海の生き物と触れ合える!東京都内のおすすめ水族館2選
小動物や羊、アルパカなどと触れ合える動物園は東京近郊にも数多くありますが、海洋生物に触れ合える水族館は割と珍しいですよね。
今回は海洋生物を近くに感じられるイベントを行っている、都内のおすすめの水族館を2つご紹介します。
イルカ好きにおすすめ!マクセルアクアパーク品川
イルカやオキゴンドウといった海獣と触れ合いたい方におすすめなのが、JR品川駅の高輪口から徒歩2分、駅の真ん前という好立地にあるマクセルアクアパーク品川です。
こちらの水族館は品川プリンスホテルの中を通って向かうこともできるので、悪天候でも楽に訪れることができます。
イルカショーの開催回数が多い!
マクセルアクアパーク品川では毎日昼と夜にそれぞれ3~4回イルカショーを行っており、このショーが売りとなっています。
そしてショーが終わった後、昼の12時と15時の2回イルカにタッチできる有料プログラムが行われます。
参加費用は1人700円で小学生以下の子供は無料です(未就学児には保護者の付き添いが必須)。
イルカの水槽付近は水が掛かる恐れがあるためカメラは持ち込めないのですが、その代わりに水族館のスタッフさんが撮影した写真を後で購入することができます。こちらは1枚1,200円です。
イルカショーに出ているのは、カマイルカとバンドウイルカ、この2種類よりも体が大きくクジラに分類されるオキゴンドウの3種なのですが、タッチイベントに登場するのはバンドイルカが多いようです。
我が家は過去に5回このプログラムに参加したのですが、バンドウイルカ4回、オキゴンドウ1回と触れ合うことができました。
日によっては同じプールで遊んでいる他のイルカたちが近づいてきて手を振ってくれることもあり、何回参加しても楽しめますよ。
カピバラにおやつをあげるプログラムも!
海の生物ではないのですが、リクガメと一緒に飼育されているカピバラにおやつをあげることもできます。
こちらのプログラムは200円で参加可能と有料プログラムの中では最も安価なのですが、握手をしてくれたりお腹を見せてくれたりとサービス精神旺盛なイルカに比べ、カピバラは餌以外には全く興味を示してくれません。
そのため、特にお子さんと参加した場合などは盛り上がりにかける可能性もあります。
我が家の娘も過去に1度参加しただけで飽きてしまったようです…。
しかし、カピバラ自体はおっとりのっそりとした動きがとても可愛いですよ。
マンタに餌もあげられる!ワンダーチューブツアー
マクセルアクアパーク品川で行っている有料プログラムの中で私が1番好きなのが、飼育員さんのお仕事を説明してもらえるワンダーチューブツアーというものです。
このようなプログラムは小学生以上や10歳からといったように年齢制限があることが多いのですが、ワンダーチューブツアーは保護者が同伴すれば何歳でも参加可能で、我が家の4歳の娘も2回参加しました。参加費は500円、15時から実施しています。
このプログラムではマンタやエイが飼育されているチューブ型の水槽を上から見せてもらえて、さらにマンタに食事をあげることができます。
餌の下拵えをしている調理室や冷凍庫も紹介してもらえるので、飼育員さんてどんな仕事をしているの?と気になる方ならば楽しめること請け合いです。
もちろんチューブ水槽で飼育している魚の生態も説明してもらえますし、知りたいことがあれば質問もできます。
我が家が参加した時は2回とも、幅広い年齢の方が参加していました。
土日に確実にプログラムに参加するためには?
