出逢いから迎え入れ、初めての犬との生活♪

これから初めてのワンコを迎えようかお悩み中の方に向けて、今回は出逢ってから迎え入れを決断するまでの経緯、そして新米ママになって体験したエピソードをお話したいと思います。

私が一緒に生活しているのは、他の記事でも『お嬢』という愛称で度々登場している、マルプー(マルチーズとトイプーのMIX犬)の女の子。
私にとって初めてのワンコでした。

お嬢が生後4ヶ月弱から一緒に生活し始め、お嬢はもうすぐ8歳になります。
今は実家で賑やかに暮らしていますが、お嬢との生活が始まったのは、私が一人暮らしをしていた時期でした。

初めてだからこそ驚いたことや困ったこと、嬉しかったことや失敗談など私が体験したエピソードを、ワンコとの生活のシミュレーションに役立てていただけたら嬉しいです。

犬恐怖症だった私

私は幼い頃、放し飼いされていた犬に追いかけられたことがキッカケで、20年近く犬が怖くて『犬恐怖症』のような状態でした。
犬を避けて生きてきた私でしたが、当時の彼の家にいた『人懐っこいビションフリーゼ』と少しずつ触れ合うことが出来るようになったことから、犬が大好きになり、私も犬が飼いたい!と思うまでになりました。
今は『飼う』という言葉を使いたくないので『一緒に生活する、一緒に暮らす』という言葉を使いますが、当時は『飼う』という認識でいました。

出逢いから飼うと決心するまで

お嬢との出逢いはペットショップでした。
私を犬恐怖症から犬好きへと変えてくれた『ビションフリーゼ』は白毛なので、私も『白い犬』が飼いたい!という強い願望を持ちつつペットショップ巡りをしていました。
そして数件目で一目惚れしたのがお嬢でした。

お嬢がいたペットショップは、ホームセンターの中にあるペットショップ兼トリミング・ペットホテルという形態で、狭いショーウィンドウに一匹ずつ『展示』されていました。
大きいペットショップだと相性や犬種でグループ分けされて自由に遊んでいますよね?
そういったペットショップよりも数倍ストレスの掛かる毎日だったと思います。
そんな環境からか、ずーっと寝ていたり横になっていたりしている子ばかりでした…しかし!そんな中お嬢は与えられたオモチャでお転婆に遊んでいて、私はお嬢にくぎ付けになったのです♡
それからというもの、毎週最低1回はお嬢に会いに行き、迎え入れる経済力や仕事との兼ね合い、ひとつの命を預かるという覚悟などをひたすら考え続けました。

考え続けて出した答えは、『この子は私が飼う!』でした。

飼うと決めた理由は、決して楽観的で無責任な意味ではなく『出逢えた奇跡』を手放したらダメだ、これは『運命』なんだ、そんな気持ちがどうしても消えなかったからです。

迎え入れ初日

当時週5フルタイムで働いていた私は、迎え入れ前に連勤し、なんとか3日の連休を確保することが出来ました。
今考えると、1週間、せめて5日はそばにいてあげなければ可哀想だったなと反省しています。

3連休初日にお迎えに行けるように、ペットショップと手続きをし、ケージやフードボウルなど必要な物も当日まとめて一緒に持ち帰ることにしました。

『ケージを迎え入れ当日まで用意しなかったこと』これが大きな失敗でした。
小型犬サイズのケージくらいすぐに組み立てられるだろうと甘く見ていたのですが、実際組み立ててみるとかなり時間が掛かってしまい、長時間狭い箱の中にお嬢を待たせる結果となってしまったのです。
『慣れない車移動 → 知らない場所 → 何待ちかも分からない待機時間』
吠えも震えもしませんでしたが、どんなに不安だったか考えると辛いです。
ケージを用意していなかったこと、今でも自分のことを最低なママだったと後悔しています。


■っとケージに入れたお嬢。警戒しているのか、かなり目つきが悪いです。

初めての場所で、これから何が待っているのか全く分からない状態だったら、人間でも警戒してしまうと思います。
ペットショップの方から「環境に慣れるために初日は抱っこ以外ケージで過ごさせてあげてください」と言われたので、この日は遊びたい気持ちをぐっと堪えてそっとしておきました。

意外だったことは、夜泣きを全くしなかったことです。
賃貸だったこともあり別の部屋で寝ていたのですが、驚くほど静かな夜でした。

2日目~3日目

ペットショップの方に「3日目まではおうちで過ごしてください」と言われたので、2日目からはケージから出しておうちの中で遊びました。
お嬢に会いにペットショップに通っていたせいか、すぐに一緒に遊んでくれました♪


■アヒル隊長とママと遊ぶお嬢

アヒル隊長は、迎え入れの時に買ってあげたオモチャのひとつです。
休憩や私の家事などでケージに入れると、すぐに遊ぼ♡とねだってくれる姿に萌えました(#^^#)


■ケージから出たいお嬢

2~3日目にも新米ママにとって驚いたことがありました!!

