雛の頃から育てるのがコツ!文鳥を手乗り文鳥に育てる方法

文鳥

手のひらにちょこんと乗った、まるでおまんじゅうのような姿。

手乗り文鳥は、飼い主にとって愛らしく癒される存在ですよね。せっかく飼うなら、手乗りにしたい!と憧れる人も多いと思います。

文鳥は愛情深く、コミュニケーションが取れる鳥なので、接し方次第でその憧れを叶えることができますよ!

今回は、文鳥を手乗り文鳥に育てる方法についてご紹介します。

手乗り文鳥にしたいなら、雛の時からお世話をしよう

文鳥(雛)

ペットショップで売られている文鳥は雛と成鳥がいます。

雛から育てるほうが飼い主を親と認識するのでより人間に慣れやすいようです。

ラブラブな関係になりたい!という人には「雛」をおすすめします。

しかし、雛のお世話は成鳥より気を遣う点が多いため、きちんと時間を取ってお世話できるかどうかよく考えて迎えましょう。

雛のお世話の仕方

温度管理

雛が生まれる時期は春と秋、だいたい3~5月と10~11月と言われています。

秋はその後寒くなっていく時期なので、初めて飼うなら春生まれの子をおすすめします。

ペットショップにいる雛は生後2週間~4週間くらいです。

雛の週齢によってお世話のポイントが変わってくるので飼う時によく注意しましょう。

生後2~3週間くらいだとまだ羽が生え揃っておらず、体が弱いため特に温度管理に気を配ることが大切です。

雛の段階では「ふご」という藁(わら)でできた「かご」か、プラスチックケースで育てます。


底に牧草などを敷いてあげると、自然に近い形で保温にもなります。

その近くに温度計と湿度計を置き、30℃~32℃程度を保つようにしましょう。

羽が生えそろったら28℃くらいで大丈夫です。

雛がいる部屋全体の保温はエアコンなどで調節し、かご付近はヒーターを使います。

下に敷くタイプや外付けタイプなど色々あるので、飼育環境に合ったものを選ぶと良いでしょう。

湿度にも敏感な文鳥なので、必要に応じて加湿器を使うなど調節してあげてください。

食事(餌やり)

文鳥(雛)

この時期の雛は「さし餌」といって、スポイトで直接餌をあげる必要があります。

お母さんがくちばしで餌を与えるのと同じです。

さし餌の作り方は、あわ玉をお湯で数分ふやかし、40℃程になるまで冷まします。

熱すぎても冷たすぎても雛の体に悪いので注意しましょう。

できた「さし餌」をスポイトに入れ、喉の奥に入れて食べさせます。これを1日5~6回行いましょう。

常に温かい餌をあげるようにしてください。

生後3週間くらいになったら栄養補給のために青菜や卵の殻をあわ玉に混ぜてあげると良いです。

手にのせて与えるので、自然にスキンシップができ仲良くなれますよ。

生後1ヶ月頃からひとりで餌を食べられるようになります。

文鳥とのコミュニケーションの取り方

文鳥

文鳥との仲を深めるためには、まずたくさん声をかけてあげること。これが基本です。

名前を呼んであげたり、「おはよう」「おやすみ」などのあいさつ、「元気?」「今日も可愛いね」など話しかけてあげたりすると良いです。

餌や水を取り替えたりケージの掃除をしたりする時にも声をかけてから行うと、文鳥は安心しますし信頼してくれます。

また、文鳥は遊び好きなので、1日のうちにケージから出て遊べる時間を作ってあげましょう。

ケージから出す前には、ドアや窓が閉まっているか必ず確認してください。

部屋をのびのびと飛び回ったり、飼い主のそばに寄って来たりすることもあります。その時は絶好のスキンシップタイムなので、手に乗せて頭を撫でてあげましょう。

気持ちよさそうに撫でられている姿はとろけそうなほど可愛いです。

また、口笛を吹くと喜んで真似してくれる子もいるようです。声でコミュニケーションが取れると嬉しいですし感動しますね!

SNSにアップされている写真を見ると、温かい手のひらが心地よいのか座って寝てしまった子や、パソコン作業中に手やキーボードの上に乗って邪魔する子、服の中に潜り込む子などなど、癒しの時間が伝わってきます。

文鳥

あまりの心地よさからか、手のひらで文鳥がぺったりと溶けたようになった姿も見かけます。もはや鳥の原形をとどめておらず、お餅のようです。

これぞ食べてしまいたいほど可愛い!というやつでしょうか。

日頃からよくコミュニケーションを取っていると、それらの写真に負けないベストショットが撮れるかもしれません!

まとめ

文鳥と仲良くなるヒントを見つけて頂けたでしょうか?

雛の段階から親のように愛情を込めてお世話をすると、その分文鳥も愛情を返してくれて絆が強まります。

雛のお世話は、特に小さいうちは朝から夜まで気の抜けない日々が続くので、体力や気力、時間が十分にあるかよく考えて決めましょう。

成鳥になってからも毎日たくさん話しかけ、スキンシップを取ることで仲を深めていけます。

文鳥が発してくれる「大好き」のサインを逃さずキャッチしてあげてください。

くちばしでつついたり擦りつけたりする仕草、鳴き声などがサインになります。

相思相愛のラブラブな日々をぜひ楽しんでください。