マクセルアクアパーク品川で行っているプログラムは、どれも平日であればお昼前に行っても参加人数に空きがあることが多いです。
しかし週末は開園と同時に水族館の2階、イルカプールの前にあるインフォメーションカウンターに希望者が押しかけて、あっという間に予約が埋まってしまいます。
そのため土日や祝日に訪れる場合は9時半~9時45分には到着するようにして、開園の10時まで入り口で待つのがおすすめです。
そして、チケットも予めローソンやセブンイレブンなどのコンビニで事前に購入しておきましょう。
開園後に券売機の前には長い列ができるため、例え早く来て並んでいても、チケットを購入している間に前売り券や年間パスポートを持っている人に抜かされてしまう可能性が高いです。
週末に有料プログラムに参加したい場合は、前売り券を忘れずに買っておいてくださいね。
マクセルアクアパーク品川の入場料金は大人が2,300円、小・中学生が1,200円、4歳以上が700円なのですが、年に2回以上行くという方は年間パスポートを作った方がお得です。
ちなみに2歳以下の乳幼児は、保護者が年間パスポートを作る際に抱っこをして一緒に写真を撮ってもらうことができます。
年間パスポートは期限が切れても返却の必要はないので、良い思い出にもなりますよ。
サメに触れるプログラムがある!葛西臨海水族園
ネコザメなどの珍しい海洋生物と触れ合えるプログラムがあるのが、JR京葉線の葛西臨海公園駅から徒歩5分の場所にある、葛西臨海水族園です。
葛西臨海水族園というと、2016年の夏に水族館のシンボルでもある巨大水槽内で飼育されていたマグロやカツオが大量死したというニュースが流れましたが、現在は大型水槽の展示も復旧しており、迫力のあるマグロの回遊が見られます。
ネコザメやエイに触れるプログラム「タッチン・フィーリン」
ネコザメやエイに触れるプログラム「タッチン・フィーリン」へ参加するには、1階屋外のペンギン飼育施設横にある受付で配布される、時間指定のチケットが必要です。
参加は無料で、平日は午前3回、午後8回の合計11回、土日祝日は午前4回、午後10回の合計14回開催され、それぞれ定員は30名です。
人気の高いプログラムですが、開催回数が多いうえに午前中のチケットは開園直後の9時半から、13時、14時の回のチケットは12時半から、それ以降は15時からチケットが配布されるため、土日であっても比較的楽に参加することが可能です。
しかし、ペンギンの生態解説などの他のプログラムと時間が被ってしまうこともあるので、気になる方はチケットを受け取る際に確認をしてくださいね。
我が家が参加した時に触れたのは、ネコザメ(写真の黒いサメ)、イヌザメ (写真の白っぽいサメ) 、エイの3種類で、ネコザメとイヌザメで全く感触が違うことや、飼育員さんのエイの毒の説明などが面白かったです。
解説時間も含めて15分程度の短いプログラムなのですが、内容が凝縮されているので満足できますよ。
生きているペンギンには触れないけれど、はく製に触れる!
葛西臨海水族園はペンギンのプールが非常に広々としており、飼育員さんが餌をあげるイベントも「フェアリーペンギンの雛はいつから泳げるの?」といった生態の説明を織り交ぜて行ってくれるため、とても見ごたえのあるものとなっています。
さらにペンギンのプールの前には、オウサマペンギンやフンボルトペンギンの卵を再現した石膏のボールや、フェアリーペンギンとオウサマペンギンのはく製に触ることができるスペースも設置されています。
このスペースには飼育員さんが常駐しているので、ペンギンについて知りたいことがあれば質問をすることもできます。
この他にも様々な水槽の前で魚の生態を解説するプログラムが行われており、4歳の娘も大満足の様子でした。
お子さんの水族館デビューにもおすすめ
葛西臨海水族園の園内のプログラムは全て入園料(65歳以上350円、一般700円、中学生250円、小学生以下無料)だけで楽しむことが可能です。
※入園料の詳細は公式サイトでご確認ください(https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/hours.html)
子供が楽しく学べるような工夫も随所にされているので、お子さんの水族館デビューにもおすすめですよ。
まとめ
葛西臨海水族園の裏手にある護岸周辺には蟹が生息しているという看板を見かけたため、水族園を出た後に向かってみたのですが、少しのぞき込んだだけでも岩陰に5cm程の大きさの蟹が数匹隠れているのが発見できました。
周辺の緑地では昆虫採集やバードウォッチングもできるそうなので、今度は蟹釣りや野鳥観察にも挑戦したいと考えています。
自然豊かな葛西臨海水族園と、都会の中心で思い立った時にイルカショーが見られるマクセルアクアパーク品川。
どちらも年代、性別を問わずに楽しめる異なる魅力のある水族館で、触れ合える生物も独特です。
お休みの日に足を運んでみてはいかがでしょうか。