愛猫が脱走!その時どうする!?捜索方法から脱走対策を知っておこう

ねこ

SNSを見ていると、脱走猫の投稿を多く見かけます。

なんとかして猫を見つけたいという気持ち、痛いほど分かりますよね。

脱走させない対策をしておくことは大前提ですが、脱走した時の捜索方法を知っておくとスピーディーに対応でき、見つけられる可能性は高くなるかもしれません。

今回は、猫が脱走した時の捜索方法、脱走させないための対策をご紹介します。

捜索方法

届け出・問い合わせをする

交番

猫が脱走し迷子になった時の届け出は必須です。

警察、保健所、動物愛護センター、市町村、付近の動物病院、道路清掃を管理する場所など、猫が保護された場合に届け出が出される場所や保護される場所に連絡をしましょう。

周囲を捜索する

車のタイヤと猫

捜索の際は、捕獲する際に必要なキャリーバッグ、バスタオル(洗濯ネット)、大好きなおもちゃ、匂いの強いおやつ、聞き込み用の写真、懐中電灯などを持っていきましょう。

完全室内飼いの猫は外に慣れていないため、近くでじっとしている可能性があります。

まずは、自宅の裏や隣家など、いなくなった場所から半径50メートル内を徹底的に探しましょう。

猫は狭くて暗い場所を好むので、車の下、暗い路地、建物の隙間、物置など、見つけにくい場所を徹底して捜索してください。

見つからない場合は、猫の行動範囲と言われる半径100メートルまで捜索範囲を広げましょう。

日頃の猫の行動時間を鑑みて捜索するとよいかもしれません。

自宅周辺にカメラを設置ておくのもよいでしょう。

自宅に戻れるよう工夫をする

自宅からいなくなったということであれば、外を探すことに加え、自宅に戻りやすくするような工夫をしておくとよいでしょう。

・庭に使用済みの猫砂を敷く
・玄関先に少しのご飯を置いておく
・自宅に他の猫がいない場合は、玄関扉から猫が入れるよう少し開けておく

など。

ポスター・チラシを作る

迷い猫のポスター

ポスターには、ペットの毛の色や性別、特徴などをシンプルに書いておく方が目に留まりやすいです。

チラシの場合はポスターよりも少し詳しく、名前や年齢、首輪やマイクロチップの有無なども載せておくとよいでしょう。

いなくなった場所も書いておくのは通例ですが、かなり時間が経ったあとの捜索だと読んだ方に先入観を持たせてしまうので注意が必要です。

お店の屋外などに貼らせてもらう場合もありますので、ラミネート加工をしたものも用意しておきましょう。

今はネットでチラシのフォーマットをダウンロードできるものや、チラシの制作をしている企業もありますので、活用してください。

情報収集をする

ご近所の方に情報をいただくというのは鉄則ですが、保健所や動物病院などに問い合わせ、近隣で活動しているボランティアさんや愛護団体さんを教えていただくのも有効です。

猫が多く集まる場所を知っており、地域猫活動をされている方であれば餌場もご存じです。

また、周辺の猫を把握している可能性も高く、いつも見かけない猫が来ると気に留めてくださいます。

ただし、捜索の丸投げは厳禁です。情報やアドバイスをいただくという形で、協力をお願いしてみましょう。

また、SNSや迷子猫サイトなども活用できます。

SNS利用者には猫好きさんが多いので、親身になってくださる方もいます。

チラシやポスターと同じように情報を載せ、ハッシュタグで拡散をしましょう。

フォロワーさんへの拡散依頼は丁寧に行いましょうね。

捕獲方法

移動用キャリーバッグに入れられた猫

猫は、脱走して外の世界を知ると顔つきや警戒心などが変化することが多いそうです。

見つけたからと言って大声を出したり、すぐに捕まえようとしたりするのはまた逃げてしまう可能性がありますのでやめましょう。

見つけた場合はまず深呼吸をして落ち着いてください。

優しく声を掛け、ご飯やおやつを差し出しましょう。

近づいてきたらバスタオルや洗濯ネットで捕獲し、キャリーバッグなどに入れてあげましょう。

また、市町村や愛護団体さんに頼むと捕獲機を貸してくれる場合があります。

捕獲機があれば、出現しそうな場所に設置することができます。

使い方をしっかり聞いておきましょうね。

捕獲後

まずは、目に見える怪我などがないか確認しましょう。

怪我がなくとも動物病院で検査してもらってくださいね。

他にも猫を飼っている場合は、感染症対策としてしばらく隔離をするとよいでしょう。

帰ってきた猫の中には、以前より甘えん坊になったという猫もいる一方で、数日のお外生活で野生化し、飼い主さんに警戒心を持ってしまった猫もいます。

少しずつ距離を縮めましょう。

ポスターやチラシの回収、お世話になった方への連絡、SNSや届け出・問い合わせをした場所への報告も大切ですよ。

脱走を未然に防ぐためにできること

脱走する猫 扉を開ける手

自宅で猫が脱走するタイミングは、家族や来客が玄関を出入りする際や宅配便の対応をしている場合がなどが上げられます。また、ベランダに出していた時に柵をすり抜けてしまった、家族の不注意で窓が開いていた、さらには網戸を壊して脱走する猫もいるそうです。

外出時での場合は、キャリーバッグがきちんと閉まっていなかった、動物病院から抜け出したという例があります。

これらのことを未然に防ぐために、様々な工夫をしておきましょう。

玄関対策


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玄関と部屋の間に扉がある場合はしっかり扉が閉まっているか確認して玄関ドアを開けましょう。

玄関と部屋を仕切る扉がない場合は、高さのある脱走防止ドアを取り付けることも検討してください。

市販のものもありますが、DIYで安く作る方も多いですよ。

窓対策


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網戸にストッパーをつけることが有効です。

ただ、網戸にストッパーをかけても網戸を破いたり押し倒したりなどで脱走した猫もいます。

窓用の脱走防止柵をつけているとより安心です。

100円ショップで買える突っ張り棒、ワイヤーネット、結束バンドで柵を作ってらっしゃる方をSNSでよく見かけますので、参考にしてみるとよいでしょう。

破れにくく強度もあるストッパー付きの網戸を活用するのもよいでしょう。

ベランダ対策


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ベランダの柵には網を張るなどして隙間を塞ぎましょう。

飼い主さんの中には、猫が日光浴できるよう、外付けの大きなケージをベランダに設置している方や、ワイヤーネットで猫用パティオを設置している方もいるようです。

外出対策


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猫を連れての外出の際は、キャリーがしっかり閉まっているか十分に確認しましょう。

ファスナーで閉めるタイプのキャリーの場合、猫は鼻先や手で器用に開ける場合がありますので注意してくださいね。

日頃からキャリーに慣れさせておくことも脱走防止に役立ちますよ。

ストレス対策


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猫のストレスを解消させてあげることも重要です。

外に出たくならないよう、キャットタワーを設置したり、おもちゃで遊んであげたり、お気に入りのベッドを探してあげたり、猫が快適に過ごせる工夫をしてださいね。

その他、猫にしておきたいこと

猫が脱走する理由として、発情期が挙げられます。避妊・去勢手術やワクチン接種をしておきましょう。

また、首輪への迷子札の装着やマイクロチップの装着も検討してくださいね。脱走した時に見つかる可能性が高まりますよ。

まとめ

愛猫が脱走した時はパニックになるかもしれませんが、落ち着いて探しましょう。

脱走が長期間に渡ると辛いこともありますが、とにかく諦めずに探すことが大切です。

万が一の対策をすると共に、外に出たくならないよう日頃からストレス発散できる工夫をしておきましょう。