人間も使いたくなる?犬のベッドおすすめ5選

犬はオンとオフがはっきりした動物ですので、遊ぶときは思いっきり遊ぶ反面、飼い主の不在で暇な時などは、長時間ベッドから動かないこともありますよね。

我が家の先住犬であった雄のゴールデンレトリーバーは、12歳10ヶ月の春に突然後ろ脚が立たなくなり、それから一か月後に空へ旅立っていきました。

その際に後悔したのが、ベッドについてです。

もっと関節を労わるようなベッドを使っていれば、急に歩けなくなったりしなかったのではないか?
若い頃から体に負担を掛けない寝具を選んであげるべきだったのではないか?

現在の愛犬であるラブラドールレトリーバーを迎えた際も、先代と同じ大型犬であることから、股関節形成不全を警戒してベッド選びには神経を使いました。

今回は、そんな我が家で実際に購入した歴代ドッグベッドの中から、おすすめのものを紹介していきます。

サイズ展開も種類も豊富!L.L.Beanのドッグベッド


我が家にやって来たラブラドールは破壊癖と誤食が本当に酷い子犬だったので、ベッドを選ぶ際は強度も非常に重要なポイントでありました。

そして、低反発、噛んでも破れないカバー、掘っても傷がつかない本体、という3点を重視して選んだベッドが、アウトドアメーカーとしても有名なL.L.Beanのセラピューティック・ドッグ・ベッドです。

このベッドが家に届いた時、まず自ら横になってみたのですが、思わず「あ、これ欲しいわ。私が貰っちゃおうかな」と呟いてしまった程、素晴らしい寝心地に感動したのを覚えています。

3年後に買い替えたセラピューティック・ドッグ・カウチにおいては、愛犬の妹分である猫や、娘(人間)までがこのベッドの所有権を主張し始め、正式に犬の物になるまで半月近く奪い合いが続きました。

それもそのはず、良いお値段なんです……。我が家でも購入前には再三話し合いがされ、走れなくなる・歩けなくなるリスクを少しでも減らせるのであれば、ということで購入に至ったのですが、はっきり言って私たちが寝ているマットレスより高価です。

1代目のセラピューティック・ドッグ・ベッドは手入れを怠ったために買い替えることになりましたが、こまめにカバーを洗って本体を干すなどの手入れをすれば、恐らくもっともっと長い間使えたと思う程頑丈ですし、高価だけれど価格相応の価値があると思います。

我が家の犬は体重32kgでLサイズを利用していますが、余裕があって快適な様子です。Lサイズの推奨は32kgまでとなっていますが、36kg程度までのワンちゃんならゆったり眠れそうです。

推奨サイズだと場所を取る気がする、とお悩みの場合は、一つ下のサイズであっても体長や体重によっては問題なく使えるのではないかと思います。

また、カバーの布も固いので付着した抜け毛をコロコロで簡単に取ることができるのも、おすすめするポイントのひとつです。

L.L.Beanでは定期的に20%OFFのキャンペーンも行っているため、会員登録をしておいてセールが始まったら購入するのもおすすめですよ。以前はドッグベッドは割引対象外のことが多かったのですが、最近はカバーも含めてディスカウントされています。

大人気のボートバッグ同様にイニシャルの刺繍が頼めるのもお洒落ですよ。

いつも一緒にいるみたい?morry muttのベッド


現在一緒に暮らしている愛犬は、子犬の頃「分離不安なの?」と思わせるような行動が多く、留守番をさせるのが心配な時期がありました。

そんな時に役立ったのが、このmorry muttです。ベッドカバーと、ネットがセットになった商品なのですが、画期的なのがベッドの中綿として飼い主の古着やタオルが使えること!

ネットに自分で用意した物を詰め、カバーに入れてベッドが完成するという商品のため、いつでも飼い主と一緒にいるような安心感を愛犬に与えられるのです。

もちろん効果には個体差があると思いますが、我が家の犬は自分用のハウスであり、移動用のハードタイプのキャリーでもあるクレートの中に、古着を沢山詰めたmorry muttを入れておくと、移動中に出たがって暴れることがなくなりました。

中身がへたってきても取り換えることができるので、経済的なのも助かります。

我が家では、妹分の猫が家にやってきた生後10ヶ月あたりから、年長者としての自覚が産まれたのか飼い主に執着しなくなったことや、それを境に精神安定剤から、ただの壊せる物体に降格してしまったことが原因でmorry muttはお役御免となりましたが、繊細なワンちゃんにお悩みの飼い主さんにはお勧めしたいベッドですよ。

カバーのデザインが豊富で可愛いのもおすすめポイントですし、購入店舗によっては刺繍のカスタマイズもできます。(カリフォルニアの本社に個別依頼を出すので、完成まで2週間前後必要なようです。)

