犬アレルギーを発症!アレルギーの原因を知り、愛犬と一緒に暮らす3つの対策

私の家族は愛犬を迎えてからしばらくして、くしゃみや湿疹などがひどくなり病院へ行き検査をしました。
検査の結果、『犬アレルギー』があることがわかりました。
幸い、重い症状ではないので家でアレルギー対策をしながら愛犬と一緒に生活をしています。
症状がとても重い場合や、ひどくなってくる場合はお医者さんと相談が必要ですが、今回は、犬アレルギーを持つ飼い主さんへ、愛犬と一緒に生活していくコツをご紹介します。
犬アレルギーの原因「アレルゲン」について
犬が原因のアレルギーにもいろいろなタイプがあり、アレルギーの原因物質はアレルゲンと呼ばれ、現在7種類あると言われています。
Can f1(キャンエフワン)~Can f7(キャンエフセブン)に分類され、最も有名なのがCan f1です。
ワンちゃんのフケや皮脂、唾液に多く含まれるリポカリンという物質がアレルギーを引き起こします。
犬が毛をなめたり、体を掻いたりすることで拡散されます。
抜け毛だけが原因ではなく、様々な原因があることを知り、犬なら皆、アレルゲンを持っているということを知りました。
愛犬と一緒に暮らす3つの対策
アレルギーの原因を100%切り離すことはできません。
屋外で飼育する、飼育する部屋を分けるなどの対策もありますが、小型犬や長年一緒に暮らしてきた愛犬と別々に暮らすなど考えづらいものです。
アレルギー症状を完全に断つ方法ではありませんが、犬アレルギーを発症しても愛犬と一緒に暮らすためにできる対策を3つ、ご紹介します。
カーペットやシーツなどを見直す
ファブリック類は毛やフケが付きやすく、目に見えないアレルゲンでいっぱいになります。
ファーやベルベッドなどおしゃれな素材やデザインのものがたくさんありますが、アレルギーの対策には、掃除しやすく簡単に洗濯できるものに変えなければなりません。
素材を替えることができないソファーなどには、カバーを使用するとメンテナンスしやすくなります。
また、レザー素材も拭き掃除ができるためおススメです。
犬のシャンプーを見直す
女性はおなじみの方も多いですが、皮膚は皮膚の下の方で新しい角質が生まれ、古い角質は表面から剥がれ落ちます。
犬の角質のサイクルは3週間と言われています。角質の剥がれからくるフケは健康な犬でも起こります。
「うちの愛犬はいつもきれいにしているし、フケは見えないのに…」そう思われる飼い主さんも多いと思います。
自然と細菌によって分解されるので、健康な犬はフケがあることはあまり認識されていません。
しかし、本来は自然な量のフケを、飼い主さんが増やしてしまっているケースもあります。
シャンプー選びと、間違った洗い方によって皮膚のコンディションが悪くなることがあります。
香りがよくおしゃれなシャンプーがたくさんありますが、皮膚を刺激しない「低刺激タイプ」が安心です。
シャンプーには洗浄するための成分が入っているので、全く刺激がないものはありません。また、洗浄力が弱く感じるかもしれません。
我が家の愛犬は、短毛種ですがややべたつきが気になるので低刺激シャンプーで二度洗いをしています。
また、お風呂が嫌いなのでごしごしと素早く洗っていましたが、犬の皮膚は人間の皮膚より薄くデリケートなことを知り、今は優しく洗うことを心がけています。
十分に泡立ててからゆっくりと揉み込むように、マッサージするようにやさしく洗っています。
ごしごしと洗うことで皮膚を傷つけフケが多くなることもあるそうです。
もう一つの洗い方のポイントは流し方です。犬種によってシングルコートやダブルコート、短毛、長毛がありますが、毛の中までしっかりとお湯を含ませ流していくことです。
シャンプーが残ってしまうと皮膚炎の原因にもなるので、しっかりと洗い流します。
シャンプーをすることで、健康な肌を保つことがとても大切なポイントです。
多くのペットグッズのお店でシャンプー選びの相談にも乗ってくれるので、ぜひ聞いてみてくださいね。
家電の見直し、便利グッズに頼る!
正直にお話しすると、これが最も効果がありました。
我が家では、まず掃除機を買い換えました。アレルゲンとなる細かい物質を除去してくれる、布団の中のフケや汚れなども吸い取ってくれるなど、吸引力や排気量などをみながら選びました。
私たちは、共働き、掃除に時間がかけられないので、機能性から選び2つに絞り込みました。
・ダイソン Dyson Ball
・トルネオ(VC-SG900X/VC-SG700X/VC-S600X)
トルネオに関しては、多くのペットオーナーさんから高い評価を受けています。実際吸い込みもよくサイクロン式の中では軽量のシリーズが多く、取り扱いやすいと感じました。
電気量販店での価格の関係で、私たちはダイソンを選びました。様々な取り換えノズルが付属していて、細かい場所までしっかりと掃除できます。
ケージの隙間やベッドの下も楽に掃除ができ、ヘッドやボディも小回りが利くのでとても扱いやすいです。
また、日々のアレルギー対策としては、ペットショップに行くと便利グッズが多くあります。
私のおすすめは2つです。
・拭く使い捨てボディータオル「ジョイペット ボディータオル 徳用 ペット用 130枚入」
犬は頻繁にシャンプーすると皮膚を弱めることがあります。使い捨てのボディタオルなら、気づいたときに簡単に使用することができ、被毛の清潔を保つことができます。
・ルームウェア
ルームウェアはいつもではなく、毛の生え変わる季節の変わり目などに着せておきます。グルーミングしても抜け毛が気になるときは便利です。
ワンちゃんによっては嫌がることもあるので、もしお洋服が大丈夫であれば部屋着として、1着あると安心です。
まとめ
犬アレルギーが出たからといって愛犬を手放す、一緒に生活ができなくなるのはとても悲しいことです。
症状次第ですが、私たちが工夫することで安心して共生することも可能です。
我が家の実体験として、犬と部屋をクリーンに保つことが一番大切だと感じています。
ペットグッズのお店や獣医さんも相談に乗ってくれるので、ぜひポジティブにわんことの生活を楽しんでみてくださいね!