
甘えん坊バギー!
こちらは小型犬や猫などの小型動物用バギーです。
耐荷重は20kgなので、我が家の4匹全員を乗せてもセーフです。
バギー本体の重さが5.7kgなので階段で持ち上げるのは難しそうですが、避難の移動のみなら役立ちそうです。
こちらのバギーは大き目の車輪を採用し、衝撃を吸収してくれるEVA素材を使用した車輪なので操縦しやすいかと思います。
そして後輪にはブレーキも付いているので安心です。
ペットを乗せる部分のマットが洗えるのも嬉しいポイントですね。
ペットバギーはペットたちが足を悪くしたり、介護が必要になった時の通院用にも使えるので私も1台持っておこうかなと思いました!
リュック式のキャリーバッグ
多頭飼いの我が家では、両手が自由になるリュック型のペットキャリーバッグはとても重宝しています。
私は1匹用の物しか持っていないのですが、探してみたところ多頭飼い用を発見しました!
TAKE ME 中型犬・多頭飼い用キャリーバッグ
こちらはリュックとして背負うことも、キャリーとして転がして移動することもできる2WAYタイプのペットキャリーバッグです。
LサイズとXLサイズの展開がありますので、4匹多頭飼いの私はLサイズを2つ用意して2匹ずつ入れることを検討しています。
Lサイズは耐荷重20kg、XLサイズは耐荷重25kgなので多頭飼いでも安心です。
キャスター部分は安心の日本製、またバッグの素材はアウトドアや軍用としても使用される高品質のナイロンとのことなので耐久性も信頼できます。
リュック型ペットキャリー リオニマル GRAMP
そして、こちらはなんと、災害時を想定して設計されたキャリーバッグです!
4通りの持ち方ができるこのキャリーバッグの最大の特徴は、広げるとスペースを拡張することができ、ケージ代わりにも使えるところです。
このキャリーバッグは緊急時を想定して作られているため、すばやく開け閉めすることを優先して作られています。
猫は手を器用に使えるため、万が一手で開けてしまうと脱走の危険があります。
ですので、このバッグを猫に使用する際にはリードをキャリーにつなげるなど脱走防止の対策をすることが推奨されています。
折りたたみケージ
避難所ではたくさんの人が共同生活となるため、ペット達は人間とは別の場所に集められることがほとんどです。
屋根の付いた屋外の場所になる可能性もありますので、ケージを持っていくのがベストです。
しかし、金属のケージはとても重いので緊急時に持っていくのは大変ですよね。ましてや多頭飼いともなると、頭数分の金属のケージを持っていくのは不可能でしょう。
緊急時はとりあえず、キャリーバッグやバギーにペット達を入れてすばやく安全なところへ避難することが最優先です。
ケージは自宅の安全が確認でき次第、落ち着いてから取りに行っても良いと思います。
もし一緒に持っていくなら、折り畳みで軽いものが良いと思いました。
リッチェル たためるドライブペットケージ
こちらは犬や猫を車に乗せる時用のケージですが、軽くて折りたためるので避難時に持って行きやすいと思います。
猫は爪がありますので耐久性は金属のケージに劣りますが、持ち運びの点ではおすすめです。
避難時は猫のトイレもケージ内に入れることが想定されますので、猫にはトイレを入れても余裕がある、やや大きめのケージが良いと思います。
折りたたみ猫トイレ
できるだけ猫のストレスを減らしたいので、おトイレは快適にしてあげたいですよね!
いつものトイレを持っていくのは大変なので、避難時に持っていくのは折りたたみ式の持ち運べるトイレがオススメです。
折りたたむと手のひらくらい小さくなる猫用のポータブルトイレです。
これなら頭数分用意しても持ち運びが楽ですね!トイレの内側が防水設計になっているのでオシッコも安心です。
購入者のレビューには「箱が硬くヘリがしっかり立つので、猫が足をかけられる」とありました。
折りたたみ式ながらしっかりした作りのようで安心です。また、「ペットシートを敷いてから猫砂を入れると良い」とありましたので、実際に使う時の参考にしたいと思います!
猫用ハーネス&リード
猫は脱走してしまうのがとても怖いので、ハーネスとリードを装着してキャリーバッグに固定しておくと安心です。
特に多頭飼いだと、1匹1匹に向ける注意が散漫になりがちです。災害時でも安全に避難するためにハーネスとリードを用意しておきたいですね。
犬とは体の構造が違うため、犬用のハーネスだと体の柔らかい猫はスルンと抜けてしまいます。
そして、猫用のリードには猫が絡まらないようにわざと固い芯を入れて作ってあるものがあります。
猫の安全のためにも猫用のハーネス&リードを用意しましょう。
我が家の猫たちの首輪はこちらのお店「56nyan(ゴロにゃん)」の物を使っています。
ゴロにゃんのハーネスは「猫専門店が考えたハーネス」とのことで、猫の抜けにくさと付け心地の良さを兼ね揃えています。
特にこちらの「ダブルブロックタイプ」のハーネスは、背中部分を金具、お腹部分をマジックテープとダブルでホールドする構造で、猫が抜けにくくなっているところが特徴です。
背中のサイズ調節の金具がついている部分はリードではないので、邪魔な場合は収納することもできます。
こちらの商品は特許取得済みとのことで信頼できますね!
そして、別売りでこちらのハーネスとお揃いのリードがあります。
このリードは猫が絡まってしまわないようにわざと硬い芯を入れて作られています。
ゲージやキャリーバッグにリードを繋いでいる時、猫が中でリードに絡まってしまうと窒息の危険性がありますので、このような安全への工夫がされているところがおすすめポイントです!
日頃からおうちの中でハーネスを付けることに慣れさせておくと、いざという時でも猫たちがビックリしなくなります。
そして、焦ってしまいがちな災害時でも正しくスムーズに装着できるよう、飼い主さんがハーネスの装着に慣れておくことも重要です。
まとめ
今回は「猫多頭飼い家庭の同行避難に役立ちそうなアイテム」をご紹介しました。
もしもの時なんて来ない方が良いのですが、備えあれば憂いなしです。
家で飼われてきた猫たちは、もし飼い主さんとはぐれてしまったらひとりで生きていくことは難しいでしょう。
東日本大震災から8年経った今でも、飼い主とはぐれてしまった多くのペット達が保護されたままになっています。
飼い主として過去の悲しみを繰り返さないためにも、ペットとの同行避難の訓練をしておかなければいけません。
しかし、悲しい過去があったからこそ現在ではペットとの同行避難に対する意識も向上し、災害時に役立つ便利なペットグッズも数多く販売されるようになりました。
猫を多頭飼いしているご家庭では避難も大掛かりになってしまうので、ぜひみなさんも今一度「猫たちと安全に、どうやって逃げるか」について考えてみてください。