日本企画の使いやすさ!PEPPYのスマートスクエアベッド


動物病院にもカタログが置いてあることでお馴染みPEPPYの、オリジナル商品である、三辺が囲まれていて、寄りかかることができるカドル型のベッドもおすすめです。

こちらのベッド、先代の犬の体調に異変が出た時に慌てて購入をしたものの、到着を待たずに天国へ帰ってしまったために、我が家では使うことのできなかった商品です。

当時同じように高齢の愛犬を抱えていた親族に使ってもらうことにしたのですが、実際使っているところを見ると、あまり歩けなくなった子の伸びた爪でもひっかかりにくい生地でカバーが作られていたり、ベビー用の布団にも使われる固綿が使われているため低反発で足腰に負担が掛かりにくかったりと、シニア犬に配慮した商品だな、と感心させられました。

カドル型なので顎のせスタイルが落ち着くという子にも良いですし、マットレス部分とカドラー部分が取り外せて別々に洗えるというのは日本製品ならではの配慮ですよね。(ちなみにL.L.Beanのベッドは、カバーが固すぎてジッパーを閉める際に怪我をした、という口コミも公式サイトに寄せられています。丈夫さの弊害ですね。)

寝心地もとても良いのですが、注意書きにもあるように噛み癖・掘り癖のある子には向かない商品であるのも確かで、現在一緒に暮らす愛犬に使用できるかと言ったら、無理かな……というのが正直なところです。

しかし、PEPPYのベッドはL.L.Beanのものより軽く、ベッドの下の掃除をする際などは断然扱い易いので、愛犬の性格次第で、どちらのベッドの軍配が上がっても不思議ではない優秀な商品だと思います。

大型犬介護に絶対おすすめ!アイアンバロンのハニカムマット



4番目に紹介するのは、大型犬の介護用品を扱うアイアンバロンのオリジナル商品である介護用マットです。

先代の愛犬が後ろ脚をに異変が見られた時に最初に購入した介護グッズがこちらなのですが、本当に買ってよかった、お世話になったマットで、うちの子は一日の大半をこの上で過ごしていました。

こちらの商品を使えば女性である私一人で、27kgの大型犬を抱っこして移動ができたため、寝心地の良いマットとしてだけではなく様々な場面で役に立ってくれました。

コーギーやコッカーなどの中型のワンちゃんであっても、抱っこでの階段の昇り降りや、病院までの距離を歩いて往復したりといった作業は大変かと思います。

大型犬向けの商品として開発されたものですが、2/3に畳むことで中型犬にも使えることがメーカーからアナウンスされていますので、足腰の弱った中型ワンちゃんの移動手段に悩んでいる飼い主さんにもおすすめです。

また、我が家では残念ながらベッドの到着が間に合わなかったのですが、上に紹介したPEPPYのベッドのクッション部分にぴったり収まるサイズなので、2つを組み合わせることでシニア犬に配慮したスペシャルベッドを作ることができます。持ち手のついていない普通のハニカムマットもありますので、必要な機能のものを選んでくださいね。

トイレトレーニング中のパピーにも!アイアンバロンのラウンドベッド


最後に紹介するのは、同じくアイアンバロンにて扱いのある、丸洗いができるラウンドベッドです。

こちらの商品は先代の子が大のお気に入りで、元気な頃は他のものを買っても必ずクタクタになったこのベッドの上にいました。そのため、何枚も何枚の買い替えて使ったという思い出の詰まった品です。

大型犬の成犬にはやや窮屈(きゅうくつ)な大きさだったと思うのですが、丸まって寝ることが好きで、30kgを超えたことがない比較的小柄な体系であった先代犬には、安心できるベッドだったのだと思います。成犬が使うには薄くて頼りないのですけれどね。

現在一緒に暮らす愛犬も、生後2ヶ月で迎えた時にはベッドとしてこちらを使用していたのですが、縁の立ち上がり部分が低く素材が柔らかいため、子犬でも顎を乗せられるような作りになっていることに驚いたものです。

母犬や兄弟犬と離れてやってきた子犬にとって、顎を乗せたり、寄りかかれたりする箇所があるベッドというのは、不安な気持ちを癒してくれるものであったと思います。

丸洗いができるという点も、特に粗相が多い子犬には便利ですよね。

まとめ

機能を重視した物、お洒落な物、可愛いもの、様々なドッグベッドが売られているため、飼い主さんはどれを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。

使ってみないと気に入ってくれるか分からないうえ、大きさやメーカーによっては実物を見ずに注文しなければいけないことも多々あるので、人間以上に犬のベッド選びは難しいものだと思います。

今回紹介した物も、販売店舗が限られていて通販が主な入手手段になるため、購入には勇気がいるかも知れません。

しかし、実際に使用して愛犬たちの生活の質を大幅に向上させてくれたものばかりですので、ドッグベッド探しの参考にして頂けたら幸いです。

公開日:2018/8/22  最終更新日:2022/7/25