愛犬と快適な冬を過ごすためにおすすめの室内暖房対策

12月に入り、いよいよ本格的な冬到来です。
寒がりな愛犬は背中を丸めて寝ているのではないでしょうか。
さて、考えなければいけないのが、暖房です。
わが家は留守番犬ですので、ほぼ一日中、暖房器具に頼らなければなりません。
電気代も気になる…でも寒さで体調を崩されても困る…悩みものです。
そこで今回は、愛犬におすすめの快適な暖房対策についてご紹介します。
愛犬にとって最適な温度は?
愛犬が室内で過ごすのに適した温度はだいたい20℃前後と言われています。
室内全体の気温はその程度でいいのですが、床と天井付近では体感温度がずいぶんと違います。
また自宅の環境にもよりますが、直射日光が差し込むリビングで過ごす愛犬には少し温度選定は高いかもしれません。
ですので、愛犬の過ごす場所に合わせて暖をとるための補助的なアイテムを活用するようにしましょう。
わが家では、床に漂う冷気をシャットアウトするために、ドアや窓にミニ壁を作るようにしています。
簡単なのは折り畳み式の銀マットを立てること。簡単に動かせて、万が一転倒しても愛犬がケガをする心配もありません。収納も楽々、そしてリーズナブルです。
最近は窓の冷気を遮断するパネルも販売されています。わが家も銀マットが置けない小窓に使っています。冬のお悩みの結露防止にも役立ち、とても便利です。
部屋全体を暖める暖房器具は何かおすすめ?
エアコン、ガスファンヒーター、石油ファンヒーター、パネルヒーターなどなど、暖房器具はさまざま。
どれが一番適しているかは環境によりますが、安全性を考えるとエアコンがベストですね。
家電ショップで色々と話を聞いたところ、最近のエアコンはかなり省エネ率が高く、トータルで考えるとエアコンの電気代は他の暖房器具と比較して高くないそうです。
わが家も数年前までは、愛犬が留守番中はエアコン、人がいる時は石油ファンヒーターを使っていましたが、灯油の購入とつぎ足しに手間と時間がかかることからやめてしましました。
夜遅くに灯油がなくなったり、換気サインが出たり、灯油の価格が変動したりと、ちょっとわが家的には負担が大きくて…。
本当はめちゃめちゃ暖かいので使いたいのですが…。その手間を惜しまなければおすすめします。
一番部屋全体を暖めると評価が高いのがガスファンヒーターですが、安全面から最近はガス栓をリビングに設置しない傾向にあります。
マンションによっては使用禁止のところもあります。
また、オイルヒーターはじっくり暖めるには向ていますが、部屋全体を極寒から守るというほどのパワフル暖房は望めません。
エアコンは自動設定しておけば、指定の適温でON/OFFを調整してくれるし、何より電源をかじったり、転倒することがないので、愛犬には安全ということです。
留守番犬ならではの防寒対策は?
普段エアコン任せにしていますが、留守番犬には、さらに適した防寒対策をプラスすると、不在中も安心です。
ポイントは誤ってかじったりしないアイテムで、暑くなりすぎないこと。電気を使わない補助的アイテムを使うことをおすすめします。
湯たんぽ
いわゆる昔ながらの湯たんぽです。お湯を入れてカバーをかけて、愛犬のベッドの側にセット。
ほんわか暖かく、入れておくだけで勝手に使ったり、離れたり。6時間くらいは温度をキープしてくれるのでわが家ではかなり寒い日は利用しています。
お湯の温度は低めで大丈夫です。カバー付きの小さくてかわいい湯たんぽがたくさん販売されていますので、ぜひお試しください。
ペットボトルにお湯を入れて代用することもできますよ。ただ、くれぐれもかじらないようにしっかりとガードしてください。
保温ベッド・マット
留守番中はほとんど寝て過ごす愛犬には、ベッドやカーペットの快適さは重要です。
夏のヒンヤリマットと同様、冬には保温性にすぐれたベッドやマットが販売されています。
電気を使わず、遠赤外線や熱反射アルミの力を利用しているので、エコで安心。
もちろん、普段使いのベッドに暖かい素材の毛布やタオルなどをセットするだけでも効果があります。
冬の暖房対策で気を付けたいこと
人には最適な暖房器具も、愛犬にとっては危険なものもあります。
その多くは、低温やけどやコードをかじることによる感電などが挙げられます。
常に愛犬の様子を見ていられる環境なら問題はありませんが、留守番犬には不向きな暖房器具もありますので、注意しましょう。
低温やけど
やはり冬はこたつでみかん、と言いたいところですが、こたつは愛犬にとって低温やけどの危険性があります。
寒さで背中を丸めるより、ぬくぬくのこたつに潜り込んで寝るのが一番というのは愛犬も同じ。
ただ、長時間こたつの中にいると、知らない間に低温やけどになる可能性があります。
使用する場合は、必ず人がいる時間だけにして、時々こたつから出すように促す、背中が熱くなっていないか見るなど、注意してください。
また、同じくホットカーペットも低温やけどになる場合があります。
留守番中の寒さ緩和にゲージの下やベッドにセットすると、その上で長時間寝てしまうこともあります。
セットする際は、必ず、逃げ場を作るようにスペースを確保してください。愛犬も暑くなれば、自然と動いてくれます。
あとは、電気コードをかじらないよう、コードのカバーをつける、もしくはコードに手を出せないようガードする方法を考えましょう。
乾燥
人と同じで冬の乾燥は愛犬にとっても大敵です。乾燥がひどいと痒くなり、足で体をかきむしることもあります。
また、肉球もかなり乾燥します。冬、愛犬がやたらと足裏を舐めていたら、肉球が乾燥しているかもしれません。
掻きむしりからさらに悪化すると化膿や皮膚炎などに繋がりますので、加湿器を併用して室内の乾燥を防ぎましょう。
部屋全体というより、愛犬が留守番するエリア周辺に専用のミニ乾燥機を使うのがおすすめ。
また、濡れたバスタオルをかける、洗面器に水をはっておくだけでも乾燥軽減に役立ちます。
保湿クリームやローションで潤いを補ってあげるのもいいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
冬の寒さや乾燥は、人も愛犬も同じ。人が快適だと思う方法で基本的に大丈夫ですが、愛犬には危ないもののあります。
留守番中と人がいる時で暖房器具を変えてみるなど、ちょっとした工夫をするだけで安心&快適な冬になりますので、改めて自宅の暖房方法を検討してみてくださいね。