お留守番が苦手な愛犬が、お留守番できるようになるまで!

愛犬は大切な家族の一員ですよね。できることなら24時間365日、ずっと一緒にいたいです。

ですが、生活していく上で、どうしても愛犬に「お留守番」をしてもらわなければなりません。

私はマルチーズの愛犬と暮らしていますが、愛犬は本当にお留守番が苦手な子でした。

今では上手にお留守番をしてくれますが、最初は本当に大変でした。

飼い主も愛犬も辛く、涙涙の日々でした。

今回は、お留守番が苦手な愛犬がお留守番できるようになるまでの、飼い主と愛犬の奮闘記をご紹介したいと思います。

ワンコと暮らす覚悟と準備

私はワンコと暮らしたいと思ってから、愛犬をお迎えするまでに、約1年かかりました。

ワンコとはどういうペットなのか、しつけはどうするのか、本やインターネットで勉強し、実際にペットショップでたくさんのワンコに会ってきました。

お迎えしたい犬種を3種に絞り、最終的にマルチーズに絞り、女の子を迎えたいと決めました。

その後は、マルチーズの女の子で、家から迎えに行ける範囲で探していました。

ケージやトイレを購入し、いつ運命の子に会っても迎えられるように、物品を準備して、仕事も退職しました。

ペット可の物件にも引っ越しをしました。

それでも、なかなか覚悟が決められず、「今ならまだ引き返せる。」と、空のケージと暮らすこと約2か月。

そこでようやく愛犬と出会うことができました。

運命の子、愛犬との出会い

マルチーズの女の子とは何匹か会いましたが、触れると「あなた誰ですか?」と言わんばかりに固まってしまう子が多かったのを覚えています。

ですが愛犬は、私が触れようとすると大喜びをしてくれた唯一のワンコでした。

私はすぐに愛犬をお迎えすることを決めました!

やんちゃなわがままワンコとの暮らし

愛犬との暮らしは思った以上に大変でした。

基本的なしつけ、「トイレ」や「まて」「おすわり」「ハウス」などはすぐに覚えてくれましたが、日々の生活は、本やインターネットのようにはうまくいきませんでした。

首輪をすれば首についたまま噛みついて外れなくなったり、散歩をすれば掃除機のように砂や細かい石を食べて口の中が砂だらけになったり。

しつけ教室などにも通いましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。

それでも、ドッグキャンパスという一時預かりの施設に預け、ドッグアドバイザーさんのアドバイスを頼りに試行錯誤しながらの日々を送っていました。

飼い主の仕事復帰!お留守番開始!

愛犬を迎えてから私の生活は一変し、夜の外出は全くしなくなり、昼間の外出は早くても朝の9時過ぎ。

外出するときは、ドッグキャンパスという一時預かりの施設に愛犬を預け、ドッグキャンパスが閉店するまでには愛犬をお迎えに行くという日々を送っていました。

こうして愛犬がもうすぐ1歳という頃に、仕事に復帰することになりました。

お留守番1日目

私は仕事の初日、愛犬はお留守番の初日です。

いつも室内でフリーにしていたので、愛犬を室内フリーにして家を出ました。

しつけ本などには、お留守番の時には

・「行ってくるね」などの声はかけず、おもちゃやおやつを与え、そっと家を出る。
・帰宅した時は、構いすぎず、そっとしておく。

そんなことが書かれているものが多いと思います。

私もその通り、そっと家を出ました。

そして、仕事が終わり帰宅すると、家の中がめちゃくちゃになっていました。

柱や壁紙がかじられて、ガビガビに・・・。

床はオシッコだらけになっていました。

いつもは部屋にいても、トイレまで行ってきちんと排泄できていたのに・・・。

あまりの光景に言葉がありませんでした。

お留守番2日目

後ろ髪を引かれる思いで、2日目も仕事へ行きました。

仕事中も愛犬のことが気になって仕方なく、仕事が終わり、急いで帰宅しました。

はり大荒れでした。

空気清浄機が倒され、棚に収納してある箱も落とされ、この他にもいろいろなものが散乱していました。

床は同じようにオシッコだらけになっていました。

お留守番3日目

そろそろ慣れてくれるかな?

そんな淡い期待を抱きながら、仕事へ行きました。

仕事が終わって急いで帰宅しましたが、やはり大荒れでした。

箱は棚から落とされ、床に物が散乱

柱や扉がかじられ、床は木くずだらけ

言葉がありませんでした・・・。

お留守番4日目

同じように仕事へ出かけ、急いで帰宅。

心が痛く、本当に辛かったです。

このままでは扉がなくなってしまう。

そんな勢いで、日々扉の木がかじられていきました。

お留守番の間はずっと吠えているようで、「わんわん」の声も、かすれたハスキーボイスになっていました。

帰宅したらあまり構わずそっとしておく。と、しつけ本にはよく書いてありましたが、帰宅すると愛犬はいつもぐったりでした。

お留守番の間中、ずっと吠えて、ずっと暴れて、ずっとかじって。

私が帰宅すると、すぐに眠ってしまい、そのまま朝まで寝ているような状態でした。

私も新しい仕事で辛く、愛犬もこんなに辛いなら、いっそのこと、仕事を辞めてしまおうか・・・とも考えていました。

この時は私も愛犬も一番辛かった時期だと思います。

お留守番の仕方を変更!ようやく光が見えてきた!

心も家もボロボロになり、ドッグキャンパスでお留守番について相談しました。

「ワンコは今いる場所を守ろうとする。守ろうとする場所が広いと不安になる。ケージでお留守番にしてみては?」

とのアドバイスをいただきました。

狭いケージに閉じ込めるのはかわいそう。と思っていましたが、試しに「ケージでお留守番」を試してみることにしました。

愛犬をケージに入れ、いつものように仕事へ出かけました。

帰宅して、びっくりしました。

ケージの中は何一つ荒れることはなく、トイレできちんと排泄も出来ていました。

愛犬に向いていたお留守番の方法

その後は、ケージ内が荒れることもなく、声がかれることもなく、良い子にお留守番ができるようになりました。

良かれと思っていた「室内フリーでのお留守番」が愛犬には合わなかったのです。

「声をかけずにそっと家を出る」ということも愛犬には合わず、急にいなくなるとパニックになってしまうようでした。

現在でも行っている愛犬のお留守番の方法は

(1) 「行ってくるね。」と声をかける。
愛犬にとっては、どうすればよいのか、どうなるのかが、わかった方が落ち着くようでした。
その声掛けをすると、自分からケージに入っていくようになりました。
(2) ガムを与える。
ガムをもらうと出かけていく。という認識ができたようで落ち着いています。
(3) 小さな電球だけ点けて出かける。
明るすぎると眠れず、暗すぎると不安になるようでした。

この方法で、今は吠えることはなく、お留守番の時間のほとんどをお昼寝して過ごしています。

まとめ

今回は、お留守番が苦手な愛犬がお留守番できるようになるまでをご紹介しましたがいかがでしたか?

しつけの方法は1つではなく、一般的な方法が合うとも限りません。

数ある方法の中から愛犬にとって、一番負担が少ない方法でお留守番してもらいたいですよね。

愛犬のお留守番に悩む飼い主さん、是非参考にしてくださいね!