クッションやブランケットの位置を自分好みに配置すること
寝る場所や寝心地にこんなにこだわるとは思わず、驚きとともに感心しました!

一番のお気に入りのオモチャを速攻で決めて、特別に扱うこと
他のオモチャが可哀想になってしまうほどの、凄まじい執着心には驚きました!

スリッパと足に執着すること
ネットでチラっと読んだことがあり知ってはいましたが、その執着心も凄まじいもので(*´>Д<)
スリッパ泥棒か常習化する前に、スリッパはドアの向こうで脱ぐことにして触れないようにしました。
足を甘噛みしたがったりする足への執着はしつけで矯正出来ましたが、初めの1ヶ月程は油断も隙もありませんでした(;≧д≦)


■親友のアヒル隊長とはどこでも一緒♡・・トイレまで!?(笑)ママが嫉妬してしまうほど、隊長とは本当に仲良しでした( ´∀` )

4日目から引っ越しまで

4日目はママの仕事が始まったので、早くも初めてのお留守番でしたが、同時にお散歩デビューだったので、仕事前にお散歩をするようになりました。

起床 → 散歩の支度 → 散歩 → お嬢の体のケア → 仕事の支度 → 出勤

慣れるまでは毎朝目まぐるしい忙しさでした(;´Д`)


■お嬢のお散歩デビュー

お散歩でも新米ママならではの大失敗がありました。
それはお散歩に少し慣れてきた頃、油断してまったのかエチケットバッグを忘れてしまい、もうすぐおうちというタイミングでお嬢がうんちをしたがる素振りを見せ始めたのですΣ(・ω・ノ)ノ!
このまま道でうんちをさせて、マナーがなってない飼い主と犬(飼い主印象の悪さは犬の印象をも悪くしてしまうことが多いそうです)になってしまうか、お嬢に我慢をさせてしまうか・・・。
究極の二択を迫られた私はお嬢を抱き上げて猛ダッシュで帰宅しました(´○`;

お留守番の方はというと、私は心配で心配で仕事中もソワソワしてしまい、仕事は上の空でした(;´・ω・)
数日間は休憩時間になると車までダッシュして一時帰宅したことをいまでも覚えています。ですが時間に限りがあるので別れが惜しくて堪りませんでした(´;ω;`)

お留守番中はネットの情報を参考にして、テレビと電気をつけっぱなしにしていましたが、吠えてお隣さんに迷惑を掛けていないかも心配でした。
数日後お隣さんと駐車場でお会いしたので「うちの犬、吠えたりしてご迷惑をお掛けしていませんか?」と尋ねてみると、「居るのかな?っていうくらい全然吠えてないから心配ないですよ!お気遣いありがとうございます」とのご返答をいただきホッとしました。

そんな日々が数ヶ月続き、とある事情で私とお嬢は実家へのお引越しをすることになりました。

実家には犬嫌いの父もいましたし、家族と仲良くなれるのか心配でした。
でもここでもお嬢は初日から夜泣きをすることもなく、すぐに新しい場所・生活に順応していきました。
犬嫌いだった父も、いまではお嬢にデレデレです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
喧嘩が多かった家族も、お嬢という癒し系アイドルが加わったことによって、和やかに過ごせるようになりました。
もうひとつママ的に嬉しかったのは、賃貸じゃなくなったので『お嬢と一緒に寝る』というひとつの夢が叶ったことです♪

賃貸だとなぜ一緒に寝られないのか・・・賃貸ですと、壁紙や床などに犬がイタズラをしてしまった場合、修繕費を負担しなければならない場合が多く、しつけが完璧に出来ていないと解約時に相当額の請求が上乗せさせる可能性が高いのです。
お嬢はまだ目が届く範囲でフリーにする事しか出来ませんでした。ですので、ケージから出して一緒に寝ると、私が寝ている間にお嬢にイタズラされる可能性があり、一緒に寝ることができなかったのです(´;ω;`)

振り返ってみて思うこと

お嬢と一緒に暮らしてもう7年以上経ちますが、とても長かったような、とてもあっという間だったような・・不思議な感覚です。
でも、あの時決断したからいま一緒にいられる。
あの時決断した私と、待っていてくれたお嬢に『ありがとう』と言いたいです。

ペットショップでの子犬・子猫の販売は、現在世界規模で問題になっており、日本はペット対策に関してすごく遅れた国です。

私は、ペットショップがあるがゆえ、売れ残って殺処分されたり、簡単に手に入れて簡単に捨てられる子もいるということを、お嬢と一緒に暮らすことによって知りました。お嬢と暮らさなければ、今でも知らないまま過ごしていたかもしれません。
これからペットを迎えようという方々には、安易な気持ちで衝動的にペットを迎え入れるのではなく、よく考慮し準備した上で「家族として」愛情持って迎え入れて欲しいと思います。

お嬢と私はこれからも家族として仲良く暮らします♪